概要
TOKYO6 ENTERTAINMENT(以下、TOKYO6)が手掛けるキャラクタープロジェクトの第1弾として登場。
現在、音声創作ソフトウェア「CeVIO AI」及び歌声合成ソフトウェア「SynthesizerV」でキャラクター音源が発売されている。発売元はどちらもAHS。
TOKYO6とは、VOCALOID企画・制作チーム「VOCALOMAKETS」に所属していた赤迫竜一(別名アカサコフ)氏がチーム退団後立ち上げた会社。
余談ではあるが赤迫竜一氏は結月ゆかり、紲星あかり等の制作に携わっていた経験がある。
公式サイトによれば、小春六花は幅広い様々な分野で活躍させていきたいとのことで、音声ソフト以外でもグッズ・イベント、地域振興への参加等様々なことに挑戦していきたいと表明している。
元々はVOICEROIDによるトークソフトの商品化を目指していたが、発売時期が決まる前の2020年10月にCeVIO AIへ変更された。
歌声のほうはSynthesizerVで変更はない。
2021年3月18日、CeVIO AI・SynthesizerV共に無事に発売された。
クラウドファンディングの経緯
2020年5月28日にSSSファンドよりクラウドファンディングが開始。
なんと開始から15分という異例のスピードで目標金額の700万円を達成。無事にVOICEROID製品化が決定した。
その後も順調に資金が集まり、設定されていたゴールである1600万円を軽々と達成。そのため急遽追加ゴールが設られる事態となる。
そして資金は集まり続け、2020年6月7日に追加された最終ゴールである2500万円を達成。
製品版に3Dモデルの同梱と歌声合成ソフト『SynthesizerV』での制作が決定した。
しかしながら前述の通り、VOICEROIDではなくCeVIO AIでの発売に変更されたため、TOKYO6・AHSの両社は協議の結果、希望者にはクラウドファンディング参加費の返金を行うことを発表した。
この件に関しての詳しい経緯と内容は以下の記事を詳しくご覧いただきたい。
- 小春六花の「CeVIO AI トークボイス」への製作変更につきまして (TOKYO6 ENTERTAINMENT)
- 小春六花 CeVIO AI トークボイスへの製作変更について (AHS)
なお、VOICEROIDから変更された理由として、「AHSが新しいVOICEROIDを企画できなくなっている」という旨が両社代表のインタビューで語られている。詳しくは外部リンクを参照。
キャラクター概要
小春六花(こはるりっか)
高校2年生。身長160cm。5月16日生まれ。
公式で発表しているプロフィールはこの3つのみ。
公式サイトで「あなたの”小春六花”を探したり、作ったりして頂けたら嬉しいです」と書かれているためわざと情報を少なめにし創作に自由度を持たせているのだと思われる。
キャラクターデザインは手島nari氏。
服装は高校生のためか学生服を着用。髪は灰色系のセミロングで小さなお団子ヘアが特徴的。
また「ラキストン」という熊のキャラクターぬいぐるみを持っており、公式イラストでは自身の鞄に付けている。
関連イラスト
外部リンク
TOKYO6 ENTERTAINMENT・小春六花公式サイト
AI歌声合成に対応したSynthesizer V AIがいよいよリリース。既存ユーザーは無料アップグレード可能。併せてAHSが各種新情報を一挙公開(藤本健の “DTMステーション”)
クラウドファンディングに成功した、歌って喋る新キャラクター、小春六花が3月18日に発売。仕掛人のアカサコフさんにインタビュー(同)