オオヤマツミは姉と一緒にニニギの妻にしようと思っていたが、
ニニギは妹だけと結婚した。なぜなら妹は美人だが、
姉はそうではなかったからである。古事記によると「甚凶醜(いとみにく)き」とあり、
わけではなかったかもしれないが……
オオヤマツミ曰く、妹は天孫に桜の花が咲くような繁栄を、
姉は岩のような堅固さをもたらすはずだった。
ニニギがイワナガヒメを拒絶したことで天皇の寿命は短くなり、
やがて普通の人間と同じになってしまうことになる。
木花咲耶姫は、結婚後すぐに妊娠したためにニニギから
何があっても産まれるはず、と自分の居る産屋に火をつけて絶命した。
イワナガヒメはニニギと結婚しなくてよかったのかもしれない。
この時に産まれたのが、火照命、火須勢理命、火遠命の三柱である。
コノハナサクヤの「姫茶」
静岡県富士宮市のお茶「姫茶」のパッケージに萌えキャラとして描かれた
木花咲耶姫がデザインされた。キーホルダーも作られているが
現地のJA富士宮ファーマーズマーケット「う宮~な」
ではお茶限定で販売されている。キーホルダーとのセットは
秋葉原の同人ショップ「D-STAGE」で取り扱われている。