概要
江戸期以降主流となった打刀ではないほうの日本刀の名称。規格は、二尺以上、三尺未満。三尺以上は大太刀や野太刀と呼ばれる。
打刀との違い。
携行の際、帯に直接差し込むのが打刀であり、帯に通した紐に吊るすのが太刀である。
太刀様式では刀身が地面と垂直となるため、戦場戦闘力を重視した長い刀身の日本刀が携行可能である。
しかし、携行時の利便性や抜刀の容易性においては、打刀様式よりも劣るため、戦場での戦闘機会の無くなった江戸期以降は廃れていった。
『モンスターハンター』での太刀
カプコン発のゲーム『モンスターハンター』シリーズにおける武器系統の一種。初出はMH2。
いわゆる細身の刀。だが、その形状は「太刀」に留まらず、薙刀や鎌、中には大剣とも取れそうな外見の物まである。
また、「太刀」というものの、その長さは対モンスター用なので巨大。帯刀方法も、腰に提げるのではなく、背に背負う形になる。
大剣と違い、抜刀時でも素早く移動出来、且つ素早く攻撃を行えるために、一部のハンターに人気の武器である。
特徴は「気刃斬り」。攻撃すると溜まるゲージを消費して使用する攻撃で、全段ヒットした時の爽快感は良く、また与える総ダメージも高い。
MH3からはフィニッシュで「気刃大回転斬り」が発動し、モンスターに当てることで攻撃力が上がる。
しかし、大剣と違ってガードが出来ない上に威力も抑え目なので、双剣ほどではないが、手数を要求される武器でもある。
また攻撃の性質上、片手剣、ランス、ガンランスと相性が悪く、気刃斬りでコケさせてしまって迷惑をかけてしまうことがよくある。
MHP3ではドリンクスキルに「尻もち着かず」、狩猟笛の旋律に「のけぞり無効」などがあるため、それなりの対策は出来なくは無い。
