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全身タイツの編集履歴

2009-11-23 20:20:14 バージョン

全身タイツ

全身(少なくとも胸から下肢まで)を蔽うコスチュームのうち、比較的薄い生地で縫製されたものにつけられる。

 日本人の大多数にとっては、顔以外の全身を蔽うお笑いコスチュームのことであるが、体のラインが明確に出ることからフェティシズムの対象となる場合もあり、喚起されるイメージは多様である。

概要

「全身タイツ」の指す範囲

 全身(少なくとも胸から足首まで)を蔽うコスチュームであるが、類似のタグと比べ、曖昧な概念で、対象となる範囲も広い。

他の類似タグとの差異は以下のとおり

  • 生地は、伸縮性が高く、かつ薄いものである(ライダースーツのようなレザー生地のものにはつけられない)
  • 付加物(メカや装飾品など)がほとんどない(このため、パイロットスーツとは区別される場合が多い)
  • そのコスチュームに具体的な名称がない(あれば、そちらがつけられる場合が多い《例:「ゼロスーツサムス」など》)

実在する「全身タイツ」について

「モジモジ君」タイプ

 (『「モジモジ君」タイプ』とは、一般的な用語ではないが、本稿では便宜上そう呼ぶ。)上記のとおり、日本人の大多数にとっては、顔以外の全身を蔽うお笑いコスチュームのことであり、パーティーグッズや宴会芸用のコスプレ用品売場で販売されている程、広く認知されている。これは、TV番組『とんねるずのみなさんのおかげです』(1989~1997年フジテレビ系で放映)の「モジモジ君」コーナーの影響が大きいと思われる。類似のものにTV番組『ストレッチマン』(1994年~NHK教育で放映)がある。


バレエ・新体操などの衣装

 バレエにおいて、モーリス・ベジャールに代表されるモダンバレエの衣装として、また練習着(トレーニングウェア)として着用される。また、以前は新体操の競技服としての着用もあった。これらの服は「オール・タイツ」と呼ばれる(ただし、バレエの練習着の「オール・タイツ」は必ずしも身体に密着するものだけではない)

 多くの場合、上肢は袖なし、下肢は足先とかかとが露出したもの(トレンカ)であるが、ベジャールの「ルナ」など袖ありの衣装も稀にある。


コントーションやアクロバットなどのサーカス芸(曲芸)の衣装

 シルク・ド・ソレイユなどのサーカスなどで、モジモジ君タイプや頭部全体を露出したものが用いられる場合がある。


セクシーランジェリー(全身ストッキング)

 ストッキングなどに用いられる、透過性の高い素材で縫製されたもので、主に18禁の世界で用いられる。


「ゼンタイ」

 頭部全体も含め全身隅々まで覆ってしまう衣服のこと。独特な着用感があると言われ、フェティシズムのカテゴリーとして認知されている(外国でも「ZENTAI」と呼ばれる)。しかし顔が見えないことから、イラストにするのはかなりの困難が伴う。


「タイツ」との関係

 全身「タイツ」という名称ではあるが、そもそも「タイツ」は歴史的経緯(ズボンの変形)から脚に着用されることが定義に含まれており、矛盾した用語と言えないことはない。素材も全身ストッキング以外は、レオタードに用いられる物(繊維はライクラ・スパンデックスなど、生地はオペコットなど)で、タイツにはあまり用いられない物が多い。このように、素材や歴史的経緯からいえば、「全身レオタード」というべきであるが、レオタードを着用することのあるバレエの世界でも「オール・タイツ」という用語が用いられるほど普及している。おそらく、体にぴったりしている衣服として、より「タイツ」のほうが一般的であったため、用いられたものと考えられる。


キャラクターコスチュームとしての「全身タイツ」

アメリカンコミック(アメコミ)など

 『キャプテン・アメリカ』、『ファンタスティック・フォー』『Ⅹメン』シリーズなど、アメコミのスーパーヒーロー(ヒロイン)は全身タイツをコスチュームにするものが多い。しかし最近ではアメリカでも「ダサい」と思われているようで、新作では減少しており、作中で自虐的に語られることすらある。


泥棒・スパイの衣装

 アニメ『ルパン3世』(原作・モンキーパンチ)では、ルパンが黒い全身タイツ状の服を着用しているシーンが見られる。またマンガ『キャッツ・アイ』(作・北条 司)の衣装は、ひつとの典型として今でもパロディなどで引用されることが多い。


クノイチ(くのいち)などの衣装

 おもにTVゲームの世界で、クノイチが全身タイツを着ている場合がある(『ソウル・キャリバー』シリーズのタキ、『戦国BASARA』シリーズのカスガなど)。最近ではなぜか女の子サムライまで着用するようになっている(『セブンスドラゴン』のサムライ)。


TVゲーム全般の女性キャラクターの衣装

 上記クノイチも含めて、TVゲームのキャラクターには全身タイツのものが比較的多い(『ストリートファイターZERO』の春麗、『メトロイド』のサムス、その他)。これは諸般の事情があり、例えば、かつての3Dのゲームの場合、ポリゴンが作成し易いという事情があった。最近のゲームではテクスチャーにより装飾品がふんだんに張り付けられるため、全身タイツよりは「ボディースーツ」タグがふさわしいキャラが増加している。


特撮ヒーロー番組の敵役戦闘員の衣装

 初期の仮面ライダーの敵組織(ショッカー)などの戦闘員も全身タイツ状の衣装だった。こうした戦闘員についても独特なフェティシズムが存在しており、特に女性戦闘員については「リョナ」「逆リョナ」との関係性が深い場合が多い。


関連イラスト

センシティブな作品ランカさん…いやもう…がんばれっ!


関連タグ

ボディスーツ ライダースーツ パイロットスーツ プラグスーツ ゼロスーツ サムス 女僧侶 ソウルキャリバー かすが セブンスドラゴン アメコミ 戦闘員 キャッツアイ キャッツ・アイ

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