CV:小島幸子
概要
ドミトレスク夫人の娘たちの1人。
黒髪で、黄色の首飾りをしており、口元は血で汚れている。
三人姉妹の次女で、母譲りの加虐心と残虐さの持ち主であり、殺人を楽しむサディストの快楽殺人者。
ちなみに、イーサンの事は狩りの獲物としか見ていおらず、殺した後は剥製にしようと考えている。
ただし、ドミトレスク夫人とは違い、イーサンの血を美味しいと感じており、ハンカチに着いたイーサンの血を嗅いで、それをクルクルと回すなどといった行動を取る。
歩みは遅いものの、距離を離すと波打つような動きで一気に近付いてくる。
他にもハルパーを所持しており、これで相手を斬りつけたり、足に刺して引きずり回したりする。
関連タグ
オルチーナ・ドミトレスク ベイラ・ドミトレスク ダニエラ・ドミトレスク
以降、本編のネタバレにつき、注意。
彼女の正体は、マザー・ミランダの行った「カドゥ」を用いた人体実験の被験者である。他の姉妹と同じく、娘の遺体にカドゥを産卵させ、産まれてきた蝿に似た無数の肉食虫に食わせて誕生したものである。一見人間に見えるが、実際は集合フェロモンによって人型に擬態した虫の集合体である。そのため、銃弾を受けても無数の虫となって回避してしまう。また、無数の虫に分離して、狭い隙間から各部屋に自由に出入りすることができる。
肉食虫本体は獰猛な性格であり、イーサンを捕食しようとするのは本能による行動である。口元の血を吹いていないのは、虫の集合体ゆえに拭えないからだと思われる。
しかし、肉食虫は冷気(摂氏10℃以下)に触れると硬直するという弱点があり、硬直している間は攻撃が通じるようになる。また、肉食虫自体には繁殖能力が無いため、体を構成する虫が殺されると替えが利かないので再生できない(侍女の手記によると、1958年に存在が確認される事から、虫にしてはかなりの長寿である)。
また、他の姉妹と同様にドミトレスク夫人の実の娘ではなく、元々は赤の他人であることがドミトレスク夫人の手記から示唆されている。
カサンドラという名前も、怪物として生まれ変わった時にドミトレスク夫人に名付けられた名前であり、本来の名前は不明。
三姉妹の内、最も遭遇率が高い。
ベイラ、ダニエラと共にイーサンを襲い、ドミトレスク夫人が待つ寝室へ運ぶと、ベイラとダニエラがイーサンの両手にフックを突き刺し、カサンドラはレバーを動かして吊り上げる。上記のイーサンの血が付着したハンカチを嗅ぐ仕草をしながらドミトレスク夫人や姉妹達と共に退室する。
拘束から逃れたイーサンの前に無数の蝿となって現れて追いかけるが、気温が著しく低い地下牢へ逃げてしまったため追跡を断念。
ベイラがイーサンに倒されると、中庭に向かおうとする彼の前に再び現れて襲撃するが、デュークがいる部屋に逃げ込まれるか、中庭に逃げられたりするとまたしても追跡を断念する。
その後はドミトレスク夫人と共に城内を徘徊し、イーサンを探す。また、ドミトレスク夫人が近くにいる状態で遭遇すると大声で呼び、挟み撃ちしようとする。
この時、両者に見つかっていない状態である場所に行くと、ドミトレスク夫人からイーサンを未だ捕まえられずにいる事を叱責された後、先に斃された妹のダニエラを弔う言葉を呟いている様子が覗える(当然、攻撃したり、視界に入ったりして気付かれると会話を中断して襲いかかってくる)。
そして三姉妹の最後の相手として、武器庫にていよいよイーサンと対決することになる。ただし、ダニエラが待ち構えているソラリウム(日光浴室)を後回しにすると、2番目に戦う事ができる。
始めは部屋に窓がないからか余裕の態度を見せていたものの、爆弾で壁を破壊するという思わぬ手段で弱点の冷気を部屋に吹き込まれた事に動揺し、「楽しい狩りが台無しよ!」と激昂しながら襲いかかるも敗北。
「逃さないわよ…! お前は私の…大事な獲物なんだから…」と最期まで執念深くイーサンに迫ろうとしながら身体が石灰化して絶命。肉体が崩壊した。
彼女の死をもって三姉妹は全滅。カサンドラの死を察したドミトレスク夫人は「無茶をしたわね」と呟き、
ダニエラより先に倒した場合は、カサンドラを呼ぼうとするが返事が無い(=イーサンに倒された)ことに愕然し、「私がこの手で育て上げてきた娘たちに何という事を…! あの男には必ず報いを受けさせてやる!」のイーサンに対する怒りと殺意をより一層募らせる事となる。
関連タグ
グズネド「6」で登場した同じく虫の集合体から構成されるB.O.W.
人型の形態も三姉妹同様、女性の面影を見せている