真実に迫れ、相棒(バディ)と共に。
概要
バディミッションBONDとは、コーエーテクモゲームスが開発、任天堂より2021年1月29日発売のNintendo Switch用アドベンチャーゲーム。キャラクターデザインは、漫画『アイシールド21』やリメイク版『ワンパンマン』などの作画を手掛ける村田雄介。
発売日に開設された公式Twitterにより、開発チームがルビーパーティーであることが明かされている。略称は「バディミ」。
ストーリーや会話の展開時にコミック調の表現を取り入れており、デジタルコミックのようなスタイルで物語が進んでいくのが特徴的。
警官・怪盗・忍者・詐欺師といった異なる経歴や思惑を持つ4人が極秘の潜入捜査チーム“BOND”を結成し、姿なき犯罪組織の陰謀に挑む。
チーム“BOND”の4人から2人を選択し、バディを組んで捜査・潜入を行う。
1月15日より物語の序盤をプレイできる体験版が配信中。体験版のセーブデータは、製品版に引き継ぐことが可能。
また、発売元が任天堂であるため、2本でお得ニンテンドーカタログチケット対象になっている。
ストーリー
物語の主な舞台は、世界的なショービジネスの中心地・ミカグラ島。そこで暗躍する、姿なき犯罪組織“DISCARD”。
狙われた人物は、首筋に“死の刻印”を刻まれ、自我を失い狂暴化してしまう……。
その謎を解き明かすため、極秘の潜入捜査チーム“BOND”が結成されるのだった。
亡き養父の夢を継ぎ、ヒーローを目指す警察官ルークは、とあるきっかけで国家指名手配中の大怪盗アーロンとともに行動することになり、さらに元忍者(ショーマン)のモクマ、詐欺師のチェズレイと出会い、チームBONDを結成。
頼れる相棒として助け合い、時にはぶつかり合いながら、ルークの父の死の謎、そして世界を揺るがす大きな陰謀に立ち向かっていく。
数奇な出会いが人の運命を大きく変えていく……。
登場人物
“BOND”
- ルーク・ウィリアムズ(CV:木村良平)
”D”oggie。
誠実で正義感が強い警察官。殉職した義父の夢を継ぎ、ヒーローを目指している。
”B”east。
宝石を専門に狙う、世界的な大怪盗。身体能力の高さを活かした、豪快で直情的な手口が特徴。
”N”inja。
フレンドリーでおちゃめな元忍者。無類の酒好きで、隙あらば飲もうとする。
”O”utwitter。
各界の大物はじめ、数多の人間を破滅に追い込んできた、魔性の詐欺師。変装と知的犯罪の達人。
主要人物
ミカグラ島の歌姫。海外でも実力を評価されている。向上心の強い努力家で、自分にも他人にも厳しい。
あでやかな微笑みと剛胆なふるまいが印象的な、謎の美女。モクマとは旧知の仲。
重要人物
- エドワード・ウィリアムズ(CV:小山力也)
ルークの育ての親である国家警察官。10年前に殉職した。
- アラナ(CV:井上麻里奈)
謎の組織に囚われた女性。ルークのもとに、”AAA”を名乗る人物から「彼女を助けて」というメールが届いたことから物語が動き出す。
- ルドヴィゴ・アッカルド(CV:若本規夫)
ミカグラ島を世界的な歓楽島に変えた実業家。歌とショーを愛し、人々に笑顔をもたらしている。
- フウガ(CV:子安武人)
マイカの里を治める王の末裔にして、忍びの長。偉ぶることなく、民の目線で物事を見る。
- コズエ(CV:井上喜久子)
マイカの里の大巫女。厳格な態度を崩さず、ミカグラの伝統文化を守ることを第一に考えている。
闇カジノを牛耳るマフィアの帝王。規律に厳しく、違反した者には機械の右手で容赦なく制裁を加える。
ある捜査中にルークたちと出会う、凄腕のハッキング能力を持つ少年。おどおどしているように見えるが割と言うときは言う。
- ファントム(CV:???)
