概要
いわゆる、現在に生きる我々が未来がどのようになっているかを想像し、描く都市。
都市の景観も様々であり、現代とさほど建築物のデザインが変わらないものや、無機質的な建築物、空中に浮かぶ建築物、過密都市、地下都市、都市緑化など、作者の感性によって、作風が大きく左右されるのも特徴である。
東京、上海、深セン、香港、シンガポール、ドバイ、ニューヨークあたりがよく参考にされる。完全なオリジナルの都市や、細かい設定が存在しない、はたまた異世界の設定のものもある。
テクノロジーも都市の発展具合と比例するように発展しているのが大半。
反重力、完全自律型ロボット、超超高層建築物、巨大な乗り物、超高架軌道など様々なものが都市と同時に描かれているものが多い。
また時代によっての違いも大きく、1960年代宇宙開発全盛期はロケットが飛びまくり、1970年代は公害が強調され、1980~90年代はサイバーパンク、2000年代は温暖化で水没し、2010年代はタッチパネルだらけだったりと、レトロフューチャーとしての楽しみ方もある。
現実にはあり得ない事──と思ってしまうかも知れないが、大抵描いた人の夢とロマンが詰まっていることは知っておいて欲しい。
また、ドイツの格言に"Alles was der Mensch sich vorzustellen vermag kann es tatsächlich geben."(人が想像しえることは全て現実に起こり得るのだ)とあるように、今後の技術の発展次第ではこんな世界が実現するかもしれない、そんな想像をしてワクワクするのもこのタグの作品の醍醐味の一つである。