ホンワカキャップ
ほんわかきゃっぷ
ひみつ道具としての解説
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。及び同作品のエピソードの一つ。TC30巻収録。
キャップ型のひみつ道具。
ジュース等が入った容器の口に取り付けると、キャップを通して注がれた液体に「ホンワカ放射能」が浴びせられ、その液体を飲むと擬似的に酔っ払うことが出来る。本物のアルコールではない為、未成年でも問題なく飲むことが出来る。しかし通常の飲酒と同様に、飲んだ量に比例して酔っ払う時間も長くなってしまう。
エピソードとしての解説
のび太が「大人はお酒を飲んで嫌なことを忘れることができて不公平だ!」と言い出したのをきっかけにドラえもんがホンワカキャップを取り出してジュースを振る舞うと途端に良い気分に。その後しずかちゃんも巻き込み3人でホンワカ酔っ払い楽しい気分になったが、帰りに酔った勢いでジャイアンにホンワカキャップを渡してしまう。ジャイアンはスネ夫を無理矢理誘ってサシ飲みを始めるが…。
酔っ払った結果、のび太としずかちゃんは陽気で笑い上戸になり、ドラえもんは気前が良い(良い加減)になった結果ジャイアンにひみつ道具を簡単に渡してしまう。
一方でジャイアンは泣き上戸なオネエ化し、スネ夫は気性が荒く粗暴になり(この際にジャイアンに「おまえコーラぐせが悪いな」と言われている)弱気になったジャイアンに暴力を振るったり説教していた。この時スネ夫はジャイアンに対し「おまえなんか町の公害だぞ!!バーロー!!」と暴言を吐いている。
アニメでは大山版第752話で映像化されている。なお、上記したスネ夫によるジャイアンへの暴言は(例の曲をBGMにして)「オマエなんか町の公害だ、生ゴミめ」と、より酷いセリフになっている。深夜番組アメトーークで放送された企画「スネ夫にくめない芸人」でもネタにされた。
その後、ジャイアンはスネ夫に尻を蹴られながら皆から(ホンワカキャップを含めた)取り上げた物を返却しに回った。ドラえもんは「酔いから覚めたあと(のスネ夫の末路)が恐ろしい事になる」と呟いていた。