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A-37の編集履歴

2012-08-05 21:36:36 バージョン

A-37

えーさんじゅうなな

1960年代にアメリカのセスナが開発したCOIN機。練習機T-37を基に開発しており、もちろん操縦は簡単。愛称は『ドラゴンフライ』。トンボの事である。

迫りくる『赤』の脅威

1960年代、アジアは共産化勢力が活動を活発化させていた。

ベトナムの『南ベトナム解放人民戦線』だけでなく、

カンボジアでは『クメール・ルージュ』、

ラオスの『パテート・ラオ』にフィリピンの『新人民軍』があった。


アメリカでは「アジアの赤化統一」に危機感をもっており、

友好的な政治勢力に軍需物資を支援していた。


だが当時の供給機A-1やT-28は旧式化しており、その上1957年には生産終了となっていた。

これに対し、新型のCOIN機が要求されて「A-37」の開発が始まった。


『小鳥』から『トンボ』へ

基になった「T-37」はセスナ社の練習機で、

アメリカ空軍の『訓練課程の全ジェット化構想』において採用された。

初飛行は1954年10月12日。


愛称は『ツイート』または『ツイートバード』で、「さえずり」や「さえずる小鳥」を意味する。

主翼付け根にエンジンを装備する双発機で、

特徴的なのは訓練生と教官が隣同士に座る『サイドバイサイド方式』(並列複座)を採用している事である。


アメリカを含めて18か国に採用されている。


T-37

現在ではさすがに旧式化しており、1999年以降はアメリカでも退役が進む。


XT-37

1954年に初飛行した試作機

2機製作。

T-37A

1954年から1959年まで生産された初期の生産型。

534機製造。

のちに多くはT-37B仕様に改造される。

T-37B

1959年に切り替えられ、1968年まで生産された改良型。

エンジンや航法装置を強化して449機生産された。

T-37C

照準機やガンカメラを装備し、主翼にハードポイントを追加。

翼端には増加タンクを装備しており、爆弾も装備できる。

海外向けに269機製造。

XT-37D

後述のA-37に発展する。

T-37Cよりも本格的な作戦仕様。

試作機として2機製作。

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