概要
本来は畿内の周辺を指す言葉であり畿内は含まれない。しかし現在は畿内も含めた地方名として使われることが多い。
「近畿」という単語は地方内のニュースや天気予報等で頻繁に聞く単語ではあるが、近畿以外ではあまり耳にしない単語であり、他の地方からは関東と対比して「関西」地方と呼ばれることが多い。
中枢都市の大阪が東京と対になっていることも関西地方と呼ばれる原因である。
また、「近畿」を英語読みすると「kinky」(変態などの意味)になる恐れがあることから、最近では国際化の波で、近畿地方内の団体などが自ら「関西」を名乗る例もある(「近畿」を社名に含む企業や団体などでも、例えば「近畿日本鉄道」は英称を「KINTETSU RAILWAY」、「近畿大学」は「KINDAI UNIVERSITY」としたりしている)。
関西と呼ぶと三重県を含まないことが多いが、近畿と呼ぶと三重県を含むことになる。これは関西が「関所より西」を意味するためである。
???「待ちたまえ君たち」
所属都道府県
影響を及ぼされやすい地域
徳島県や福井県(特に嶺南)は近畿広域圏の放送局をケーブルテレビやスピルオーバーを通じて受信していることが多く、広義の近畿エリアとして含む考え方がある。
近畿ブロック知事会など一部の枠組みでは鳥取県をも含む考え方もあり、「近畿2府8県」なる言い方区分が存在する(正式に名称として使用する例に「近畿2府8県議会議長会」がある)。
「畿内の周囲」という語彙を辞書的に考えれば前述した2府5県ないし6県に限る話ではないともいえよう。