概要
TopGear番組中でのタイムアタック、特に紹介した車両の同番組専用サーキットでのタイムを測定するときに起用されるテストドライバーである。
設定としてはモノや獣であるらしく、The STIGを指す代名詞はItである。そのため登場の際の与太話は「It's called STIG!(ソレはスティグと呼ばれている！)」で締められる。
全身白尽くめのヘルメット&レーシングスーツで身を固め、正体は一切不明。世界中にいとこや親類がいるらしい。腕前は相当なもので、レーシングドライバーのフェルナンド・アロンソが「相当な腕だ」と評したとも。
タイムアタック前には毎回毎回ジェレミーに変な噂を流される。
番組の備品扱いされており、腕組みをしたまま台車に乗せられて運ばれてきたり、資源回収所に捨てられたり、番組オフィスでコピー機と格闘している、といったシーンを見られる。さらに金銭の概念が分からないらしく、公共交通機関を利用する際はプリペイドカードしか使用できず、映像に映っているときにはは一言も言葉を発しないので携帯電話も取らない（一応、有名人レースの際にはゲストへのアドバイスを行っていたり、パワーラップで乗った車に対するコメントがジェレミー達から語られることはある）。
なお、現在のスティグは3代目。初代は全身真っ黒のスーツに身を固めていたが、空母からクルマごと海に落ちて「死亡」。その後登場した2代目から真っ白に変わった。
この2代目、シーズン途中で「いなくなった」ことから、3人がエルサレムへ赴いて見つけてきたのが現在の3代目。2代目がいなくなった間は非常用スティグとしてかつてかつてTopGearに出演していたティフ・ニーデルが呼び戻されている。
世界の従兄弟たち
スティグには世界中に従兄弟がおり、その全員がヘルメット姿で喋らない。
アメリカの従兄弟
アメリカンホリデーチャレンジに登場。巨漢。
アフリカの従兄弟
ボツワナスペシャルに登場。ワイルドな格好をした従兄弟。ラリードライバーとしての卓越した腕前を持つ。
トラック運転手の従兄弟
アメリカの従兄弟そっくりの巨漢。違いは右腕が日焼けしていること。
共産主義者の従兄弟
ベトナムスペシャルの未公開映像に登場。ヘルメットからレーシングスーツまですべて赤い。
菜食主義者の従兄弟
全身緑色でヘルメットにソーラーパネルを付け、サンダル姿の従兄弟。排気ガスが車内に充満したため「死亡」した。
ドイツの従兄弟
見た目はイギリスのスティグと変わりないが、長髪がヘルメットからはみ出している。
イタリアの従兄弟
通常の服の上からスーツを着こなし、さらに女性を複数連れている。
中国の従兄弟
見た目はイギリスのスティグと変わりないが、極めて暴力的であたり構わず殴りかかるという欠点がある。
デジタル従兄弟
「Forza Motorsport」シリーズに登場。スティグに違いないのだが、コードに致命的欠陥があり能力が本家に比べて劣る（腕があれば勝てる）。
レジャー・スティグ
シリーズ22の最終回で激安SUVチャレンジに登場したスティグ。見た目は変わらないが、ジェレミー曰わく「無能なドライバー」。
その中身
卓越したドライビングスキルから相当の腕前のドライバーであることが有力視されていたが、どうやらミハエル・シューマッハではないらしい。
実は、初代の黒スティグと2代目白スティグの中身は明らかになっていて、初代は元F1ドライバーのペリー・マッカーシー、2代目は元F3ドライバーのベン・コリンズがその中の人であったことが判明している。初代に関してはBBCニュースに中の人が出演、2代目はトップギアに中の人が登場して「元スティグ」と紹介されている。
