概要
ごく一般的な小学生たちが光の戦士エルドランから巨大ロボットを与えられ、日常生活を行いながらも地球を侵略せんとする悪しき勢力と戦う物語を描いたロボットアニメ作品の総称。
登場する主役ロボ達は全て超金属エルドナイト製で、勇者シリーズの様に自動車をはじめ乗り物でなく(幻獣を含む)地球上の生物をモチーフにしている。
合体した殆どは口はあるものの喋べることはなく、略人の力で操縦する。それと同様に劇中に於ける時間や世界観は全てひとつに繋がっており、シリーズが経過する度に一年経過している。
悪しき勢力は偶発的に起こった第1陣以降は過去に地球へと間接的に侵攻して来ている。
関連する人物は少ないものの、防衛隊の武田長官とニュースキャスターの大宮恵津子はそれらを繋ぐ大人の代表として登場している(小島尊子は勉の従妹、月城ヒリュウが飛鳥の親戚くらい)。
頓でもない事
2000年には、メディアワークス主導でインターネットや雑誌に掲載されていた作品「完全勝利ダイテイオー」が登場しているが、基本設定がありながらエピソードの詳細は少なく、終盤にかけて不定期掲載ばかりが続き数年で終息している。それゆえ旧来のファンには知られていないか、既知であっても受け入れられていない面もある(設定からしてほとんどTVシリーズをdisっている。その為TVシリーズ3作のみを指し「エルドランシリーズ3部作」とも呼ばれる)。
だが、新紀元社発刊のコンプリートブックで一応の結末も描かれている。この事から、制作陣も本作を亡きものにしたい者が多いらしいと推測出来る。制作陣に嫌われたらお終いである。
尚、ライジンオーからゴウザウラー迄は全てエルドランが製造に関連関与したメカニカルだが、ダイテイオーのみエルドランとの本来の関係は一切存在しない。
地球とエルドランとの関連が明確になったのは『ライジンオー』が初ではない。何故なら、エルドラン自体、元来はスクウェア(現・スクウェアエニックス)のPCゲーム『クルーズチェイサーブラスティー』に登場した"ラスボス"の名前なのだ。しかも殆ど知られていないこのゲームだが、アニメーション製作は実はサンライズが受け持っている。
『マシンロボレスキュー』との関係
実は本来、物語的には本来は『マシンロボレスキュー』こそが第0作目(プロトタイプ)と云える作品であるが、MRRの企画が『勇者シリーズ』との差別化から当初採用を見送られ、別のシリーズとして実現化したものが本シリーズである。
後年、単独作品として日の目を見る事になったが、その魂(お調子者の主人公、文武両道のライバル、調整役の芯の強い子、恋は盲目のヒロイン、大人では誰も動かせないロボ、動かせる証のモバイル、学校内部に隠し通路、学校生活しながら秘密のヒーロー、努力を惜しまずパワーアップ、一部の脚本家、メカデザインは同じ)を受け継いだものが『トミカハイパーレスキュードライブヘッド~機動救急警察~』である。後番組の新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATIONもシリーズで恒例の大人の対応を真っ向から現代の視点で覆している。
TVシリーズ3部作及び派生作品
絶対無敵ライジンオー-僕たち地球防衛組-
地球防衛組学級日誌(91年 月刊アニメディア付録短編小説)
陽昇学園ラブレター大作戦(91年 月刊OUT短編小説)
邪悪獣オカマーンの逆襲(92年 月刊アニメディア付録短編小説)
ドラ1(93年 短編ラジオドラマ)
絶対無敵ライジンオー-五次元帝国の逆襲-(2017年 矢立文庫 長編小説 連載中)
いずれもDVD 及び Blu-rayボックスが発売、単巻レンタルもされている。
その他
完全勝利ダイテイオー (2000年)※単品販売は皆無 DVD・Blu-rayいずれもシリーズ購入特典であるため持っている人間はほぼ人間廃めた人と言ってよい。
関連イラスト
関連タグ
出撃!マシンロボレスキュー…シリーズが継続していたら(初期設定を含め)本シリーズとして具現化した作品。ただし企画自体は上記の通りこちらの方が早い。
トミカハイパーレスキュードライブヘッド~機動救急警察~…本シリーズの全ての魂を受け継いだ後年作。当初は敵対勢力は存在しない、と思われていたが…。
新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION…ロボットアニメの矛盾点を2010年以降の視点で解決させた作品。スポンサーが同じ。