「レースで一番大切なのは気合!相手に噛み付くくらいの闘争心なのだ!」
プロフィール
感情の起伏が激しく、時には相手に噛みついてしまうこともある気性の激しい元気っ娘。
かなりの寂しがり屋で、構ってほしいがためにあの手この手でイタズラを仕掛けてくる。
(公式ホームページより)
ギザ歯が特徴的なイタズラ好きのウマ娘。語尾に「なのだ」を付けて喋るのが特徴。
勝負服は、白のブラウスに黒いネクタイを締め、裾が歯をかたどった模様の黒いパーカーを羽織る。黒基調のカラーリングは、モデルとなった「シンコウ」の勝負服が黒一色だったことによるものだろう。また手には獅子舞のハンドパペットを持っている。
ちなみにスリーサイズでわかる通り、とても安産型な体型である。
アニメ(2期まで)やCDには現時点で登場しておらず、漫画『うまよん』での登場がある程度。
うまよんでは噛みつき癖をヒシアマゾンに咎められるも反省しなかったのでお仕置きされかかったが、そのお仕置きの実行者がアグネスデジタルだったので‥‥
後にそのことがトラウマになって、噛めない鬱憤晴らしに大好きなとうもろこしを食べようとした場面で不穏な眼差しを感じ唾を飲む音を聞いて苦しむほどに。
実はルームメイトが居ないと寝付けないとの事。
そんなかまってちゃんなので、うまよんでは悪戯をしては追いかけてくるビコーペガサスの事を気に入っており、彼女の趣味に合わせてキャロットマン(再放送)を見てより理解を含め、ヒーローごっこに付き合ったりしており、バンブーメモリーも追いかけ出し、相手が増えて喜んでいる。更に、キャロットマンから悪戯の構想を練ったり、敢えて罰を受け清掃したプールに悪戯を仕込むなど、妙なところで労力を惜しまない。
外見、声色、言動共に中学生かすら怪しいほど幼いものだが、これでも高等部。しかも同じく高等部であるゴールドシチーが先輩をつけて読んでいるため高2以上まで確定。色々と大丈夫なのだろうか…
ゲーム版でもリリース時点ではレースに登場しておらず、一部ウマ娘のランダム発生イベントにわずかに登場する。
アオハル杯では数少ないダート適性Aのウマ娘なので重宝する。
2021年6月21にはSRレアリティのサポートカード[///WARNING GATE///]が実装された。ダートコースにトレセン学園の体操服姿でゲートに収まった姿のため、特定のレースモデルではなく練習風景と思われる。
ヒント関係のボーナスは持たないが、友情ボーナスは固有込みでスイープトウショウを上回るほど高く、育成シナリオ「アオハル杯」に置いては高いレースボーナスとファン数ボーナスに加え、初戦のダートの勝率を上げられる点がメリットして上げられる。
ただし無凸だとトレーニング効果が無いので1凸はしておくことが勧められており、「最優先で金結晶を使うSR」の一つに挙げられる(スイープは無凸でも強いため)。
競走馬「シンコウウインディ」
夜明けの咆哮
木々をなぎ倒し
岩を打ち砕きながら
道を作ってきた
幾多の先人たちよ
その志を受け継いで
獰猛な獣が駆ける
凍てついた砂を
熱い咆哮で溶かしていく
いま夜は明けて
新たな時代が始まる
- 名馬の肖像 2021年フェブラリーステークスより
1993年生まれの牡馬(96世代)。父デュラブ、母ローズコマンダー、母父ダストコマンダーという血統。
主な勝鞍は1997年のフェブラリーステークス。中央競馬初のダートGⅠ馬であるが、同時に「レース中の噛みつき癖」という事績で知られた珍馬でもある。
冠名「シンコウ」は、馬主が経営していた「パッ!とさいでりあ~」のCMで知られた建材・リフォーム業者「新興産業」に由来する。
1996年の1月にデビューし、新馬戦に勝利。しかしその後芝のレースでなかなか勝てず、ダート路線に活路を見出す。
条件戦館山特別では、最終直線で抜け出し勝利は決まったかと思われたが、追ってきた他馬に噛み付きに行った(未遂)ことが原因で2着に敗れた。この珍事で条件馬ながら一気に競馬ファンの話題を集める。
次走のユニコーンステークス(GⅢ)では1着入線のバトルラインから大きく離された2着入線だったが、同馬の降着処分によりラッキーな形で重賞初挑戦で制覇、オープン馬昇格を果たした。
ところが次戦、大井競馬場で行われたスーパーダートダービーは逃げるサンライフテイオーにまたも噛みつきにいったことでスピードが鈍り2着。続く盛岡競馬場でのダービーグランプリは3着に終わった。
1997年には、この年からGⅠに昇格したフェブラリーステークスを岡部幸雄とのコンビで勝利、中央競馬初のダートGⅠ馬という栄誉に輝いた。しかし同年の帝王賞(大井競馬場)で7着に敗れた後に脚部不安が見つかったことで、2年間の長期休養を余儀なくされる。
1999年に復帰するも、安田記念でブービーの13着になってからは、完走が精一杯の状態となり、同年9月限りで引退した。
引退後は種牡馬になったが、馬主が本業の経営不振から馬主業から撤退するトラブル等もあって相手が集まらず、2006年に当て馬兼功労馬になった。
しかし、当て馬としてはとても優秀らしい。気乗りしない繁殖牝馬に蹴られたりすることもある損な役回りだが、ウインディはへこたれず引きずらず、縁の下の力持ちとして生産現場を支えているそうだ。往年の噛みつき癖も、スキンシップの甘噛み程度に制御できるようになったらしい。
2022年現在も存命であり、ナイスネイチャ(34歳)、ウイニングチケット(32歳)に次いで3番目の長寿である。
ちなみに噛みつきと並んで穴掘りの描写がやたらと目立つが、実際のシンコウウインディ号もゲート内で地面を掘る癖があったという。
また上記の嚙みつきによるペナルティだが、シンコウウインディのケースでは生じていない。
JRAのルールにおいて「走行妨害がなければ被害馬が加害馬に先着していた」場合に失格や降着などのペナルティが生じるが、シンコウウインディは噛みつきに行って相手を勝たせ、他の馬の邪魔になっていないため、ペナルティが生じなかったのである。
関連イラスト
関連タグ
エアグルーヴ(ウマ娘):同じ1993年生まれだが、一度も対戦していない。
ビコーペガサス(ウマ娘):2歳年上。1997年のフェブラリーステークスで対戦。
アグネスデジタル(ウマ娘):2002年のフェブラリーステークスで1着。
タマモクロス(ウマ娘):モデルのタマモクロスも噛み付き癖があることで知られた。
また、1999年の安田記念では、グラスワンダー(ウマ娘)〈2着〉・シーキングザパール(ウマ娘)〈3着〉・キングヘイロー(ウマ娘)〈11着〉と対戦している。
依田芳乃:同社作品における中の人繋がり。年齢の割に外見と声色が幼く語尾が個性的な事も共通しているが、性格は反対にとても穏やか。上述のアグネスデジタルと合わせて誰が呼んだか「汚い山紫水明」。