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デルフィングの編集履歴

2011-08-19 00:01:27 バージョン

デルフィング

でるふぃんぐ

デルフィングとは、吉永裕ノ介による漫画及びアニメ作品「ブレイクブレイド」に登場する古代ゴゥレム。

概要

全長11メイル(約8.9メートル)。ビノンテン郊外の石英採掘場で発見された、推定千年前の古代(アンダー)ゴゥレム。搭乗者はライガット・アロー

本来の名称は不明で、発掘後にコードネームとして現在の名が付けられた。頭部と背中にある、折れた剣の角と背鰭(はいき)が外観上の特徴。ナルヴィが角を見て「壊れた刃」の意味で、ボルキュスは桁外れの運動性能と攻撃力を「破壊を象徴する刃」の意味で「ブレイクブレイド」と発言している。


魔力で動く=操縦士が動力源の現代のゴゥレムとは異なり、デルフィングは動力炉を搭載している。インナーフレームは現代のゴゥレムと同じく全て石英製だが、解析出来ない程高度な石英精製技術で造られているため、現代の技術者では解体はおろか整備すら出来ない。コクピットのモニターには、「外部メイン冷却システム」がエラーとなっており、そのためか稼働時間が極端に短く、全力稼動で10~30分程度動いた後は24時間冷却のため動けなくなる。操作石英に魔力を送って操縦する現代のゴゥレムとは異なり、デルフィングの操縦は全て手動で行う。ただ、搭乗士の予測運用スキルに合わせて機体の方で自動稼動システムによる補助が行われるため、全くの素人でもある程度は戦闘機動が取れる。通常操縦の方も、搭乗士の頭の動きや視線をセンサーがトレースして頭部とカメラを動かし、足で下半身を、腕で上半身を操る仕様のため、ある程度直感的な操縦が可能。


千年の時を越えて尚、未整備のままで最新型ゴゥレムですら足元にも及ばない常識外の靭帯馬力・加速力・跳躍力を発揮し、解析不能技術で作られたインナーフレームは非常に強靭。その反面、柔軟系石英の精製技術は非常に稚拙であるなど、アンバランスなところがある機体。検分したシギュンによると、何か最後の使命を果たす為だけに突貫的に造られた様を思わせるという。モニターに表示される文字は全て古代語で、その古代語が日本語と英語(日本語をメインに表示し、サブとして英語のルビが振られる形式)なのも謎の一つ。発掘時に付けられていた元々の胸部装甲にも、古代語で「運命に抗おう」という言葉が刻まれていた。更に「能無し」であるライガット以外の人間では起動すらできない(外部を映した際に現在の人間は「不特定生物」とモニターに表示された)など、数多くの謎を孕んでいる。


ライガットが魔力無者であるためプレスガンは使用できないが、その尋常ならざる靭帯馬力で、従来のゴゥレムでは保持すらままならない超重量の武器や装甲を装備し軽々と扱える。それらの装備は全て後付けされたもので、シギュンが専属で設計している。このため、話の展開にあわせて機体の外観が大きく変化していくのが特徴。


デルフィング第一形態

無題

発掘された際のデルフィング。

石英精製技術の問題で曲面が難しく、全体的に直線的で角張った無骨な印象のこの時代のゴゥレムに比べ、曲面を多用した先進的な印象のデザインとなっている。しかし、外部装甲の石英は腐食して気泡だらけになっており、対人散弾でも貫通するほど脆くなっていた。発掘されたばかりで何も武装しておらず、ライガットもまだまともに操縦できなかったためゼスエルテーミスに簡単にあしらわれた。

デルフィング第二形態

デルフィング 第2形態

腐食した装甲の代わりに、仮留めしただけの軽装甲を施されたデルフィング。ゼスと直接会って話がしたいライガットの要望で赤白(使者の意)の旗を持ち、非武装で出撃した。交渉が決裂した後は逃げに徹していたが、リィのエルテーミスに発見され、トゥル将軍の部隊が戦場に落としていった超重量大剣とランスで応戦。これを撃破した。

