概要
MARVELのキャラクターである
アイアンマン(トニー・スターク)×スパイダーマン(ピーター・パーカー)のBLカップリング。
英語表記はStarker 。
コミック版でも複数のアースが存在し、更にアニメ版(アルティメットスパイダーマン、ディスクウォーズアベンジャーズ等)、映画版(MCU)とそれぞれ年齢も関係性も異なる。
近年では絡みの多さからPIXIV内においては映画(MCU版)の二人が多くなっている。
二人とも科学の天才という共通点があり、作品によっては同じラボで働いていることもある(DWAにおいてはトニーのラボの助手をつとめていた)。
正史世界(アース-616 )では一時期トニーがピーターを自らの後継者として見ており父と息子のように接していた。
(スパイダーマンが軽口でアイアンマンを「パパ」と呼ぶ場面も度々見られる)
大企業の社長でありプレイボーイなイメージのトニーと、基本的に一般庶民で地味な印象のピーター(一時期社長になっていた時期もあるが...)というギャップもこのCPの萌えどころの一つである。
映画(MCU版)について(ネタバレ注意)
シビルウォーにおいてキャップを拘束するための協力者として見定めるためトニーがyoutubeの動画を元にピーター宅を訪問。
「自分が何かできるのに、しなかったら。それで悪いことが起きたら自分のせいだと思う」
というピーターの戦う理由を聞き、決戦の地であるドイツに連れていくことを決める。
(ピーターを連れて行ったのは能力が相手を傷つけず拘束するのに適しているため)
勧誘時点ではピーターはトニーをやや警戒している様子だったが、空港での戦いにおいてはトニーに認められようと積極的になっている。
スパイダーマン:ホームカミングにおいては新米ヒーローであるピーターをトニーが見守る構図になっており、不器用な父と危なっかしい息子のような初々しい師弟関係を結んでいく。
トニーがピーターに渡したスパイダースーツにはパラシュート、ヒーター、GPS、補助輪機能などピーターの身を案じる機能がふんだんに盛り込まれており、公式HPにおいても”過保護”と表現されている。
また、ホームカミング後の時期の二人を描いた車CMも存在し、その中ではホームカミング内でのピーターの運転映像をを茶化し、免許試験のために車を貸し出すトニーやトニーを「友達」だというピーターの様子などを見ることができる。
トニーの演者であるRDJはインタビューでトニーとピーターの関係について
「まだ裏切るほど成長していない誰かと過ごすのは心地いい」
「トニーはピーターのことが大好き」
「人に憧れを抱かれるのは誰にとっても悪いことではない。より良い人間になろうと頑張れるからだ」等と発言している。
ピーターのトニーに対する感情や受けた影響が分かりやすく描かれる一方で、トニーもまたピーターの存在によって救われ影響されていることがわかる。
インフィニティウォーでは宇宙からの脅威に対して師弟で立ち向かう共闘が実現。
トニーはピーターを守るため新型スーツであるアイアンスパイダーを贈った後戦線離脱させようとするが、成長したピーターの熱意を聞きアベンジャーズとして共に戦うことを認める。
しかし.......
(以下インフィニティウォーネタバレ注意)
サノスに全てのインフィニティストーンが渡ったことにより、指パッチンで全銀河系の生命の半数が塵となって消えた。
ストレンジを除く他の仲間達が何が起きているかもわからず消えていく中、スパイダーセンスで自らの消滅を悟ったピーターは「行きたくない」とトニーに縋りつき、最後は覚悟を決めた表情で「ごめんね」と謝罪してトニーの腕の中で消滅した。
なお、この謝罪はホームカミングにおいて「君が死んだら私の責任だ 一生悔やむ」とトニーが言っていたことを受けてのもの、もしくは「あなたが心配で」「親愛なる隣人として」ついてきたにも関わらずそれを成しえずトニーを残して消えることへの謝罪だと考えられる。
そしてエンドゲームにおいては、
これまで紡いできた二人の関係性が物語を動かすキーとなっていく.........
(以下エンドゲームネタバレ注意)
満身創痍で地球に帰還したトニーの第一声は「坊やを失った」であった。
その後、戦いから5年という歳月の間に愛するペッパーとに間に娘もでき、静かで平凡な幸せの中で暮らしていたトニーは今の生活を守るため一度は危険な"タイム泥棒作戦"への協力を拒否する。
しかしその夜、皿洗いの後、キッチンに飾られた一枚の写真にふと目が止まる。
そこにはトニーとふざけ合いながら無邪気に笑う少年の姿が写されていた。
ピーターを取り戻すため、トニーは再び戦いの中に身を投じていく......