神曲奏界ポリフォニカとは、ocelotの制作したPCソフトのキネティックノベル
(家庭用ゲーム機にも移植されている)
をベースとした、マルチメディア展開作品シリーズの総称である。
いずれも精霊が普通に人間の身近に存在する世界ポリフォニカ大陸をベースとする
神曲を奏する神曲楽師とその契約精霊との物語もしくは上級精霊と呼ばれる精霊の物語。
小説
小説は、複数の作家が舞台・時間軸を共有して別々の視点で書いており、作家別にシリーズが分かれている。
クリムゾンシリーズ 榊一郎(ポリフォニカ大陸、将都トルバスを中心とする物語)
ブラックシリーズ 大迫純一(ポリフォニカ大陸、将都トルバスを中心とする物語)
レオン ザ レザレクター 大迫純一(ブラックシリーズの外伝的なもの)
ホワイトシリーズ 高殿円(ポリフォニカ大陸過去世界(遺跡時代)の話)
ぶるうシリーズ 築地俊彦(ポリフォニカ大陸、凰都ヴィレニスを中心とする物語)
ダン・サリエルシリーズ あざの耕平(連作短編の形を採る。将都トルバスを中心とする物語)
その他、上記各シリーズから短編を掲載している短編集「まぁぶる」「まぁぶる2」、
既存シリーズの著者以外の著者による短編集「ぱれっと」が現在刊行されている。
まぁぶる発売時にはレオンが、まぁぶる2発売時にはダン・サリエルがそれぞれ独立したシリーズとしての登場前だった為に未収録である。
ちなみに、ぶるうシリーズの初出はこのまぁぶるである。
前述ダン・サリエルは元々ぱれっとの読み切りであったが、読者の好評等により新シリーズとして発刊されることとなった。
小説とは少し外れるが、ポリフォニカ世界を取り入れたTRPGのルールブックとそのリプレイも現在発売されている。
アニメ
アニメは、2007年TBS系放映された(ベースはクリムゾンシリーズ)。
いろいろといまいち感が漂う(特に作画が)深夜アニメ…否、むしろ明朝アニメ。
「ポリフォニカー」と呼ばれる超絶おかしい構図のワゴン車は最早伝説。戸松遥の出世作…の筈。一応。
キャベツや財前等、アニメの作画崩壊が目立った時期でもあり、明朝寸前の時間帯なのにそこそこの視聴率を稼いでいたという。
2009年春、一期を丸々無かったことにしてテレビアニメ『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』が放映予定である。
今度こそまともなアニメ…だと良いなあ。