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ブルズアイ(MARVEL)の編集履歴

2022-10-11 09:53:20 バージョン

ブルズアイ(MARVEL)

ぶるずあい

ブルズアイとは、MARVELに登場するヴィランである。

概要

ブルズアイとは、マーベルコミックに登場するスーパーヴィランである。

ブルズアイ(Bullseye)とは、「大当たり!」の意である。

額に「的(まと)」を表す◎のマークがあしらわれた、黒い覆面スーツを着用している。


初出:Daredevil #131 (1976年3月)

種族:人間

本名:不明。レスター(Lester)と呼ばれることがある。


能力

常人であるが、驚異的な「投擲能力」を有する。あらゆるものを投げつける事で、狙った目標へと命中させる事が可能なのだ。

この能力と併用し、日用品を全て凶器と化し、人間を殺害する事が可能

具体的には、野球ボールや万年筆、爪楊枝やトランプのカードやヨーヨーなどを凶器として使用したことがある。ごく普通のカードでも、刃のように目標の首や急所を切断し、万年筆やペンなどはナイフと同じく刺殺の凶器となる。

時には自身の折れた歯ですらも凶器に変えて攻撃したことがあり、折れた歯を恐るべきスピードで吐き出すことで相手の頭部を貫通させて死に至らしめたことがある。


これがスーパーパワーなのか、技能なのか不明で、フリンジ・パワー(パワーと技能の間)と呼ばれることがある。

この優れた投擲能力は、ホークアイの射撃能力に匹敵する。そのため、ノーマン・オズボーンが結成したダークアベンジャーズにて、偽ホークアイとなっていた(後に宿敵であるデアデビルの偽物になった事も)。


後に、アダマンチウム鋼を自身の骨格に移植され強化。その骨は破壊不可能となった。そのため、高層ビルからの落下やトラックに撥ねられるといった即死レベルの負傷でもことごとく生き延びるように。

ただし、ウルヴァリンのような回復能力は無いため、肉体は傷ついても負傷は簡単には治らない


投擲以外には、オリンピック選手のレベルのアスリート級身体能力を持ち、特にアクロバット能力に長けている。


またスタミナと腕力も、アスリートレベルの能力を備えており、ボクシングやカンフーなどの格闘技に精通している。


オリジン

ブルズアイの出生に関しては謎が多く、彼がこれまでに語った過去のどれが真実なのかは分かっていない。そもそもブルズアイは精神を病んでおり、自身が語った過去のどれが事実なのか、あるいはすべてが嘘なのか、それらは不明のままである。


最初は、「自分を虐待していた父を殺し、ここからヴィランになった」と語っていた。

この後に、医療刑務所に押し入った際、そこで会った入所者を「パパ」と呼んでいる


逮捕され、国家安全保障局(NSA)から受けた尋問では、「元野球選手であり、メジャーリーグの初試合でノーヒットノーラン達成寸前、退屈しマウンドから降りようとしたところを相手打者に嘲笑されたため、彼の頭にボールを当て殺害。業界を追放され、その後NSAのエージェントを経てフリーの殺し屋になった


他にも、「CIAの仕事を手伝い、反政府組織の訓練を行ったことがある」などと支離滅裂な言動を見せている。


そのためどれが真実なのか(またはどれも真実ではないか)は未だに不明である。


経歴

最初に、ニューヨーク市民全員を人質に取り脅迫する事件を起こすが、これをデアデビルに阻止される。ここからデアデビルとの因縁が始まった。


キングピンに雇われた後、デアデビルの正体が弁護士マット・マードックだと付きとめ、マットの元恋人で女暗殺者のエレクトラを殺害する。これに激怒したデアデビルにより、ブルズアイは打ちのめされてビルの屋上から突き落とされてしまった。


全身の骨が砕けて再起不能に陥ったが、ヴィラン・ダークウィンドによって全身の骨にアダマンチウムを移植、復活する。

この後、デアデビルの恋人を狙い、カレン・ペイジを殺害。その後にマットが交際を始めたミラ・ドノヴァンも手に掛けようとしたため、デアデビルに捕えられ、その額に標的マークの傷を刻み付けられた。


