概要
双子葉類ブナ目の植物の一群。全て木本であり、多くが高木。
ブナをはじめ、カシワ、ミズナラ、コナラ、スダジイなど、冷帯や暖帯の森林の主要樹種の多くがこの科に属しており、森林の多くの樹種が属する。
実は固い殻を持ついわゆるドングリで、古くは殻斗科とも呼ばれた。実が食用果実として重視されるクリもこの科である。
人間生活との関わりも大変深く、木材として、木炭などの燃料として、食用キノコのほだ木(原木)として多くのブナ科樹木が活用されている。ブナシメジだの椎茸だのという名前はそれに由来する。
またクヌギやコナラなどは樹液を目当てにかぶと虫やクワガタ虫といった昆虫がよく集まるため、夏休み辺りに昆虫採集でお世話になった人も多いことだろう。