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オルトクレイ=メルロマルク32世の編集履歴

2019-09-21 22:06:53 バージョン

オルトクレイ=メルロマルク32世

くず

オルトクレイ=メルロマルク32世は、小説「盾の勇者の成り上がり」の登場キャラクターである。

概要

CV:仲野裕


盾の勇者の成り上がり

盾の勇者を陥れ続けた愚王

メルロマルクの

ただしメルロマルクは女王国であり、王配である彼は女王である妻ミレリア不在時の代理でしかない。

七星勇者の1人杖の勇者であり、かつて亜人との戦争で活躍し英知の賢王と呼ばれていた。

登場当初は杖に見放されかけており、その力を使えなかった。


シルトヴェルトの亜人に関係する因縁から、亜人に崇められる盾の勇者である尚文に様々な迫害を行うが女王が帰還するとともに盾の勇者に行った数々の行為の罰としてマルティ共々改名の罰を受けてオルトクレイからクズ(クズ=メルロマルク32世)へと名前を変えられ、王族としての権限をはく奪される。


亜人に家族を殺され続け、自分の手で家族を殺してしまった復讐者

以前はルージュ=ランサーローズという名前で、フォーブレイの末席王子であったが、ハクコ種に両親共々親しい者を皆殺しにされた恨みでシルトヴェルトと戦争しているメルロマルクに移住し、現在の名前に改名して将兵として活躍した。

そんな矢先に、溺愛していた盲目の妹をハクコの手によって死んだであろう程の血がその場に残されていたことからさらにその復讐心を募らせた。

ハクコへの制裁を終えた時には一度溜飲を下げ、シルトヴェルトの過激派であったハクコもいなくなったことで一先ずメルロマルクの王としてはシルトヴェルトと飼い慣らす事を前提として和平するつもりもあった。だが、その一貫として来ていたシルトヴェルトからの来賓に息子を毒殺されてしまう。(後の真・槍の勇者のやり直し・伝承のフィロリアル編においてこの時使われた毒薬が対象を魔物化させる危険な薬物・「ウロボロス劇毒」である事、魔物化した自分の息子を杖の勇者として殺害した事が判明する)


これらの出来事により「二度と家族を喪いたくない」と自身の家族愛が肥大化し、ハクコを始めとしたシルトヴェルトと亜人種、そして彼らの信仰の対象である盾の勇者を目の敵にしており、三勇教と手を組んで盾の勇者を陥れ続けていた。

改名後も尚文を見かけるたびに騒いでいたのだが、殺されたと思っていたの忘れ形見で瓜二つのアトラとその兄フォウルに出会って、徐々に態度を軟化させていき、尚文に突っかかることもなくなった。


家族に家族を殺され、盲目的だった家族愛から目が覚めた杖の勇者

タクト一派や彼と通じていたマルティ改めヴィッチ達の手によりアトラとミレリアを殺されるが、息を引き取る直前のミレリアから後のことを託される。さらにその後の尚文の叱責により立ち直り、の勇者、そして英知の賢王として復活し尚文と和解する。その時に自身のこれまでの蛮行の愚かさに気づき、自らクズを名乗り続けることを決意する。


英知の賢王の名は伊達ではなく、タクト戦では四聖全員から現代日本の科学や航空技術の話を聞き、それとタクトの性格を参考に敵側の行動を予測し見事に的中させたり、女神の尖兵戦では持ち前の頭脳を生かし配下や仲間を使い敵を足止めしつつ敵のみを魔法で焼き払ったり、魔法の二次効果をかすることなく躱すなどの活躍をし女神軍を蹂躙しつつ、尚文たちをはじめ「英知の賢王」を知っているシルトヴェルトの面々を慄かせた。


