概要
本名はグウェンドリン・キャサリン・テニスン(Gwendolyn Catherine Tennyson)。
父フランク、母ナタリー、ケンという兄がおり、ベン以外にも多くの従兄弟がいる。
『ベン10』シリーズは番組タイトルとキャラクターデザインの変更を挟みつつ十余年に亘る長期シリーズであり、デザイン変更の影響が特に大きいのがグウェンである。(オムニバースが顕著)
第一作
CV:Meagan Smith / 前田沙耶香。
10歳の時点ではベンより背が高く、勝気な性格で時に毒舌・皮肉屋。
ベンとは喧嘩が絶えないが、内心では互いを気遣っており、相棒としての信頼関係がある。
ラッキーガール
エピソード#10、エピソード#22で登場したヒロイン。
ベゼルの魔法の装具によって超自然的能力を得たグウェンが、黒猫を模したコスチュームを纏った姿。後年の作品でも、成長したグウェンが同様のコスチュームで活動するエピソードがある。
彼女の魔法使いとしての能力は、悪の魔術師ヘックスとその姪であるチャームキャスターを圧倒する域まで成長した。
グウェン10
エピソード#17。
オムニトリックスを手にしたのがベンではなくグウェンだったら…
30歳のグウェン
エピソード#27に登場した20年後のグウェン。ベン10,000(テンサウザンド)の相棒でマスター・ソーサレス。
第二作『エイリアンフォース』
2008年4月から2010年3月まで、3シーズン46話。
CV:Ashley Johnson / 前田沙耶香。
15歳に成長したグウェンは前作とは印象が大きく異なっており、ケビン・レビンとの恋愛描写も含め、視聴者の反応は賛否両論に分かれたという。
空手の黒帯を取得しており、前作で習得した『魔法』能力が『マナ操作とエネルギー制御』という扱いになっている。
アノダイト
エピソード#8で登場した祖母・ヴェルドナの影響により発現した形態。マナ関係の能力も、祖母の遺伝的影響によるものである。
第三作『アルティメット エイリアン』
2010年4月から2012年3月まで、3シーズン52話。
CV:Ashley Johnson / 前田沙耶香。
前作の3シーズン目から髪をポニーテールにしてまとめている。
ユーニス
エピソード#21で登場した金髪の少女。
アズマス博士が作り出した人造人間。本体はオムニトリックスと同系列のデバイス・ユニトリックスで、人間としての形態はグウェンの遺伝子情報を元に構成されている。
第四作『オムニバース』
2012年8月から2014年11月まで、8シーズン80話。
CV:Ashley Johnson(16歳のグウェン) / Meagan Smith(11歳のグウェン) / 前田沙耶香。
グウェンとケビンはベンの許を離れ、ベンの新たな相棒としてルーク・ブロンコが参戦。
完全に降板したわけではないが出番は減少している。また五年前(第一作の一年後)の物語が並行して描かれるため、11歳のグウェンが登場する。
前作からどうしてこうなったと言わんばかりにデザインを変えられてしまった一人で、他のキャラクター共々賛否両論となっている。
『リブート』
2016年10月から進行中。
CV:Montserrat Hernandez / 前田沙耶香。
シリーズの長期化により複雑化した設定がリセットされ、ベンとグウェンは再び10歳からのスタート。
過去作品のような成長・進化を遂げるのかは不明。
余談
設定上の関わりはないが、ティーンタイタンズのレイブンとは番組の合間に挿入される寸劇等で競演しており、ファンアートやpixiv投稿作品でもコンビで描かれる例が見られる。
魔法の能力や画面上での表現、また相棒が『変身能力を持ち、やや子供っぽい性格の少年』である点などが共通しているが、実はレイブンとベン(10歳・11歳)はどちらも Tara Strong が声をあてているという中の人ネタでもある。