「100年後の荒野で笑うのは儂である必要はない
呪いが人として立っていればそれでいい」
※この項目は単行本14巻までのネタバレ情報を含む場合があります。 |
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プロフィール
概要
『呪術廻戦』の登場キャラクター。人が大地を畏怖する感情から生まれた特級呪霊。
単眼で頭部が火山のようになっており、歯はお歯黒のように黒い。精神が昂った際には「ポッポー」という音ともに頭部から蒸気が吹き出す。
一人称は「儂(わし)」で、人語を話し理解する。趣味で呪物をコレクションしている。
また、自分自身の力量にプライドを持っており、五条悟に「弱い」と煽られた際は側頭部の耳栓のようなものを吹き飛ばすほどの激昂ぶりを見せた。
「嘘偽りのない負の感情から生まれた呪いこそ真に純粋な本物の“人間”であり、偽物は消えて然るべき」との信条を掲げ、人間を駆逐し呪霊が君臨する世界の創造を目論んでおり、目的達成のため夏油傑に助言を求めた。
志を同じくする花御や陀艮、真人と行動を共にしており、呪霊達のまとめ役的存在であり、その高い成長性を見込んで真人を自分達の頭に据えている。
実力
11巻以降のネタバレ注意!!!!
作中では現代の異能を相手にしてイキリ散らした挙句に一方的にボコボコにされて、それ以降はその名前にビビるようになるわ、渋谷事変において呪術界きっての怪物に自分にかなり有利な勝負を持ちかけられた上で徹底的になぶられるわと、やられ役、かませ犬のような印象が強いキャラクターである。
しかし、これは彼らのような"絶対的強者から見て"弱いのであって、渋谷事変では疲弊しているとはいえ一級呪術師をあっさり撃破する、二級以上の術師が揃った状況で術師側を圧倒する、など、特級呪霊の中でも上位の実力を持つ。実際、彼を一方的にボコボコにした一人からは「お前は強い」と認められており、他の特級呪霊達がHUNTER×HUNTERのような世界観で戦っている中で漏瑚だけがビル数棟を破壊する攻撃を行えるなどその規格外ぶりが窺える。
また、夏油曰く「漏瑚は甘く見積もって宿儺の指8、9本分程度の強さ」と言うことだが、そもそも宿儺の指一本分の強さというのが、未完成とは言え領域展開を使わねばならないレベルであり、実際の実力はやられた描写よりも遥かに高い。むしろ、このレベルですらも一蹴してのける五条や宿儺の方が異常である。
術式としては、火炎やマグマを操る火力の非常に高い術式を操り、呪術の極致である領域展開と極ノ番を同時に修得している数少ない例。
術式
火山・火炎を操る術式。基本的な対人攻撃としては、壁や地面を火口に変化させ噴火で攻撃するほか、拳から火炎や熱線を放出することもできる。
- 火礫蟲 (かれきちゅう)
小型の羽のついた呪霊を生み出し相手に放つ。触れると大音量の奇声を発し、相手が怯んだところで大爆発を起こす。
- 極ノ番「隕」(ごくのばん いん)
巨大な火山弾を相手に叩きつける。ビル数棟をまとめて吹き飛ばす程の威力。当たりさえすれば宿儺でも無事ではいられないほど。五条悟との初戦でもトラック並みのサイズのものを使用している。(領域展開後に使っているが、この時に必中効果は無い)
領域展開
- 蓋棺鉄囲山 (がいかんてっちせん)
火山の内部のような生得領域を展開する。領域展開の特性として、火山弾などの攻撃が必中になる上に、領域内が非常に高温であり、並の術師であれば領域内に入った時点で焼き切れる。
余談
その容姿からファンからの愛称は富士山(作中でも呼ばれている)。人間を殺すことを何とも思っていない冷酷非道の悪役のはずだが、どこか愛嬌と哀愁のある立ち振る舞いや、初対戦時に侮ってかかった五条悟にフルボッコにされて以降、五条に対し怯えを見せる様子なども相まって、マスコット的な立ち位置を得ており、グッズやLINEスタンプでも作品のマスコットキャラとして登用されることが多い。
担当声優は芥見下々先生の要望によって決まった他、悠仁の祖父の声も兼任している。
アニメ7話でのCパートにあたる『じゅじゅさんぽ』では、本編内で五条に千切られたことによる生首状態で夏油と真人にサッカーボール代わりにさせられる目に遭っている。Twitter上ではリアル『サッカーしようぜ!お前ボールな!』ということで盛り上がり、結果、『お前ボール』がトレンド入りした。