概要
責め苦がない分地獄にいるより楽だが、食の自由は動物に劣る。
生前、食べ物や財産に対する感謝をせずに好き勝手に振舞っていたものが落ちる道とされ、釈迦十大弟子の一人である目建蓮(モッガラーナ)の母親も死後にここに落ち、それを救うためにはじまったのが施餓鬼供養であるとされる。
餓鬼の種類
餓鬼には36の種類があるが、詳細はwikipediaの当該項目を参照されたい。
ここでは大まかな3分類のみを表記する。
- 無財餓鬼
いわゆる『飲食ができない』一般的な餓鬼のイメージに最も近い最下等の餓鬼。
唯一、施餓鬼供養を施されたものだけは飲食できる。
- 少財餓鬼
糞尿・嘔吐物・死体などの不浄なものだけを食べることができる餓鬼。
- 多財餓鬼
飲食に困らず裕福に暮らすことができるが、どんな贅沢をしても満足しない。天部にも行くことができる最上級の餓鬼。