カキワルド

かきわるど

『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する敵組織・トジテンドが造り出したワルドの一体。

概要

トジテンドが人間界侵略の為に、柿の世界「カキトピア」を閉じ込めたカキトジルギアをクダックに組み込んで、誕生したワルド。

お寺の梵鐘を模した右腕を叩いて放つ「柿食えば鐘が鳴るなり砲」から轟音を放って攻撃する。

この音には直接的な破壊力は無いものの、例によって非常に凶悪な能力を秘めており、喰らった者はは体内の水分が無くなり猛烈な脱水症状に襲われ、水分を補給しないと最後には干からびて死亡してしまう。

一見するとカキとは関係ない能力の様だが、実はコイツの本当の名は『ホシガキワルド』。

ホシガキを模した頭部に飾りをくっ付けてカキワルドに見せかけていた。

生存本能自体を攻撃すると言う強力な手でゼンカイジャーを無力化したが、ゴールドツイカー一家が(フリントのゴレンジャーのテーマの鼻歌と共に)用意した給水所で切り抜けられ猛攻を受けてしまう。

しかしそこにハカイザーが乱入、給水を妨害。

追い込まれたゼンカイジャーを一気に倒さんとするが、ハカイザーをゼンカイザーが抑えている間にスーパーツーカイザーとキカイノイドメンバーの総攻撃を受けてしまう。

更に、ゼンリョクゼンカイキャノンを奪ったゼンカイザーの攻撃を受けて倒され、残されたトジルギアは撤退したハカイザーの後から「代わりに俺、参上!」と現れたクダイテストがホシガキワルドを吸収、ダイカキワルドが誕生した。

これまで人々に飢えを起こさせる作戦を企んだ戦隊怪人は複数いたが、果物である柿(しかも干し柿)モチーフの怪人はこのホシガキワルドが初になる。

ゼンカイジャー全員をワルドの能力の餌食にする事自体は珍しくないが、洗脳ではなく明確に死に追いやろうとする作戦は今回が初。

また、カキワルドの外見やクダイテストの登場時の台詞から考えてこの人が隠しモチーフに使われたと考えられる。また、正体を現したほっぺと共通する目はおつまみの柿の種を使われており食べた後、水分（お酒）を欲しがる要素も水分を奪う今回の作戦も併せていると思われる。

声を演じる鈴木氏は『天装戦隊ゴセイジャー』のグレムリンのワライコ僧以来、実に11年ぶりの戦隊出演となった。