概要
『チャンピオンRED』『週刊少年チャンピオン』にて連載していたオムニバス形式のホラー短編漫画。
『週刊少年チャンピオン』に移籍した際にタイトルが『不安の種+(プラス)』に変わっている。
「日常生活の中にいるはずの登場人物達が何の前触れもなく現れた怪奇に振り回される様を描く」という怪談もの・都市伝説ものの王道な題材を扱っているが、作中に現れる『怪奇』たちのショッキングなビジュアルを始めとした独特の演出で、短編ゆえの掲載ページの少なさに見合わぬ強烈な印象を読者に与えている。
また、
- 一部の例外を除いて、各エピソードでは舞台となった場所や時期が明記される
- 作中で起きた出来事は基本的に未解決、あるいは怪奇が発生している途中で話を締める
など、読者を作中の怪奇は現実でも起こる出来事ではないかという感覚に陥らせる仕掛けもあり、読み終わったあとも尾を引く作りになっている。
実写化
2013年に実写版が公開。
監督は長江俊和。
評価は…やや低め。オムニバス形式だった原作とは異なり、「富沼(ふぬま)市」という架空の都市を舞台に様々な怪異が巻き起こるというストーリーなのだが、全編通しての共通の主人公がいるという形式の関係上、単に「やたら怪異に遭遇する不幸な人」の話になっているという指摘が多い。
また演出的にも原作の「日常に突然入り込んでくる『なにか』」というわけのわからない恐怖ではなく、ドッキリ系の映像や音で驚かせてくる場面が多く台無しになっている側面もある。
おちょなんさんの出番が終盤のワンシーン限定というのも肩透かしである。
ただ、独特のループかつ入れ子構造のシナリオは結構面白い(理解するのが大変だが)。
流石にデビルマンのような大駄作と比べれば見れるものになっているし、単なるホラーとして見るなら十分だろう。
pixivにて
原作に出てくる『怪奇』を描いたイラストのほか、引用元のようにいろいろと見ているものの不安を掻き立てるイラスト(主にホラー系)に付けられることが多い。
何かあったらお前のせいだぞ。
関連イラスト
関連タグ
後遺症ラジオ - 同作者によるホラー漫画。