ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世

でんか

『ZOIDS』シリーズの登場人物。

概要

初登場時は10歳。

前皇帝の「ツェッペリンⅡ世」は祖父である。

アニメ、漫画、バトルストーリー、ゲームのすべてに登場しているが、『ゾイド-ZOIDS-』の印象が強い。

ネット上では、主に「ルドルフ」「殿下」「陛下」「ぼっちゃま」と呼ばれる。

最初期のOPから登場しているため、顔がお披露目されたのは全キャラクターでもかなり早い方である。

メリーアン・クラウゼヴィッツが婚約者である。

ゾイド乗りとしての才能があり、初めてゾイドを操縦してからわずかの時間しか経っていないのにもかかわらず、初搭乗のロイヤルセイバーを操って敵陣営を突破している事から、かなりの天才であると同時に非常に冷静で勇気も強いと思われる。

また、皇帝としての正義感やメンタルも非常に強く、犯罪者扱いされて暗殺されかかっても、諦めずに冷静に周囲を鼓舞し、ほとんどゾイドに触ったことすらないのに暗殺しようとしてくる敵の陣営を易々と突破し、戦争終了後の後処理もこなすなど、10歳とは思えない為政者としての才覚を見せている。

ロッソとヴィオーラとは奇妙な因縁があり、後に「翼の男爵」こと「アーラ・バローネ」の一員として（お忍び）で戦線に参加することが増えた。

登場はかなり遅く、『機獣新世紀ZOIDS：EX』が初登場であった。

こちらでは、ロッソとヴィオーラの経歴もアニメ版とはかなり異なる。

ギュンター・プロイツェンの操るブラッディデスザウラーとの決闘が非常に有名であり、自分は死ぬ覚悟で強敵に対峙し、少しでも多くの市民の命を守るため、セイバータイガーゴールドに登場して時間稼ぎをした。

その10歳とは思えない程の気高さと漢気に、プロイツェンですら「皇帝に相応しい人格」と称え、プロイツェンも当初の目的と違って共に心中することを望んだほどである。

間一髪の場面でカール・リヒテン・シュバルツが乱入し、デスザウラーから逃れられた。そして、少しでも爆発を抑えるために可能な限りのエネルギーケーブルをセイバータイガーで破壊したため、爆発の威力が軽減され、犠牲者の数が抑えられた。

アニメ版同様、この若さで皇帝という忙しい立場ながら、どこでゾイドの操縦技術を磨いたのかは不明である。

漫画『ゾイドバトルストーリー』では、エレファンダーに搭乗して、バン・フライハイト達と共に、ヒルツの操るキメラゾイド（ジェノブレイカー+デススティンガー）と戦った。

セイバータイガーゴールドは、コトブキヤのHMMシリーズにて単独キットとして発売されている。
お忍びとはいえ、現皇帝がホイホイと（元犯罪者の）超高速空戦ゾイドに搭乗して戦線に繰り出しているという状況は、普通に考えるとかなり異常であるが、そこはご愛敬である。