概要
P.A.WORKSが『花咲くいろは』『SHIROBAKO』に続く「お仕事シリーズ第3弾」として製作する、2017年4月放送のオリジナルテレビアニメ。TOKYOMX、AT-XおよびBS11他にて放送される。
監督は増井壮一、シリーズ構成を横谷昌宏、キャラクター原案はBUNBUN、キャラクターデザインは関口可奈味が担当。また、芳文社の漫画雑誌「まんがタイムきららフォワード」でコミカライズの掲載が内定した。
物語
主人公の木春由乃は東京で就活中だが、30社面接を受けても内定できず、貯金も底を尽き困窮していた。
そんな時、派遣会社から「地域町おこしの一環で国王をやってほしい」という依頼が来る。よくわからないまま軽い気持ちで依頼を引き受けて、とある地方都市・間野山市に向かうが、そこではかつてバブル期に全国でブームとなっていくつも起こるも、バブル崩壊でほとんどが廃れた「ミニ独立国」を未だに続けていた。由乃はそのミニ独立国「チュパカブラ王国」の国王(観光大使)を1年やる羽目になる。
混乱する由乃だったが、さらに仲間となった女の子たちとともに、観光協会での1年の奮闘の物語が始まる。
登場人物
間野山観光協会
就活に失敗し手違いで間野山観光協会により国王(観光大使)を引き受けてしまった。
協会職員女性、生まれついての間野山市民。織部凜々子とは幼馴染。一応の国王代理。
ガテン大臣。女優を志していたが挫折し、故郷に出戻り。実家の家族とは別居中。
UMA大臣。口下手な不思議ちゃん。オカルトに詳しい。
IT大臣。東京から移住してきた女性。前職はIT関連業だった。間野山観光宣伝を担う。
観光協会会長、元国王。ミニ王国に便乗してあれやこれやを導入させた張本人。故郷への思い入れは熱いが、宣伝のためには手段を選ばないところがある。
観光協会職員、門田の行動には手を焼いている。事務所に必ず一人いるメガネ青年。
同じく職員。茶髪が特徴的。門田の行動に振り回されている一方、時々ツッコミを入れてくる。
間野山商店会
凜々子の祖母、間野山饅頭を売る老舗菓子店の店主。伝統を重んじる気質のため、町興しのためにはなりふり構わない門田丑松とは犬猿の仲。
喫茶店の“美人”がつくママ。料理は絶品、占い師ゆえ時々木春たちに占いをしてくれる。
アンジェリカの娘。接客で店を時々手伝っている。故郷が嫌い。
フランスでシェフの修行をした後に、地元・間野山でレストランを開業した。さゆりの高校の同級生。
その他
バスの運転手さん。かつてチュパカブラ王国の王子役をやったことがあり、幼い頃の木春とは一応面識がある。やや退廃的。
間野山市に出現する、変な外国人。正体はその界隈では有名なマルチアーティスト。次回予告のナレーターも担当。
自称発明家の中年男性。パワード絵スーツや変形する自動販売機など、発明技術自体はなかなかのもの。
真希の弟。性格は温厚で、新国王の町おこしに期待をしている。
しおりの姉。隣町の総合病院で看護師として働いている。少し天然でおっちょこちょい。
間野山の名産物とされる”野菜の蕪”(カブラ)をモデルとしたかってのマスコットキャラ。
ご存じ未確認生物(UMA)。間野山の人集めに門田丑松が強引に導入したマスコットキャラ。見るからに悪役ゆえ不評。
関連イラスト
関連動画
余談
- 実は同期作品に「有頂天家族」第2シリーズがあるのだが、この作品もまたP.A.WORKSが手掛ける作品である。その結果、P.A.WORKS作品が同期に2作品放送される事となった。これは該当アニメスタジオにとっては初めてのこととなる。
- 同期作品にサクラダリセットがあるのだが、本作との関連性は全くない。サクラまでタイトルが同じの為、タイトルをフルネームで言われないとピンとこない可能性が高いだろう。
外部リンク
関連タグ
普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。:こちらも地域町おこしと半公半民の組織が舞台の作品。