概要
絶望に歪んだ表情の無数の顔で構成された幹に、下部はアフリカの呪術師風の妊婦、上部は顔をもぎ取られ磔にされた妊婦が囲む樹木の様なシンボルが具現化される、見るも悍ましい領域。
宿儺の領域と同様に、空間を閉じずに領域を展開する神業、『閉じない領域』として展開される。
ただし、領域の範囲は宿儺程ではなく、空間を閉じない縛りを術式効果の底上げに使っていると推測される。
少なくとも千年前は閉じない領域に至っていないらしく、天元を利用して一億呪霊を生み出す為に暗躍した千年間で修得した、可能性を追求し続けた呪詛師の研鑽の証。
初めて使用した際に重力で九十九を押し潰した為、反重力機構(アンチグラビティシステム)を術式反転状態で必中・必殺化させており、何気に領域に付与する術式は反転状態でも可能な事が判明した。
さらに羂索の結界術の技量の高さから、簡易領域程度なら数秒で剥がせる精度を持つ。
羂索が保有する他の術式、本来持っている脳を入れ替える術式と、夏油傑の肉体を得て獲得した呪霊操術を搭載可能かは不明。