概要
タキシード仮面/地場衛とセーラームーン/月野うさぎのノーマルカップリングであり、言わずもがな公式で運命の恋人同士である。
現在過去未来もあなたに首ったけ
前世からの恋
前世のうさぎは白き月の王国、シルバー・ミレニアム」の王女プリンセス・セレニティ。衛は地球国ゴールデン・キングダムの王子プリンス・エンディミオン。
千年前の前世から恋人同士であったが当時は月の住人と地球人との恋愛はご法度とされていた上、クイン・メタリアに引き起こされた戦争によって祖国が敵対関係になってしまい、ロミオとジュリエットと同じように悲恋で終わる。
→エンセレ
現代の恋
現世でやっと結ばれて作中では熱々ぶりを見せる衛とうさぎだが、第一印象は最悪なものであった。うさぎが赤点の数学テストの答案を丸めて投げ捨て、それが頭に当たった衛が点数を読み上げてしまうというものである。うさぎと衛は会うたびに口喧嘩をする腐れ縁の関係にあった。
一方、プリンセスを探すセーラ-ムーンと幻の銀水晶を探すタキシード仮面はライバル同士だったが、ダーク・キングダムという共通の敵と戦っており、セーラームーンは自分を守ってくれるタキシード仮面を「タキシード仮面様」と呼んで憧れていた。
互いの正体が判明して思いを通わせた以降は、少なくともうさぎの母親の月野育子公認の仲となっている。
アニメ版
原作では3歳差であるが、旧アニメシリーズでは衛の行動範囲を広めるためか時間に融通の利く大学生という設定。うさぎとは5,6歳差であり、衛もそれを気にしているためか人前でいちゃつくのは控えている。
衛はうさぎを気になる存在としつつも火野レイと交際していたが、エンディミオンがセレニティに贈った星のオルゴールを通して衛とうさぎが前世の記憶を思い出し、レイが身を引く形となった。
最終的にダーク・キングダムとの戦いの記憶を失って元の腐れ縁の関係にリセットされたが、うさぎたちは新たなる敵の登場で記憶を戻される。衛は記憶を失ったままであり、うさぎは片想いの状態を強いられることに。
しかし衛は記憶が無くても「月野うさぎを守りたい」と願う心から無意識に月影の騎士という影を生み出していたことが判明するなど、実際は両想いだった。
さらに劇場版美少女戦士セーラームーンRにおいて、衛が両親を亡くして間もない頃にうさぎと出会っていることが判明している。
うさぎの弟月野進悟が生まれるために病院を訪れた当時3歳のうさぎがフィオレとの別れを嘆く8歳の衛にバラの花を渡すという心温まるエピソードであった。
未来に続く恋
うさぎはネオ・クイーン・セレニティとして即位し、衛はその夫のキング・エンディミオンとして妻と共に30世紀のクリスタル・トーキョーを統治している。
長女うさぎ・スモール・レディ・セレニティが誕生し、未来でも深く愛し合っている。
アニメ版
二人の娘、ちびうさは父親からの受け売りで『いくつになっても恋する気持ちに変わりはない』という言葉を述べており、これが正しければ娘を儲けた後の未来の世界でもエンディミオン(衛)はセレニティ(うさぎ)に恋をし続けていることになる。
対のカラーリング
二人はイメージカラーでも対(白と銀色、黒と金色)になるように設定されている。
うさぎ | 衛 | |
---|---|---|
好きな色 | 白 | 黒 |
スターシード | 幻の銀水晶 | ゴールデン・クリスタル |
前世のイメージカラー | 白(銀髪に白いドレス) | 黒(黒髪に黒衣) |
原作でのプリンセス・セレニティの髪の色は白で、初期構想では現代のうさぎの髪の色も白にする予定だったという。
プリンス・エンディミオン及び衛の髪の色は黒。
ヒロインの相手役を金髪にすると原作者の前の連載作品『Theチェリー・プロジェクト』のヒロインの相手役を髣髴させてしまうため、そのデザインはジェダイトに継承された。
セーラームーンのセーラークリスタル(スターシード)は「幻の銀水晶」、原作版のタキシード仮面の守護石は「ゴールデンクリスタル」(テレビアニメでも衛のスターシードは金色)。
余談
2018年8月に原作第五期(アニメセーラースターズ173話)で衛がうさぎに渡した指輪「まもちゃんからの指輪」が本格的ジュエリーとして発売される。