解説
市民が自らの価値観・信念・関心に基づき、自分たちの生活の向上やコミュニティへの貢献、環境の保全、思想的営為の達成などを目標として自発的に団結し、社会の上層部などに訴えかける事により社会を動かす、すなわち社会運動を目的とした団体。
ここで言う『市民』とは「ある特定の市(自治体)に属する人々」という意味の他にも、「ある特定の考えを持っている民間の人々」という意味合いも含んでいる。特に昨今では後者の意味合いのほうが大きく、前者を指す場合は『住民団体』と呼ぶこともある。
その活動内容や組織形態から非政府組織、非営利団体とも重なる点が大きく、NPOやNGOとして法人化に発展する所、政治団体に発展する所もある。
特に声の大きい団体(特に政治関係)の悪目立ちぶりから「何かと政治的圧力や横槍を入れたり、利害の衝突する団体同士で罵り合ったり殴り合ったりしてる胡散臭い連中」とイメージされがちだが、飽くまでもそういう団体は氷山の一角に過ぎない。認知度の低い特定の病気の患者の団体、自治体の改善を求める団体も多く、広義的にはいわゆる町内のボランティア集団や趣味のサークルなども含まれ、中にはゆるキャラやB級グルメによる地方活性化を巡っての知名度の奪い合いを、あえて積極的にお祭りとして行う事でWINーWINの関係を築くという、良い意味での衝突も存在する。
興味があるならば、試しに自分の住んでる自治体のホームページなどで調べてみよう。