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元禄文化の編集履歴

2023-02-23 13:01:28 バージョン

元禄文化

げんろくぶんか

元禄年間(1688年~1703年)の日本の文化。主に上方で栄えた。

概要

元禄(1688~1703年)と前後する時期の文化。17世紀後半から18世紀初頭にあたる。


江戸幕府は支配体制が固まるにつれて文治政治に移行し、大名に対する支配も軍事強硬策から儒学などの道徳による穏健策へと転換し、学問が奨励された。このため各地で藩校寺子屋などの教育機関が作られ、文化振興がすすんだ。


元禄文化のそれまでの文化との違いは、現世(浮世)肯定的で非宗教的なところにある。富を得た豪農や豪商が贅を尽くした豪華な絵画(狩野派琳派など)や工芸品を作らせた一方で、人々の哀歓を描いた浮世絵浮世草子が創作された。庶民の暮らしも豊かになり、俳諧和歌の創作、三味線尺八の演奏といった趣味を楽しむ余裕ができた。人形浄瑠璃歌舞伎がいちおうの大成をとげたのもこの時代である。


この時代の都市文化の中心は大坂である。当時の江戸はまだまだ後進地域であり、江戸が上方をしのぐ文化の中心地となるのは19世紀の文化・文明年間(化政文化)を待たなくてはならない。


主な文化人

井原西鶴

近松門左衛門

松尾芭蕉

菱川師宣


関連項目

日本文化 浮世絵

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