女神戦後はメルロマルクの女王となった娘・メルティの手伝いや公務をしながら魔法技術の発展、キール主演の演劇「盾の勇者の物語」で自分役、自身の半生を描いた演劇でフォーブレイ王のアレンジ役で出演したりする。


web版と他メディアとの差異

web版ではタクト戦の後で捕らえられたヴィッチを完全に見限り処刑する。

書籍版ではタクト戦の時点ではヴィッチが逃亡しているため手を下していない。自分では手心を加えてしまうかも知れないとまだ未練を残しつつも、尚文に息の根を止めてくれと伝えており、覚悟は決めている。


アニメ版では断罪の描写が変わっており、原作では尚文が積年の恨みとばかりに死刑を提案し、ミレリアが生かして苦しめた方がいいと権威剥奪と改名させたのに対し、アニメではミレリアの方が処刑しようとするが、尚文がミレリアが本心では処刑を望んでいないことに気づき、執行直前で改名の罰を提案した形になっている。

さらには、尚文を憎み続けた理由として上記の「盾の勇者を崇める亜人により家族を失ったから」という部分が原作よりも早くに強調されており、原作で断罪時に「盾が悪い!」とだけ言っていたのに対し、

家族が受けた災いを此度も必ずもたらす!そんなことは断じて許さん!

と訴えており、悪役であることには変わりないがわずかに同情の余地のある描写となっている。


(真)槍の勇者のやり直し

元康からクズと呼ばれ、尚文に害しか与えない老害と認識されている。

本編では見られなかったが、盾を擁護するものも反逆者と見なして隙あらば殺そうと企んでいる。


シルトヴェルト編ではシルトヴェルトに戦争を仕掛けるが、女王に偽物の謀反者として扱われ捕虜にされる。(殺すと杖の眷属器が飛んでいってクズが七星勇者である事がバレてしまうため)


真・やり直しにて続きが描かれたシルドフリーデン編ではタクト一派の手により脱獄。

同じくマルティを奪われた者であるタクトと結託し自身が先の戦争で得た情報(元康が異常に強い事とフィロリアルを飼い慣らしている事)を伝えた上で「奴らと本気で戦うならあと10年は修行しろ」と釘を刺す。

しかしタクトが10年はおろか半年足らずで盾・槍の勇者達の復讐を実行に移してしまい自身もそれに便乗。

タクト一派にフィロリアルの卵を巻き付けさせ人質とし元康の動きを封殺、尚文と殺し合う事を強要し、自身の家族を人質にする事も辞さない覚悟に臨んだが、尚文の仲間達の尽力でメルティやミレリアを奪還され、さらにミレリアからアトラとフォウルを介した説得を受けてしまう。

それを見かねたタクトによって本編同様ミレリアに重傷を負わせられた事で彼と決別、敵であった尚文と元康に妻の救助を懇願しタクトに作戦を早まって実行に移した事をダメ出しする。

最終決戦後、タクト一派の情報を提供する形で協力するようになり以前よりも大人しくなった模様。


フォーブレイ編ではマルティと一緒に殺されるが、それを露呈しないよう影武者が成り代わる。その影武者は三勇教徒であり、三勇教とミレリアの親戚筋の女性と共に暴走、国を贄にして悪魔を召喚する事態となってしまう。

実はこの時までオルトクレイの魂も杖と共にあった。オルトクレイはミレリアの親戚に憑依していたマルティの本性を知り、三行半をつけてミレリアに杖を託していった。


ゼルトブル編後編ではミレリアの願いもあって殺されはしないものの、クズと改名され牢に幽閉されてしまう。

こちらの世界でもアトラと再会した際に大人しくなり、杖の勇者としての使命を再自覚しアトラやミレリアに牙を剥いた三勇教に引導を渡すが、本編のようにマルティの本性を自分の目で見なかった事、アトラもミレリアも死ななかった事、戦争にならなかった事、改名やアトラ・フォウルを奴隷にした件で尚文より元康との因縁が強くなってしまった事等の要因が重なった事で本編のように四聖勇者らと和解はできなかった。



関連タグ

盾の勇者の成り上がり 盾の勇者の成り上がり登場キャラクター一覧

クズ(曖昧さ回避)

光落ち 哀しき悪役

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