カーネルとは・・・
- OSの基本機能を実装した核となるソフトウェア。kernel。
- 米国陸軍における「大佐」。Colonel。海軍ではキャプテンが大佐に相当する。
- ケンタッキーフライドチキンの創業者、カーネル・サンダースの略称。ここでの「カーネル」は軍とは直接関係のない名誉称号としての「大佐」。
- デモナータの登場人物。本名はコーネリアス・フレック。
- ロックマンシリーズの登場人物。本稿にて記述。
- 北斗の拳の登場人物。→カーネル(北斗の拳)
カーネル(ロックマンシリーズ)
カーネル(Colonel)は、カプコンから発売されているゲーム・ロックマンX4及びロックマンエグゼシリーズに登場する、レプリロイド及びネットナビである。担当声優は山野井仁(X4)と安元洋貴(エグゼ)。
X4
人物像
レプリフォース陸軍士官。
数々の武勲を立てた軍人であり、仲間への思いやりも強いが、レプリフォースの軍人としてのプライドが高過ぎる為に、融通の利かない一面も併せ持つ。ゼロと同じく、主にセイバーを扱い戦う。しかしカーネルの扱うセイバーはゼロの物とは違い、真っ直ぐな棒状の刃である。
アイリスの兄でもある。これは単純な設定なだけではなく、元々相反する二つの感情を備えた1体のレプリロイドとして開発されたのを、感情毎にCPUを分割させて別々のレプリロイドとした、正真正銘の兄妹である。
軍の誇りとイレギュラー認定
スカイラグーン落下事件の際は、イレギュラー=イレギオンによって拉致された妹アイリスの救出も兼ね遅れて駆けつけたが、イレギオンや暴れていたイレギュラー達が、全てレプリフォースで使用されているタイプであり、更にはカーネル達の到着が遅すぎた事から、イレギュラーとしての疑惑を掛けられてしまう事になった。
その後、鉢合わせしたエックス、ゼロのハンター司令部への出頭を要請される事になり、多くの部下達の立場が掛かっている以上、本来ならば素直に要請を受けるべきであったのだが、軍人としての誇りを優先したカーネルはこれを拒否してしまい、イレギュラー化の疑いを強めてしまう。
このカーネルの行いは、上官であるジェネラルに決断を促さざるを得なくなり、結果的に後に「レプリフォース大戦」と呼ばれる、Xシリーズでも最大規模の戦争の導火線に火を着けてしまうことなる。
カーネルの最期
開戦後は宇宙港の守備任務に就いて最後まで地球に残り、仲間を宇宙に上げるための時間稼ぎを行っていた。
エックスルートでは2度戦うが、自らを遥かに凌駕するエックスの潜在能力を見抜けずに、双方の戦いにおいて敗北。最後までレプリフォースの栄光を唱えながら戦死した。
ゼロルートでは、ある程度ゲームを進めると途中で呼び出され、ゼロとカーネルの戦闘ムービーが流される。その後、アイリスによる平和的解決の願いに悩んでこそいたものの、最後まで自分の信念を押し通し戦う道を選ぶ。戦えば無傷では済まないと分かりつつも、覚悟の上で旧友ゼロと激突し敗北。妹アイリスへの託を頼み戦死した。
ボスとしては
瞬間移動で動き回りながらセイバーでの斬撃や衝撃波を飛ばして攻撃してくる。8大ボス撃破後の戦いでは、エネルギーの電撃やエネルギーの塊で攻撃してくることもある。
ゼロ2
本人は直接登場しないが、ボスキャラクターの一人であるフェニック・マグマニオンが使用する回避不能の掴み技が発動した際、ゼロを攻撃する幻影の一体として再登場している。
エグゼ
人物像
「チーム オブ カーネル」のリーダーナビを担当する。ブルースに匹敵する剣の腕を誇り、大口径のキャノン砲や伏兵攻撃を行う。
アメロッパ軍所属・バレルのネットナビで、X4でのカーネル同様、剣を扱った戦いを得意としている。なお、剣以外にも大砲等を用いる。
アニメ版のカーネル(エグゼ)
アメロッパ軍によって極秘開発された軍事ナビで、時空間を移動できる特殊な剣でパストトンネルを行き来しながらロックマンを助ける。20年前に作られたナビながら、その戦闘力はロックマンやブルースをはるかに上回る。
またアニメ版はバレルを『バレル大佐』と呼び、敬語で話しているのに対し、ゲーム版ではバレル大佐を呼び捨てにし、砕けた口調で話す。もしかしたらアニメ版ではバレルを上官、ゲーム版では戦友と見ているからなのかもしれない。
関連イラスト
▼左:ロックマンX4 右:ロックマンエグゼシリーズ