犯罪組織「DISCARD」のボス。
「ファントム」は通り名であり、その正体は謎に包まれている。
システム
物語は「シンキングタイム」と呼ばれる下調べ、そして潜入ルートを決める「捜査」そして実際に現場に潜り込む「潜入」をクリアすることで進んでいく。
シンキングタイム
まず、追跡する事件や出来事に関するものを「サーチモード」で調べ、事件が起こった場所や潜入場所の特定、潜入のルートの検討、潜入場所に詳しい人物の特定、聞き込み先の絞り出しなど、ストーリーの中に散らばっているヒントを掘り起こしながら情報を整理していく。
捜査
情報の整理が終わると推理を元に、4人の中から2人を選択して「バディ」を組んで聞き込み捜査を行う。誰が捜査すれば情報を聞き出せるかは、捜査スポットごとに異なる。
ワルを脅して情報を吐かせたりするならアーロン、子どもに話を聞くならモクマ、といったように、話を聞く相手によって相性のいいキャラクターが異なるため、どの2人を組ませれば効率よく情報収集できるか、考えながら捜査を進めるのが重要。
そして必要な情報が揃えば、敵のアジトに忍び込むための潜入ルートが開放される。
潜入
潜入パートは捜査で得たルートの情報をもとに、キャラクターを直接操作して目的地を目指す。潜入も2人のバディを選んで臨む。
捜査内容に応じて複数の潜入ルートが用意されており、仕掛けや障害は選んだ潜入ルートによって異なり、また、特定の人物を選択していないと進めないルートも存在する。
潜入した場所でゴールに到達すると、ストーリーが進行して次のミッションが開放される。
また、ミッションクリア時のヒーローゲージが多いほど、クリアランクが上昇。相棒の絆を描いた「バディエピソード」や、キャラクターに焦点を当てた「サイドエピソード」が開放される。
クリア済みの話は再プレイが可能。
公式Twitter企画
発売1か月記念フォロー&ハッシュタグキャンペーン
2021年3月1日~3月8日まで行われた、公式Twitter初の公式キャンペーン。「#ここがおススメバディミ」のタグでプレイヤーの紹介ツイートを募集。対象は0章~6章(スクリーンショット使用可)で、ネタバレ可能範囲のひとつの目安とも言える。
発売2カ月記念キャンペーン
2021年3月29日~4月23日にかけて公式Twitterによって行われたキャンペーン。BOND各メンバーのプロフィールやラフ画が順次公開された。プロフィールにはクリア済みでないと分からないような仕込みも多く、関連ワードがトレンドに載るなどの盛り上がりを見せた。
また、事前に予告されたのは、「3月29日から4週連続で一人ずつ」「①プロフィール②Twitterヘッダー画像③ラフ」が公開されるということのみで、詳細スケジュールは不明だった。しかし、投稿パターンからそれぞれ月・水・金の0時に公開されるのだとファンが理解していた第3週。モクマのヘッダーが公開されると思われていた4月14日(水)0時に投稿されたのは、なんと事前にプロフィール公開されていたルークの誕生日動画。ゲームイベントそのままの形式で公開された全く新しいエピソードに、「公式が全部やるバディミッションに誕生日0時にお祝い作品投稿まで網羅された」「無料でいいんですか!?」「DLCにして下さいお願いしますお金を払ってSwitchに入れたい」などの反応が集まった。この動画はクラスタ外にも拡散され、キャンペーンでじわじわ増えていた公式Twitterフォロワーが1万を突破するきっかけにもなった。
ルーク | プロフィール | Twitterヘッダー画像 | お宝ラフ |
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アーロン | プロフィール | Twitterヘッダー画像 | お宝ラフ |
モクマ | プロフィール | Twitterヘッダー画像 | お宝ラフ |
チェズレイ | プロフィール | Twitterヘッダー画像 | お宝ラフ |
GWはBONDをプレイ!
2021年のGWにあわせ、 #BOND_GW のハッシュタグで公式によるプレゼンが連日行われた。基本的には各システムや公式HPのコミック紹介などの宣伝ツイートだが、急に作中にない公式設定が明かされたツイートもあり、なかなか侮れない企画である。
フォロワー1万人ありがとう!バディイラストラフ公開
公式Twitterのフォロワーが1万人を過ぎて結構経った頃、突然ルーク&アーロンの公式バディイラストのラフ画が公開された。初期設定の名残も感じられる逸品で、あまりの唐突さにファンは騒然。一週間後にモクマ&チェズレイのラフを公開するとも予告されたが、その一週間が経つ前にやはり予告なく誰も予想しなかった母の日エピソードが投下され、過剰供給によってファンはおおいに振り回された。ありがとうございます。
記念日ツイート
特に予告なく0:00ちょうどに公開される後日談エピソード。絶妙な匂わせ加減で、まったく知識の無い状態とクリア後で味わいが変わる。特にプレイ中の場合はネタバレとなる危険があるため、閲覧には注意が必要。逆にフルコンプリート後にはぜひ見るべき絶賛更新中コンテンツである。
開発者インタビューが掲載されたゲーム雑誌
裏設定などが明かされているファン必見のインタビュー。最新号以外も、電子書籍などでバックナンバーを読むことができる。
- ファミ通2021年4月22日号
人気投票結果発表(インターネット集計)、開発秘話、裏設定、初期設定等
- ニンテンドードリーム2021年6月号
人気投票結果発表(4月号募集、5月号中間発表掲載)、サウンドトラック秘話
- ニンテンドードリーム2021年7月号
開発者インタビュー、チェズレイ中心の裏話
- ニンテンドードリーム2021年8月号
開発者インタビュー、モクマ中心の裏話
関連動画
関連タグ
バディミ バデボ BOND BMB:略称、公式では「バディミ」が使用されている。
にじさんじ/夜見れな、ニュイ・ソシエール、葛葉(にじさんじゲーマーズ):体験版の実況を依頼されたVTuber。任天堂が新作タイトルのプロモーションにVTuberを起用するのは本作が初めて。