スペック
機体番号 | GNW-20000 |
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頭高長 | 20.9 m |
本体重量 | 72.9 t |
所属 | イノベイター(リボンズ・アルマークの私兵) |
パイロット | アリー・アル・サーシェス |
デザイナーは鷲尾直広。
概要
ガンダムスローネシリーズの最終発展形。
実際にはスローネの中でも、サーシェスが搭乗したガンダムスローネツヴァイの発展形で、ツヴァイと同じくGNバスターソードとGNファングで武装し、サーシェスの戦闘スタイルに合わせた改修が行われている。
「ガンダム」の名を冠しながらも、異様に長く巨大な手足に反比例して細い胴体、四つ目と、いわゆるガンダムタイプどころか人型とすら言い難い異形のシルエットが特徴だが、刹那・F・セイエイは初見時から「ガンダム」と呼び、クラウス・グラードも、輸送機を人質に取られそうになった際にこれをガンダムと認識している。
これはおそらくV字アンテナとツインアイ(どちらも一応ついている程度だが)、そしてガンダムスローネと似た外見であることから判別したものと思われる。
動力源は初期型の疑似太陽炉を胴体と両脚に、計3基搭載している。
またGNZシリーズ同様、背部に脱出用のコア・ファイターを装備しているが、疑似太陽炉は本体にしか搭載していないため、飛行限界はGNコンデンサーに蓄えられた粒子量に依存する。
サーシェスの圧倒的な技量も相まって、ソレスタルビーイングとの初遭遇ではダブルオーガンダム、セラヴィーガンダムの2機を相手に互角以上の戦いを演じる。
最終決戦においてはロックオン・ストラトスの駆るケルディムガンダムを追い詰めるが、刹那の発動させたトランザムバーストによって形勢が逆転。
更にティエリア・アーデがヴェーダを奪還し、セラフィムガンダムの「トライアルフィールド」によって、ヴェーダのバックアップを受けていたアルケーガンダムは機能を停止。
その後、ケルディムガンダムの攻撃を受けて機体は大破。サーシェスは脱出するも、直後にロックオンに射殺された。
企画段階ではネーナ・トリニティの機体としてデザインされていた。
兵装
GNバスターソード
ツヴァイのものを細く小型化し、同機体のGNハンドガンと機能を一体化させた複合型近接兵器。
斬撃の瞬間に粒子を放出して纏わせることでビームサーベルとしての機能を持たせ、高い威力を発揮する。
右腕に装着してグリップを展開し、刀身をスライドさせて砲身が露出することでライフルモードとなる。
サーシェスは近接戦闘が多かったため、劇中ではライフルモードは殆ど使われなかった。
GNシールド
左腕に装着された実体防御兵装。
他の太陽炉機同様、表面にGN粒子を定着させる事でビーム・実弾を問わず防御可能な他、両側面の赤いパーツを展開する事で攻防両方に融通が利くビームシールドを形成出来るようになっている(劇中未使用)。
GNファング
ツヴァイから新たに2基追加され、計10基となったスカートアーマー内に搭載しているGNファング。
性能はツヴァイのものよりも5%ほど向上している。
GNビームサーベル
スローネ系は肩に装備していたが、アルケーでは両爪先に隠し武器として装備し、蹴りと連動した斬撃による奇襲戦法を敢行出来るようになっている。
外部出演
ガンダムVSガンダムシリーズ
無印エクバ家庭版のDLC機体として500円で販売。アーケードではフルブより。当初はいまいちだったがキャンセルルート等々追加されて強化された。
コストは2500から。
(使用時に足は止まるものの)GNバスターソード・ライフルモードやGNファングで最低限の射撃戦は可能ではあるが、実態はトリッキーなモーションで"荒らし"に特化した格闘機の筆頭格。
ふわりとした挙動でバレルロールで回り込む横特殊格闘や誘導を切りつつ上昇するN特殊格闘を筆頭に、判定が強い横格、ダメージが高いN格、恐らくVSシリーズ初のダウンした敵も拾うことが可能な前格等の高性能な格闘や移動技を持っている。
特にバレルロールは回り込みが尋常ではなく、奇襲にはもってこい。また格闘の判定も強く(特に横)、かち合いに滅法強い。
弱点はメイン射撃が足が止まるから分かるように格闘以外のダメージ源が乏しい点。また、特殊移動関連のブーストゲージの燃費が悪い点。
そのためアルケー対策は基本的には近づかない、近づけない事。特殊移動も上手く間合いを取り、ブースト切れの瞬間に迎撃するといった手が使われる。
エクバ2では下方修正され、多くのプレイヤーは何かしらの強化を期待していたが、事態は予想の斜め上の展開になる。
立体物
プラモデルとしてHG001/144シリーズが、アクションフィギュアとしてROBOT魂にラインナップ。
プラモデルの方はバスターソードのギミックやファングコンテナの展開が再現されている。
本来はプラモデル化の予定はなかったが、予想以上の人気に番組終了後にプラモデルが発売された。
ROBOT魂の方はあまり立体化に恵まれなかったGNファングが付属。後にヤークトアルケーガンダムも発売された。
関連イラスト
バリエーション
ヤークトアルケーガンダム
外伝、00Vにて登場。
ガンダムスローネのコンセプトを集約させた対多数戦用装備。
ガンダムスローネアインのGNランチャー、ガンダムスローネツヴァイのGNバスターソードとGNファング、ガンダムスローネドライのGNステルスフィールドを搭載。さらにバスターソードは2本、ファングは大型化したスカートアーマーに計12機搭載している。またGNミサイルもファングコンテナに搭載可能。
GNランチャーはトランザムを使用することでスローネ三機のGNハイメガランチャーと同等の破壊力を発揮可能。
大部隊との戦闘を想定しての装備の為、ソレスタルビーイングなどの少数精鋭部隊との戦闘には投入されなかった。
アルケーガンダムドライ
ネーナ・トリニティとリジェネ・レジェッタがリボンズ・アルマークにアルケーガンダムの支援機としてプランを提出し、設計された機体。
実際にはネーナが兄達の敵を討つ為にリジェネに用意させた機体であり、ガンダムスローネドライの特徴を色濃く受け継いでいる。
つま先のビームサーベルやバスターソードなどは取り外されているが、その代わりステルスフィールド発生器を装備しており、そこから発生させられる高濃度GN粒子はファングなどのオールレンジ武器の操作やビームの発射に影響を及ぼすが、アルケードライは散布したGN粒子を操作してGNハンドガンで一方的な攻撃を行う事が出来る。腰アーマーの裏にはGNファングが1基ずつ搭載されている。
しかし、劇中では実際には運用されず、ペーパープランに終わったのは言うまでも無い。
元ネタは鷲尾直広氏がイベント用に寄贈した色紙より。