デルフィング第三形態

デルフィング第三形態

多重装甲モード(10~12話)のデルフィング。

遠距離狙撃を主とするワルキウレス部隊に接近するため、デルフィングに中破したファブニルの装甲板から作られた急造多重装甲を装着している。更に両腕部に重ね合わせた多重盾を装備し、その上で右腕に超重量大剣、左腕に長剣を装備している。追加装甲で固められた上半身はほぼ可動不能で、格闘性能が80%ダウンしているため装甲装着時には突進しか出来る事がない。規格外の機体にあわせた規格外の超重量となっているにも関わらず、その加速力・走行速度は未だ常識外の領域にあり、装甲を外して機動力を高めたバルド旗下の部隊ですら振り切ったワルキウレス部隊に追いつき、アルガスのエルテーミスを体当たりで粉砕するほどの速度と突貫力を見せた。その直後に迎撃を受けるも、弾丸を弾き返す程の防御力を見せつけ敵を動揺させる。

握力最大でパージ、パージ後も頭部、胸部、脚部の装甲は残る。

デルフィング第四形態

デルフィング 第4形態

新多重装甲モード(22話~23話)のデルフィング。

デルフィング専用武装と共に開発された新型多重装甲を装着している。多重装甲は三層構造で、デルフィング本体もこの多重装甲を装着するための専用の装甲に換装されている。急造品だった以前の物とは違い全体的に戦闘用に改良されており、装甲を装着したままでも格闘戦が可能となっている。「イーストシミター」「三節棍」「ネイルダーツホルダー」等の重武装が施されており、特に突貫力は右腕にジョイントで固定された「重長槍」により大幅に向上。長距離助走により加速したデルフィングが敵ゴゥレム部隊を蹴散らしながら突撃し、たった一機で敵の左翼を突崩す活躍を見せた。

頭部への追加装甲は施されておらず、パージ後は胸部、脚部の装甲が残る。

デルフィング第五形態

王都防衛用3型多重装甲モード(49話~50話前編・後編)のデルフィング。ペグー山麓の村~ベクトリア峠までの戦闘とその後の崖下への転落によって、修復できないオリジナルパーツまで損傷し機体性能が低下したデルフィングを、再度戦闘可能にするため設計された、王都防衛に特化したピンポイントな形態となっている。機動性を重視してか増設された装甲は上半身に集約されており、特に肩から胸にかけての板状の正面装甲が厚い。正面装甲は盾として使う事もできるよう設計されている。武装はいつも通りに特別製ばかりで、二つの巨大手裏剣「スローイングブレイド(デザインは三方手裏剣と十字手裏剣)」、増設装甲内部に隠されている「イーストシミター」、右腕に「ネイルダーツ×2」、背面に「大剣」を装備している。スローイングブレイドは大規模破壊を想定した投擲武器で、現在の技術では研磨すら難しい高剛性石英を芯材に様々な硬度の石英をかませ、デルフィングの力で強引にプレスして「鍛造」することで、そう簡単には破壊されない最硬度の武器として完成している。

人柱(サクリファイス)作戦で、ボルキュス率いる本隊を城門を通過するための直線通路に誘い込んだライガットは、周囲を固めていた多数(少なくとも二十機以上は描かれている)の護衛ゴゥレムを二つのスローイングブレイドの投擲で一掃し、一騎打ちでデルフィングの左手首を失いながらも、ボルキュス打倒を果たし、クリシュナ王国を勝利へと導いた。

デルフィング第五形態(劇場版アニメオリジナル)

デルフィング第五形態-劇場版-

ボルキュス大隊を迎え撃つべく、一部急造の追加装甲を施されたデルフィング。劇場版オリジナルの形態となる。高硬度の石英で製造された十文字型巨大投擲武器「ライデ」を装備する。「ライデ」は石英靱帯を縒り合わせたザイルによって変則的かつ、リーチのある攻撃を繰り返すことができる。追加装甲は各部にスリットがあり機体の冷却がされやすいよう設計されている。また左肩にネイルダーツボックスを装着している。


関連タグ

ブレイクブレイド ゴゥレム ライガット・アロー

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