概要
北海道の中央部、空知振興局管内にある市。地名の由来はアイヌ語の「ユーパロ」(水の湧き出る地)。
かつては炭鉱の町として栄えたが、石炭産業の衰退に伴い炭鉱が閉鎖していき、それとともに人口も激減。観光産業振興のための施設整備(石炭の歴史村など)やイベント開催(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭)に多額の投資をしたが失敗、財政難に陥った。
2007年には財政再建団体(経営が極端に悪化した自治体に適用。予算他行政運営に大きく制約を受ける)に指定される羽目になり、人口の減少も止まらず、2013年10月にはついに一万人を割り込んでしまった。市制を敷いている自治体としてはかなり少ない数字である(最も少ないのは同じ空知管内の歌志内市)。
なお、石炭に代わって夕張の主要産業となったのは夕張メロンだが、税収落ち込みの背景には、「めろん城」なる立派な施設を作っておきながら市内に加工業者がなく、菓子やジュースなどへの加工は市外業者に依存しているというお粗末な現状がある。
映画「仮面ライダーBLACK 恐怖!悪魔峠の怪人館」のロケ地に使われ作中でシャドームーンが夕張市を説明した。
関連タグ
夕張:他の用例