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ガンダムアスタロトの編集履歴

2016-07-27 20:04:06 バージョン

ガンダムアスタロト

がんだむあすたろと

ガンダム・アスタロトとは、「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ 月鋼」に登場するモビルスーツである。

概要

厄祭戦末期に建造されたガンダム・フレーム採用型モビルスーツの一機。

終戦後、ギャラルホルンに名を連ねるウォーレン家により行われた月面調査の最中、巨大クレーターの底部から発見され、以後三百年近く同家の手により管理・保管されてきた。

しかし、ウォーレン家は地球経済圏との癒着が発覚した事で取り潰しの憂き目に合い、アスタロトもまたアングラな市場を彷徨う事になった。


紆余曲折を経て、アスタロトは月のアバランチコロニーに拠点を置くマフィア「タントテンポ」の管理下に置かれるが、その間に装備や装甲は分解・売却されており、タントテンポの手に渡った時点でほぼフレームのみの状態となっていた。

その後、家の象徴であったアスタロトを復元する為にタントテンポに身を寄せたウォーレン家の跡取ヴォルコ・ウォーレンの手によって他のモビルスーツのパーツやタントテンポの工業部門が生産した部品を利用して修復され、オリジナルに似せた不完全な形ではあるがガンダム・フレーム機としての姿を取り戻すに至る。

しかし、機体を改修したヴォルコは脳に記憶チップを埋め込む手術を受けた結果、空間認識能力が著しく低下しており、機体はタントテンポの頭目であるテッド・モルガトンの専用機として組織の預かりとなった(この際、義手を持つテッドに合わせて義手を介した神経接続システムも組み込まれている)。

その後、テッド暗殺の為に送り込まれた傭兵アルジ・ミラージが、同じくテッド暗殺の為に送り込まれた同業者を退けるべく、重傷を負ったテッドに代わりこれに搭乗。テッド亡き後はアルジをパイロットとしてアスタロト本来のパーツを奪還する為の、そしてアルジの復讐の為の戦いに投じられる。


アスタロトはガンダム・フレームにスピナ・ロディ百錬などの装甲を装着した結果、左右非対称なシルエットを持ち、左腕部に至っては入手が容易であったスピナ・ロディの腕部装甲がそのまま転用されている。また、脚部などはタントテンポがヴォルコの記憶チップに残された整備データを元に再現したもので、微かにオリジナルの面影を残している。

複数の機体の装甲をパッチワークしている性質上機体の重心バランスは劣悪であり、腰部に装備された推進装置「ブーストアーマー」によるアシストを得て姿勢制御が行われている。


フレームの基礎設計は他のガンダム・フレームと同様だが、右腕に特殊なエネルギー伝達機構が組み込まれていた。しかし、闇市場へ流出した際にそれら専用武装が失われた為、レストア後は使用されていない。


機体データ

型式番号ASW-G-29
全高18.2m
本体重量30.6t
動力源エイハブ・リアクター×2
武装
  • ライフル
  • ナイフ
  • デモリッションナイフ
  • サブナックル
  • 210mm対物ライフル
  • パンツァーファウスト
  • 専用ソード(オリジン)
  • スレッジハンマー(オリジン)
  • ショットガン(オリジン)
  • 可変型ブレードシールド(オリジン)
パイロットテッド・モルガトン→アルジ・ミラージ

ガンダム・アスタロトオリジン

無名

厄祭戦闘時建造・運用されたガンダム・アスタロトの本来の姿。カラーリングは白ではなく赤系で纏められており、レストア後のアスタロトとは大きく印象が異なる。

両肩の可変型ブレードシールドや左腰にマウントされた武装群など複数の専用装備を有しており、右腕には武装を稼働させる為のエネルギー伝達機構を持つ。

また、バックパックには大型のフライトユニットが装備されており、これと可変型ブレードシールドを展開する事で安定した飛行が可能となっている。


武装

アスタロト

ライフル

ヴォーレン家が管理していた時代からアスタロト専用に整備されていた射撃兵装。

オーソドックスな仕様のマシンガン。


ナイフ

標準的なモビルスーツ用格闘兵装としては小振りなナイフ。

破壊力ではデモリッションナイフに及ばないが、そのサイズもあって取り回しに優れ、関節部の破壊などで威力を発揮する。

非使用時にはブーストアーマーに格納される。


デモリッションナイフ

モビルスーツの全長を超える程の規格外のサイズを誇る折りたたみ式ナイフ。

そのサイズを取り回す為にサブグリップが備えられており、非使用時はマウントアームを介してバックパックにマウントされる。

刃を折りたたんだ状態ではその剣幅を利用して防御に用いる事も可能。また、その状態で剣を振るい、インパクトの瞬間に刀身を展開する事で相手の意表を突く事が出来る等、応用の幅は広い。


サブナックル

左腕に外装される大型マニピュレータ。

百錬の腰部装甲を転用したガントレットにセットされ、デモリッションナイフを振るう際の補助などに使用される。

百錬の装甲はテイワズの重工業部門が輸出した正規品をタントテンポが購入した物。


210mm対物ライフル

モビルスーツの全長にも匹敵する長砲身を持つ対物ライフル。

運用するには腰部ハードポイントと接続する必要があり、ブーストアーマーとの選択式装備となる。

銃身にはバイポッドが配されており、これを利用し安定した射撃が可能。


パンツァーファウスト

使い捨てのロケット弾。

マウントアームを介してバックパックに二基携行可能。


アスタロトオリジン

専用ソード

アスタロト本来の武装の一つであり、ショットガン等と共に左腰にマウントされる武装。

柄頭の部分に右腕から伸びるフレームを接続して使用される。


スレッジハンマー

専用ソードの鞘を兼ねる質量打撃兵装。

使用しない際は専用のラックを介して左腰へマウントされる。


ショットガン

スレッジハンマー、専用ソードとセットで運用される射撃兵装。

グリップ部分に可動ギミックを持ち、弾切れの際には銃身を打撃武器として使用する事が出来る。


可動型ブレードシールド

両肩に装備されていた可変型シールド。厄祭戦当時の技術で製造されている為、戦後の技術力では再現は難しい。

バックパックのフライトユニットを使用する際には機体を安定させる為の主翼としても機能する。

闇市場に流出した装備はタントテンポの幹部であるジャンマルコ・サレアノの手に渡り、彼の配下の運用するカッリストに装備されるが、アバランチ・アンダー3でアスタロトと交戦した際に奪還される。


関連機体

カッリスト

アスタロトの可動型ブレードシールドを搭載していたMS。詳細は百里を参照。


正体不明のガンダム・フレーム

アスタロトの外装を搭載した漆黒の機体。主な武装はグレイブと210mm対物ライフル。


関連項目

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

ガンダム・フレーム


ガンダムアシュタロン

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