ノーマン・オズボーンの元で、「サンダーボルツ」「ダークアベンジャーズ」にも、ヒーローを装う事で参加。ダークアベンジャーズでは、偽ホークアイとなっていた。

この後、デアデビルと再戦。しかしまたも敗北し、全身麻痺が残るほど叩きのめされる。


身動きが取れなくなっても、自身で傭兵部隊を雇い、デアデビルを襲わせるなどしている。



実写版

映画「デアデビル」(2003)

演じたのはコリン・ファレル。日本語吹替が村治学


コスチュームを着けず、頭に的の入れ墨を入れただけのビジュアルになっている。しかし劇中では「オレもコスチュームが欲しい」とわめくシーンがあった。

原作同様に、驚異的な投擲能力は健在で、この映画でもエレクトラを殺害した。


MCU

演:ウィルソン・ビーサル


ドラマ版『デアデビル』シーズン3に登場。

本名:ベンジャミン・“デックス”・ポインデクスター

元陸軍のFBI捜査官で、射撃の名手。

投擲能力は健在で、標的までの間に障害物があっても、壁などで反射させて命中させることができる。

表向きは普通の社会人として振舞っているが、少し気に入らないことがあると物を壊したりする衝動的な性格。

なおかつ、命に対する価値観が軽く、人殺しもいとわない。自殺防止センターでは、相談者に自殺するよう誘導したこともある。


活躍

両親に捨てられた孤児であり、施設で育った。

幼い頃から猟奇性を発しており、隠れて小動物を殺していた、生粋の異常者。

最初の殺人は、所属していた少年野球チームのコーチに対し、「最後までマウンドに立たせてくれなかった(完全試合をやれば両親が戻ってきてくれると信じていた)」という理由で、投げた野球ボールを柱に跳ねさせて彼の頭にヒットさせるという、精密な投擲能力を生かしたやり方だった。

周囲は事故だと思い、カウンセリングを受けさせたが、本人は堂々と殺意を告白。カウンセラーのマーサーは彼の心を真っ当にするために尽力したが、道半ばで病死した。デックスは、死の間際にある彼女にさえ「最後まで一緒にいてくれると言ったのに」と、彼女を逆恨みで殺そうとした。

マーサーの死後、「組織の中で善良に行きなさい」という彼女の遺言に従い、陸軍、自殺防止センターを経てFBIの捜査官となる。自殺防止センターで、職員のジュリーに一目惚れし、彼女をストーキングしていた。


シーズン3冒頭、FBIでの取引で刑務所から所外のセーフハウスに移送されるウィルソン・フィスク / キングピンの護衛を担当。フィスクを狙ったアルバニア人を倒したことから一時英雄視されるも、カレン・ペイジが所属するブレティン社の報道でフィスク救出に関する疑惑が報じられ、休職を余儀なくされる。おまけに、不用意な発言でストーキングのことをジュリー本人に知られてしまう。

フィスクは、そんなデックスを子飼いの部下にしようとし、マットにヒーロースーツを作ったメルヴィンにもう一着のデアデビルスーツを作らせ、デックスを偽デアデビルに仕立て上げる。

偽デアデビルとなったデックスは、フィスクに不利な証言をしようとした元囚人と彼をかくまったブレティン社の社員たち、カレンをかくまったクリントン教会のラントム神父や信者たち、そしてFBIの同僚であるレイ・ナディーム捜査官を次々と殺害し、フィスクへの忠誠を自分のよりどころにしようとしていた。

しかし、フィスクがデックスを冷酷な殺人マシーンにするためにジュリーを殺したことを、マットから教えられ、ジュリーの遺体を見つけて、自分の判断が間違っていたことに気づき、マットとフィスクが激突する場に乱入。三つ巴の戦いになるも、フィスクに背中から壁に叩きつけられて脊髄損傷となり戦線離脱する。


マットに敗北したフィスクが再び投獄された後、背中の手術を受ける。

意識があるかないかわからないが、手術中に見開いた眼には、ブルズアイのシンボルである「的(まと)」のマークが浮かび上がっており、再登場が示唆されていた。

(ちなみに少年時代にかぶっていた野球帽にも、同じマークがあしらわれていた)


関連イラスト

Bullseye


関連タグ

映画版でのブルズアイ役のコリン・ファレルはのちにDC映画『ザ・バットマン』でペンギンも演じたため、MARVELとDCコミックスのヴィランを両方演じた俳優となった。


映画版での吹替を担当した村治も、のちにフィル・コールソン(演:クラーク・グレッグ)の吹替でマーベル作品に再出演した。



関連タグ

MARVEL

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