「業界初」対戦シューティングゲーム。
…と名乗っているが、古くは約20年前にレジャック(コナミ)の『スペースウォー』(カメレオンアーミー)があり、他にも東映動画の『ファイナルリバース』等の方が早かったりもする。
しかしそれまでの対戦シューティングが「正面切って打ち合っていた」のに対し本作は『ぷよぷよ』(対戦型落ち物パズル)ブームの影響を受けた
・お互いは直接戦わずに、それぞれ独立したフィールドで敵を倒すことにより相手フィールドに追加の敵キャラを送りこむ
・連爆(敵撃墜の爆風で他の敵を誘爆させる。誘爆の誘爆もある)するほど追加の敵キャラを送り込める
・送り込まれた敵キャラ(キャラ専用攻撃は除く)も連爆に巻き込める事による、ハイリスクハイリターンな攻防
などの独創的なシステムや
可愛いキャラクターデザインから高い人気を得て、対戦STGの代名詞的存在となった。
NEOGEO版とPS2版
前述のように人気の出る要素はあったのだが、直後にADKは色々あってアーケード事業から撤退した事もあり、そのまま格闘ゲームの波に飲まれてしまった。
そして9年の空白を経てようやくSNKプレイモアから続編にあたる『ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-』がPS2で発表された。
ここで主人公はもとよりキャラクターグラフィックのタッチもがらっと変わってしまった。
ぷよぷよとぷよぷよフィーバーくらい――とまでは行かないが結構違う。
しかしキャラクターデザインは実は同じ人である。
左:NEOGEO版主人公 ロードラン
中:PS2版主人公 タイム・バターミット
右:PS2版 ロードラン
PS2版にもロードランはデザイン違いで登場する。
また、NEOGEO版スプライツも隠しモードとして収録されている。
余談
東方夢時空、東方花映塚はこのゲームのシステムを流用している。
ただし似ているようで結構違うので注意や慣れは必要。