概要
『ウルトラマンジード』第9話で発覚した伏井出ケイの正体とされる宇宙人。
ケイはウルトラマンベリアルの配下だが、他のストルム星人については詳細不明。
今のところ姿は不明(存在が発覚したのがゼロの言葉だけであった為、ヒューマノイドタイプの宇宙人なのか、伏井出ケイの姿が人間態かすら分かっていない)
特徴的な能力は超光速思念体通信。これにより地球に居ながらにして銀河の一部にあるベリアルの拠点とタイムラグなしでの会話を可能にしていた(しかし、この際に発する電波をAIBに解析され、黒幕でありベリアルがいる場所を突き止められるという失態を犯してしまった)。
もう一つの特徴として、体内には特殊な位相反転器官「ストルム器官」を有しており、自分の周囲の位相エネルギーを反転させることで自分に対する攻撃やエネルギーを相殺し打ち消すこともできる。
この能力を応用し、赤黒い多角形の障壁を作り出して敵の攻撃を防ぐことも可能。この能力を披露して退散した際に、ゼロに正体を看破されている為、少なくともこの器官はストルム星人固有の物である様子。
また、劇中では体内に取り込んだウルトラカプセルのエネルギーを邪悪なものへと反転させるという活用法も見せたが、たった1つでも戦局を覆すほどの莫大なエネルギーを秘めたウルトラカプセルのエネルギーを一度に6つも注入するというのはさすがにストルム器官に大きな負荷がかかったらしく、19話で体調が完全に回復するまではエネルギーをうまく制御できずに悶え苦しむ様子が見られた。
余談
ストルム星人の元ネタは(乙一氏曰くジードの要素にもなっており、主人公の朝倉リクの名前の由来にもなっている)アーサー・C・クラークのSF小説『幼年期の終り』に登場する国際連合事務総長ストルムグレンだと思われる。
また、ストルム星人は既存の宇宙人ではない初のジードオリジナル宇宙人に該当するとも言える。
関連項目
カレルレン - ストルム星人同様『幼年期の終り』の登場人物が名前の由来と思われるキャラ。また、劇中でケイが散布した「カレラン分子」の元ネタもこのキャラクターと同じと思われる。