概要
『仮面ライダーカブト』に登場する宇宙人「ワーム」の幼体。緑色のゴテゴテとした装甲が特徴。いわゆる戦闘員ポジションであり、携行火器でも退治することが可能。
ワームはある程度成長すると成虫になり、地球の虫に似た姿になる。こうなると厄介で、特殊な技を使うほか、クロックアップして超スピードで戦闘を行ったりたりする。
また、ワームの最大の特徴である人間への擬態能力はサナギ体の時点ですでに保有している。
なお、設定上はサリスという名称がある。
使い勝手がいいため『仮面ライダーディケイド』以降の作品では雑魚として登場することが非常に多く、『仮面ライダーオーズ』ではショッカー戦闘員の生き残り・千堂院の欲望から出現した戦闘員ヤミーに交じって出現している。
サリス変異体
ワーム(サナギ体)の突然変異種で、TV本編では第14話のみに登場。その名の通り普通のサナギ体と違い体色が白く、また、外殻の強度も通常の者より高いとされている。
通常のワーム(サナギ体)との最大の差異は、常にタキオン粒子が体内に流れているため、成虫形態にならなくともクロックアップをする事や、クロックアップした仲間やライダーたちを視認することが可能という特徴を持つ。
ZECTのシャドウ部隊の隊員・井口浩二に擬態し、彼の情報を元にその他のシャドウ隊員を次々と殺害していったが、擬態していた井口の裏切りが発覚した後、用済みと判断してオリジナルを殺害。
その後、ライダーたちと交戦し、カブトの『クナイガン』で滅多切りにされ、『ライダーキック』で止めを刺される直前に背後からドレイクが放った『ライダーシューティング』を受け爆死した。
ちなみに最後まで成虫態に脱皮することはなかった。
余談
「怪人の幼体が戦闘員」という設定はのちの仮面ライダー鎧武のインベス、仮面ライダードライブのロイミュード、仮面ライダーゴーストの眼魔なども同じである。
サリス変異体は媒体によって「白いワーム」、「変種サナギ体・白」、「ワームサナギ体(白の変種)」、「白ワーム」、ゲーム版では「ワームサナギ体(白)」と名称が異なっている。ちなみにバトライド・ウォーなどのゲームにおいて登場する際は、通常のサナギ体よりも耐久力が高く設定されている。