概要
かつて琉球王国に存在した城(グスク)。現在の沖縄県那覇市首里に所在。
15世紀半ばから歴代琉球国王の居城とされた。
1453年の王位継承戦争である志魯・布里の乱以来度々破壊され都度再建された。
琉球処分後、沖縄県となり沖縄県民は近代社格制度の県社造営を希望した。
そこで、1923(大正12)年に計画化され、1925(大正14)年には、首里城正殿を拝殿とする沖縄神社が創建された。源為朝や歴代琉球王が祀られた。
1945年(昭和20年)の沖縄戦に際し焼失・破壊され、戦後は琉球大学の敷地となり、同大学の首里キャンパスとなった。
その後琉球大学は1977年から1984年にかけて現在の千原キャンパス/上原キャンパスに移転した。
返還前の1958年に守礼門が再建されたのを皮切りに徐々に再建が進められており、沖縄返還20周年の1992年(平成4年)には正殿等の再建がなり、首里城公園として一般開放された。2000年(平成12年)には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして世界遺産に登録されている(ただし「城跡」としてで、再建建造物は対象外)。
2019年1月には復元工事が完了し、2月1日から公開された。
2019年10月31日に火災により正殿などが全焼した。原因は不明。
関連リンク
関連タグ
ゆいレール(最寄り駅は同線の終点首里駅)
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