概要
帝都で起こった聖杯戦争に参加するはずだった魔術師の少女。学生服を身に纏っている。
勝気でやや短気なところがあり、その画力は経験値氏風である。
魔術師藤宮家の五代目当主で、作中での年齢は17歳。
藤宮家は魔術師としてはやや没落気味の家系、とはいえこの戦時中に紅茶を嗜む余裕はあるようなので、家庭環境はそれなりに裕福な模様。
聖杯にかける未来は「明るい未来」(ちなみに最初は世界征服と言おうとしていた)で、自らを取り巻く戦争だらけな時代を本気で憂いている。
聖堂教会から渡された触媒でアーサー王をセイバーとして召喚する予定だったが、その前に敵に襲われ、同時に乱入してきた赤城奏丈が偶然セイバーを召喚してしまったため聖杯戦争に参加できなくなってしまう。
仕方なく、彼を自分の代理として戦わせようとするが…。
セイバーに刀を首に当てられていても、内心はかなり焦っていても、決して表に見せないように振る舞えるなど胆力は相当なもの。
実は奏丈の父方の祖母の若かりし頃の姿。
若い為か容姿、人格的にも大きく違うため名前を聞くまで分からなかった。
奏丈が6歳の頃に他界しているが、優しく穏やかな祖母だったらしい。
使用魔術
魔力を液体に込め、霧のように操る魔術を使う。
作中では「水晶筒」と呼称していた小瓶を投げつけ、周囲の水分を連鎖的に蒸発させて目くらまし用の霧を発生させていた。
威力は低いものの、至近距離ならば人の頭を吹き飛ばすくらいはできるらしい。
奏丈が時代を超える切っ掛けとなった魔術礼装は彼女の遺品だが、実際に彼女が制作したものなのか、現段階では不明な点が多い。
人間関係
未来からやって来た孫だが、当然その事は知らず、奏丈の方もまだ言えてはいない。
ゴタゴタでセイバーを取られた為、普段は抑えてるが内心は激憤している。
未来の彼女は彼を大切にしていたようだ。
奏丈のサーヴァント。
契約権と忠誠は奏丈の方に行ってしまっている為、彼に対してきつい態度を取る九十九を疎んでいる。
一方の九十九も近代のサーヴァントということもあってか評価はあまり高くない。
なぉ、正体は速攻で看破している。
未来の息子
魔術師を廃業した息子。
もっとも、彼女自身も魔術と研究を継がせる気は無かった模様。
一般人女性と結婚したが、事業の失敗が原因で離婚している。
その他
「セイバーを召喚しようとした」「魔術師の少女」「状況も知らない魔術師未満にセイバーを取られた」など共通点が多い。
原典である『帝都聖杯奇譚』においてほぼ同じポジションだった人物。
「黒髪ロングのお嬢様」というキャラデザインを継承している。