注意
『Fate/GrandOrder』メインシナリオ第七章のネタバレ注意!!!
概要
ライダーのサーヴァントである牛若丸は、メインシナリオ第七章にてギルガメッシュ王が呼び出したサーヴァントの一騎として登場。その側には生前の家臣である弁慶も寄り添っていた。
本来人間では勝てない魔獣との戦で、「逃げ道すらないなら、せめて自分の盾になって死ね。私がその倍の敵を殺してやる」と豪語するなど、東武士らしい戦狂いな側面を見せつつ、彼女なりの仁義を通した大立ち回りを披露し、要所要所で活躍していた。
しかし、同章中盤にてティアマトを名乗る女神の猛威から主人公らを逃すための囮となり、彼女に一撃を喰らわせるが結局倒され囚われの身となる。そして、同章終盤にて本物のティアマトの「泥」によって黒化。クラスもバーサーカーに変質し主人公達と敵対することになる。
泥の汚染によって従来の牛若丸から理性や善性を剥ぎ取られた結果、非道な戦いぶりで敵を蹂躙した、殺戮者としての側面が表出。
「人の世を恨み、殺したくてたまらない」という、まさに牛若丸オルタと呼べる存在に変質しており、牛若丸の負の感情の集合体の様相を呈している。
元より「源頼朝との仲直りをしたい」と、裏切られたことへの無念を匂わせていた彼女だったが、黒化の影響もあってか、その感情は「裏切ったことが許せない」という怒りにまで飛躍。
あれほど慕っていたはずの頼朝や、自分自身であるはずの源義経など、自身を殺した源氏一族に対する憎悪を燃え上がらせ、外道な行為も意に介さず目に映るもの全てを殺して回るキリングマシーンと化していた。
また黒化と同時に個体増殖のスキルが付与されており、ダメージを受けると傷ついた体を捨てて増殖した別の体に移るということが可能になっている様子。なお、その代償なのか騎乗スキルは失われている様子である。
そして特筆すべきはその凶悪な性能。
特に1戦目と2戦目では、ターン終了時にチャージカウントが必ずMAXになるという極悪スキルを持っており、バーサーカークラスによる単体高火力宝具の御大尽戦法が襲ってくるのだ。
加えてHPが10万超えな事に加えて、ティアマトが発生させる悪性の泥「ケイオスタイド」の効果で、毎ターンこちら側のサーヴァントのHPが減少するため、下手に長期戦にもつれ込むと敗北は必至と言う鬼畜仕様。
「スタン」や「宝具封印」といった状態異常を利用するか、特効付き宝具で一気に蹴散らすのが得策である。
なお3戦目は宝具チャージこそなくなったものの、今度は無限増殖するという凶悪性を発揮。ただしこちらは先頭にいる“親”を倒すと、以降は増殖しなくなるため、まだ攻略自体は容易な部類。
何らかの要因(聖杯等)で本来の在り方から変質し、終始敵として主人公たちの前に立ちはだかる英霊は、七章以前にも複数登場している。しかし、当初は主人公の味方として共に戦いながら、途中で正真正銘悪堕ちしてしまうサーヴァントは事実上牛若丸が初めてである。七章は終盤に向かうにつれて絶望感が増していくことで知られるが、この悪堕ちした牛若丸の存在も、プレイヤーの心を折るのに十二分な役割を果たしたと言えるだろう。
が…
その露出度の高い衣装に加え、敗北→捕獲からの悪堕ちは一部の特殊なマスターの創作意欲を掻き立てたるという悲劇に見舞われる。そのため薄若丸などと呼ばれることも…。
そして2017年。冥界のメリークリスマスにて悲劇は再び訪れた。
第七章以来、久々に登場した黒化牛若丸。その個体増殖スキルは健在であり、バーサーカーの火力と数の暴力により今一度カルデアのサーヴァントたちに襲いかかった。
メリークリスマスはメリークルシミマスへと変わったのだ。
…と、思われた。
彼女は知らなかったのだ。
かつてと異なり、今のカルデアには領域外の力を振るい狂気を制するクラスが存在していることを。
そしてイベント当時、該当するサーヴァントは父なる触手を操る幼女唯一人。
こうして多数の牛若丸が彼女のデビュー戦の相手として文字通り触手攻めを受け散っていった。それもかなり冒涜的な触手で。
一部の特殊なマスターが今一度歓喜したことは言うまでもない。合掌。