概要
2010年代にはいってしまった現在、いとうせいこうさんのイメージは「ビットワールド」や「シルシルミシル」に出てくる謎のおじさんのイメージが強いだろう。
しかしその正体はこのpixiv百科に書ききれないほどのさまざまな経歴を持つクリエイターである。
(ここからは敬称略で書かせていただきます)
HIPHOPの開拓者としてのせいこう
1980年代、ピン芸人として活躍していたせいこうはある日、米軍放送のラジオから何とも言えない新しい形の音楽を聞いた。それはオールドスクールと呼ばれる、アメリカにおけるヒップホップの先駆者シュガーヒルギャングの音楽だった。
これに強く感動したせいこうはヒップホップに傾倒し、1985年『業界くん物語』というアルバムでデビュー。
これが佐野元春、吉幾三と並び、日本のヒップホップの開拓者としての地位を確立した出来事であった。
さらに彼のヒップホップについての深い理論は、RHYMESTERの宇多丸など多くのラッパーに引き継がれていくこととなる。
音楽活動としては現在は□□□のメンバーとして活動中。
『ヒップホップの初期衝動』『ヒップホップの経年変化』などの曲でソロのラップを披露しているほか、ももいろクローバーZにも楽曲提供をしている。
小説家としてのせいこう
80年代終り頃よりせいこうは文筆においてもその才能を発揮する。
小説『ノーライフキング』が三島由紀夫賞候補作となったのを皮切りに『ワールズ・エンド・ガーデン』などの小説、エッセイ、戯曲、翻訳など幅広いジャンルで活躍する。
2013年には『想像ラジオ』を発表した。この作品は東日本大震災を受けて書かれた作品とされており、また三島賞候補となったが惜しくも受賞には至らなかった。
芸人としてのせいこう
一番彼のイメージとして大衆に認知されているのは、ビットワールドやシルシルミシルにおける彼の活動である。これらの活動の説明はそちらのページに任せるとする。
外部リンク
関連タグ
メガドライブ(日本版のCMにいとうせいこうが出演している。2019年9月19日発売予定のメガドライブミニの本体紹介動画のナレーションも担当)