この記事にはPSO2のネタバレが含まれています!
「そんな解は必要ない!答えは僕の望むままであるべきだ!それに沿わない者は死ね!」
「そうだ、全知になれないのなら…僕自身が全知になればいい!!」
「我が名は【敗者】…全知其の物だ!」
CV:櫻井孝宏
PSO2に登場するダークファルスの一柱。研究機関『虚空機関(ヴォイド)』の総長で「最後のフォトナー」と呼ばれていたルーサーを依代にしてアークス内部に入り込んでいた、有翼系ダーカーを統べるダークファルス。局所的な「時間」を操作する能力を持ち、劇中では「自分の動きを早くするor遅くする」「自分とプレイヤーたちの時間を止める」という攻撃方法を見せている。
長年ルーサーを依代にしたまま内側に潜んでいたが、EP2第5章「再誕の日」終盤において、シオンを失ったルーサーの絶望によって表面化し、ダークファルスとしての本性を現した。EP3設定資料集では、【敗者】は全知を手にするというルーサーの目的のために力を利用されたとある。しかし、人格が「ルーサーの影響を受けた【敗者】」なのか「【敗者】を抑えつけたルーサー」なのか明言されていない。
EP5では設定が一部代わり、「ルーサーは【敗者】の力を利用しているつもりだったけど、実は【敗者】に操られていたのかもしれない」と語られている。
依代であるルーサーから強く影響を受け、本懐である【深遠なる闇】の復活よりも全知を掴むことを求めており、全アークスと宇宙の全てを破壊し、宇宙と一つになることで全知そのものとなることを目論み、主人公達に襲いかかる。
ダークファルス【巨躯】と同じように、メイン画像の人の姿と、人型戦闘形態の「ファルス・アンゲル」、真の姿である「ダークファルス・ルーサー」の3種類の姿がある。
ファルス・アンゲル
「全事象演算終了……解は出た」
【敗者】の戦闘形態。名前の由来は天使(エンジェル(ANGEL))であり、6枚の翼を生やしている。初登場はストーリーであり、それ以外で登場するのは姿を模した模倣体である。
ルーサー同様に法撃をメインとした攻撃を得意とし、状態異常も豊富。おまけに機動力も高い。
主にEトライアルではこちらの形態で出没する。生半可な装備と知識ではあっという間にパーティ壊滅状態になる事だろう。部位をすべて破壊しないと弱点が露出しないことに加え、即死級の極太レーザー「グラン・ギ・メギド」を使用するなどから長らくストーリーにおける最強の敵だった。
「だった」というか、現在ではプレイヤーの火力が向上したせいで瞬殺されてしまっているだけであり、高リスクのアドバンスクエストなどで遭遇すると依然として油断ならない相手である。
オメガ・アンゲル
「有象無象が!僕に逆らうか!」
エピソード5に登場した、異世界オメガにおけるファルス・アンゲル。
挙動はオラクルのアンゲルとあまり変わらないが、使用するテクニックが格段にパワーアップを遂げている。
グラン・ナ・ザン(調和波動子、消失自壊)とグラン・サ・フォイエ(収縮、疑似崩壊)が最初から3回放ってくる他、グラン・ギ・メギドの発射数が2発に増加、2発目は多段ヒットでインジュリー(回復阻害)を付与してくる。
また、フォースとテクターの専売特許だった、ザンディオンやバーランツィオンなどの複合テクニックを使ってくるようになった。
オメガ・ヒューナル同様、世壊種ダーカーとして扱われる。
ダークファルス・ルーサー
「今こそ、全知を掴む時!」
【敗者】の真の姿。名前の時点でネタバレとも言える。
(ただし英語で敗者:Loserの発音はルーザーの方が近い)
主人公たちを殺そうとマザーシップを侵食するがシオンの思いとフォトナーたちの意識により妨害され、彼女たちを侵食したことでこの形態へと変化した。下半身が無く、腹の時計が特徴なダークファルス。能力は「局所的な範囲の時間を操る」こと。ちなみに惑星ウォパルの時間の流れが異様に速いのは【敗者】の影響だという。
全エネミーの中でダントツの耐久力と攻撃性を持つエネミーである。また倒し方もかなり独特。そのため実装時は多くのプレイヤーが倒し方が分からず時間切れになったりした。
両手の剣と嘴からの光弾が武器で、前述の通り時間を操る能力を持つ。
最大の武器は時間停止からの即死級攻撃「カタストロフィ・レイ」。一応下準備をする事でオートメイトを仕込んで凌ぎきることもできなくはない。
時間停止後は攻撃に様々な強化が入れるようになりさらに厄介になるが、ルーサーの頭部付近にある宝石を壊せば強化効果を消す事ができる。
オメガファルス・ルーサー
「全知よここへ!僕の元へ!」
