日本テレネットとは、かつて存在したゲーム会社。
パソコン用ゲームソフトの開発を主要事業として1983年に設立された会社であり、後にウルフチームとして独立する開発チームが手がけた代表作「夢幻戦士ヴァリス」シリーズの大ヒット以降、ゲーム内にビジュアルシーンを取り入れたビジュアル重視の作風をお家芸として確立。その後も数々の作品を世に送り出す。
しかしビジュアルシーンの出来栄えは優れている反面、ゲーム性はいまいちというありがちな難点を抱え、次第に売り上げが低迷。
2003年にはウルフチームがバンダイナムコゲームスの出資の元、同社の看板RPGシリーズ「テイルズオブシリーズ」を専門に手がける「ナムコテイルスタジオ」を設立。スタッフの大半がそちらへ異動したことにより、ウルフチームは事実上の解散。
2007年。業績悪化の挽回と経営再建の一環として、看板作品の多くを次々とアダルトゲーム化するが、ファンや開発元スタッフの反対意見を振り切って犯した愚行が受け入れられるはずも無く、作品に関わった全ての人々に大きな心の傷を与えたまま、経営再建の失敗によりあえなく倒産した。
現在、テレネットの作品の版権（およそ100以上）はサンソフトが所有している。
