スワローズの秘密
かつて国鉄総裁を務めた者が野球好きだったため、1950年に国鉄職員を集めて、国鉄球団が創設された。当時の国鉄のルールにより、国鉄の子会社にすることができなかった。国鉄グループの会社が親会社となったため、国鉄の孫会社となってしまった。創設当時は強かったらしいが、思ったより弱くて負けが多く、順位が低いことが多かった。
1965年には成績不振のため、フジサンケイグループの産経新聞に売却しちゃう。そしてサンケイスワーロズ、翌年にはサンケイアトムズと名称が変わる。その後1970年、ヤクルトに売却されてからは、3年を経てスワローズに戻る。
国鉄野球の歴史
日本において最初の本格的な日本人の野球チームは「新橋アスレチック倶楽部」である。このチームはカーブを投げた初の日本人平岡ひろしが国鉄新橋駅の職員を集めて1878年に結成した。しかし、1888年に平岡が国鉄を辞めて以降組織は衰退し自然消滅した。
スワローズの由来
都市伝説に「当初『コンドルズ』というチーム名案があったが、国鉄が“混んどる”のでは語呂が良くないため、“座ろう”ズというチーム名になった」というものがあった。どうやらこの都市伝説は、漫才のジョークだったらしい。この都市伝説はのちにテレビ番組『トリビアの泉』が調査した結果、全くのガセだった事が判明した。スワローズの由来は、当時の国鉄特急つばめ号(現在の九州新幹線の名称)の英訳『Swallow』だよ。
恐らく元ネタは南海ホークスの名称案の一つとして実際に同様の趣旨で「コンドルス」が有力視された事実からだと思われる。
ちなみに国鉄チームの有力な名称案としては当時の国鉄の紋章から「キリバース」という案があったらしい。
関連項目
ジェフユナイテッド千葉 - 後継会社の一つであるJR東日本が持つプロスポーツチーム