【敗者】の力の残滓がアカシックレコードに影響を与え、記録が偏向されたことで具現した。クエント領カルデラ湖にて「オメガファルス・ルーサー」として形を成し、プレイヤーに襲い掛かる。しかしルーサーからは「主人公は【敗者】を倒してしまうだろう」と語られており、ルーサーから既に「敗者」扱いされている【敗者】が「英雄」に勝てるわけがなく、彼の言葉通りの結果に終わった。【敗者】は最期まで敗者として散った。
外見はオラクルのルーサーとほぼ同じだが、弱点属性が光/風から光/闇に変化しており、腹の時計の特殊ダウンに必要な状態異常付与はミラージュからポイズンに変化。また、加速まで必要なHPが減少し、攻撃中は突然速度を切り替える可能性もある(しかも後半になると強化効果もそのまま適用される)。切り札の「カタストロフィ・レイ」は1回目で剣を2組出し、そして2回目は2組目の剣がルーレットのように移動するようになり、さらに水平方向に追撃の剣が加わっている。
ボスなのだけれども・・・
PSO2 EP2を締めくくるボスではあるのだが、生き延びた所を六芒均衡の一、レギアスによって止めを刺されたり、ダークファルス【双子】に死体蹴りされた挙句吸収、複製され文字通り「玩具」にされたりなど中々に悲惨な末路を迎えている。
そのせいか【双子】に煽られている画像をはじめ、【敗者】をイジりにイジる画像がpixiv内でもよく見られる。
極めつけにアンゲルが召喚したソルダたち(有翼系ダーカーでルーサーの眷属)は時間経過で自爆し、周囲に即死級のダメージをばら撒くのだが、状態異常「パニック」がソルダたちにかかっていると自爆ダメージがアンゲル自身にまで及んでアンゲルまで即死してしまうという珍事(つまり不具合)があった(現在は修正済み)。
自爆のトリガーとなる台詞が「よくやった。用済みだ」だったことも相まって「用済み扱いされたソルダたちが怒って下剋上をしてきた」「用済みと断じた自分の眷属の自爆で下剋上されるなんてルーサーマジ敗者」等と言われる始末。
ついでに言えば初登場となったストーリークエストではマトイがプレイヤーに同行するが、マトイのマグがパニック効果のある攻撃を持っていたためプレイヤーが死んでも放置していればそのうち自爆するという有様だった。
また、アークス共闘祭のエネミー部門では第1位となり、ダークファルス・ルーサーを模したマグの進化デバイス「ルーシャー」が実装。アクセサリーとして「頭乗りルーサー」なんてのも実装されている。
女性部門1位のマトイと共にボイスドラマを収録したり(VD「一位の品格」)、2016年上半期にはしまむらのコラボの一環でしまむら店内アナウンスを勤める事になったり。
このコラボの後、彼を模したアークス達がこぞってしまむらのコラボTシャツを着て店内アナウンスや店員めいたAWを連発し始めたのは言うまでもない。
それでなくともたまーに変態的な出で立ちの彼を模したアークス達がいるので、腹筋によろしくない(傾向としては露出狂+武器迷彩にジェネ・マクラ、など)。
最近ではスタージェムスクラッチでダークファルス人間体時のコスチュームと、ファルス・アンゲルのボイスが配信されたり、PSO2esでのホワイトデーイベントでは☆12のきれいなルーサーのチップがスクラッチ配信。
また、LINEのスタンプでは変顔を披露。続くドン.キホーテのコラボでも彼がモチーフのロビーアクション(デカデカと「敗者」「全知」の文字と共にポーズ)やトランクス(尻の部分にデカデカと「全知」)…公式も彼の弄りに本腰を入れ始めたようである。
そして切手コレクションでは、女性キャラばかりの中シオンを差し置いて唯一の男性キャラとして登場。
ちなみに【敗者】はフォトナーのルーサーに憑依したことで誕生したが、実は逆にルーサーに意識を乗っ取られ、全知を得るために力を利用されていたという裏設定が存在する。文字通り憑依した時点で【敗者】になっていたというわけだ。ちなみにルーサーはこの能力を用いて数百年間アークスの肉体に憑依することで生き続けてきた。
しかし、アルマによると、ルーサーは【敗者】の力を利用しているつもりが、実は無意識の内に操られていたのかもしれない、と推測されている。
【敗者】自身、表面化した後もルーサーの影響で本懐を忘れ、全知のみを求めていたため、お互いに強く影響を与え合っていた関係と言える。
ニコニコ動画では、戦闘時のボイスなどを使い音MADまで作られるほど。別名"全知ロイド"。
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亜贄萩斗:アークスのおもちゃ-NT。それなりにいじられる上に、ルーサーと似たような仕事(コラボ先でのナレーション担当)もしている。