『WHEN THE HOLY SWORD AND THE BOOK INTERSECT REWRITE THE WORLD』
概要
『仮面ライダーセイバー』に登場するワンダーライドブックの一つ。
大量のアルターライドブック、始まりの5人(マスターロゴス、タッセル、ズオス、レジエル、そしてストリウス)の持つ「全知全能の書」の一部、そして世界を繋ぐ存在の模造品をカリュブディスメギドの「喰らった者の力を取り込む」能力によって融合・復元させた全知全能の書に限りなく近い、世界を終焉に導く滅びの本。
その為仮面ライダーストリウスの複眼として目次録を装備させる等仮面ライダーソロモンを上回る全知全能の力をもたらす。
死者を全盛期以上の力を持たせた上複数人を同時に、かつタイムラグなく復活させるという尋常ならざる所業を容易く行っている。
これは(自我は無いとは言え)世界を作り替える力でも成し遂げられず、膨大な力を集め儀式を行ってやっと叶うかどうかという、
過去作における黒幕の最終目的のそれと同等の事象であり、この本の力が如何に規格外なのかを端的に表している。
全知全能の書の一部であるルナは遠方からもこのブックに干渉出来るようであり、それによりメギドになる前のレジエルとズオスの幻を召喚している。
見た目はオムニフォースワンダーライドブックを黒くして表紙に物語系メギドの紋章を刻印したリデコ。元のオムニフォースの表紙にあった幻想的な世界が黒く塗り潰された様に見え、ストリウスが世界を滅ぼす為に使用するアイテムに相応しいデザインと言える。
各ページも所々が破れている様な造形である事も共通しているが、こちらの方が破れた上に燃えているような造形をしていて、ページの損傷がより激しく見える。
また、オムニフォームのものと比較して欠けていた文字が浮かび上がって文章の全文が読める様になっており、展開時の仮面ライダーストリウスの上体と右腕が描かれている変身ページに刻まれた右ページのテキストには『全ての力が聖剣と交わり、身に宿る』と記されている。アルティメット・ディスペア発動時のページにはこれまでに登場したメギドのモチーフとなった幻獣や動物(ゴーレム、ピラニア、アヒル、メデューサ、オオサンショウウオ、アリ、キリギリス)が不気味な絵柄で描かれている。ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド発動時のページにはオムニフォースワンダーライドブックと同様にワンダーワールドが描かれているが、あちらの空が青いのに対し、こちらは紫色になっており、ワンダーワールドの終焉を表しているようにも見える(実際この技でワンダーワールドを浸食している)。また、あちらにあった剣(形状から判断すると刃王剣十聖刃だろうか)が描かれていなかったり、中央の木がストリウス怪人態の頭部のように荒々しく伸びていたりと細かい違いがある。
これまでのワンダーライドブックと異なり濁った様な聞き取りにくい音声でかなり不気味。
変身時の最後には笑い声が響き渡る。
立体物
2021年7月21日から2021年8月31日までプレミアムバンダイ限定で、
ドゥームズドライバーバックルおよびオムニフォースワンダーライドブックとセット販売。
余談
- 「グリモワール(Grimwar)」とは、(主にヨーロッパで流布した)「魔術の書物」を意味するフランス語。グリモアと略されたりもする。日本では「魔術書、奥義書、魔導書、魔道書、魔法書とも訳される。類義語には「黒本、黒書(black books)」があり、黒いワンダーライドブックであるこの本はまさに「グリモワール」そのものである。
- ブックのアイコン及び1、4ページ目にオムニフォースワンダーライドブックと共通して大樹が使われているが、恐らくオムニフォースの方をセフィロトの樹、こちらをクリフォトの樹に見立てているものと思われる。
関連タグ
オムニフォースワンダーライドブック:リデコ元。
エックスソードマンワンダーライドブック:リデコ元のリデコ元。