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尾並田美散の編集履歴

2024-01-28 01:12:13 バージョン

尾並田美散

おなみだみちる

ゲーム「逆転裁判3」の登場人物。

概要

CV:松田健一郎(テレビアニメ版)


逆転裁判3』第4話に登場。

本編から約6年前、綾里千尋御剣怜侍が初めて担当した裁判の被告人で、脱走した死刑囚の男。当時25歳。

大柄で体格が良く、額と鼻、顎には顔を横断するほど大きな縫い目のような傷がある。

口調は片言気味で、言葉に詰まったりすると叫んでしまう癖がある。嘘をついたことを指摘されると涙ぐんですぐに謝るあたり、見た目に反して気が小さい性格らしい。

死刑囚のため囚人服を着ているほか、手には鎖で足首とつながれた鉄球を持っている。


20歳の時、家庭教師として勉強を教えていた14歳の少女を誘拐して吾童山に立てこもり、山中にある「おぼろ橋」の上で婦人警官の美柳勇希に追い詰められた末に人質の少女を橋の上から突き落として殺害した容疑で逮捕された。裁判では勇希の証言が決め手となり、判決は有罪。尾並田は死刑を宣告された。

それから5年が経った今回、護送中の事故に乗じて脱走した尾並田は、5年前の事件現場である吾童山に勇希を呼び出して殺害した容疑で再逮捕された。

勇希の遺体は尾並田が移動に使った盗難車のトランクから発見されている。


名前の由来は「涙が美しく散る」から。囚人番号の「073D」は“おなみだ”にちなんだもの。

関連タグ

逆転裁判3

綾里千尋 神乃木荘龍 御剣怜侍

美柳勇希 無久井里子


逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧
















この先、重大なネタバレがあります!
















ネタバレ

勇希を殺害した真犯人は尾並田ではなく、勇希の義妹にして5年前の事件の被害者・美柳ちなみである

あの事件自体、尾並田と勇希、そしてちなみの3人が共謀して起こした自作自演の狂言事件であった。


ちなみの魅力に心奪われ、彼女の言いなり同然だった当時の尾並田は、例の誘拐事件で犯人役となり、人質役のちなみと共に吾童山で勇希を待った。やがて勇希が合流するのだが、ここで尾並田は美柳姉妹に裏切られる。勇希には拳銃で撃たれた上に手錠をかけられ、ちなみはその間に身代金替わりの宝石が入ったリュックサックを持って橋から飛び降り、12メートル下の急流に姿を消した。その後の裁判で尾並田は勇希の証言によって全ての責任を押し付けられ、死刑においやられた。


それから5年が経ち、刑が執行される前に勇希から裏切りの真意を聞いておきたかった尾並田は、事故に乗じて脱走し、勇希を吾童山に呼び出した。そして、おぼろ橋で5年ぶりに勇希と再会した尾並田は彼女から「誰かに責任をとらせたかった。あの時はそれしか考えられなかった」という一応は納得のいく答えをもらい、下山するのだが、この時彼の前に現れたのは勇希を殺害して彼女になりすましたちなみであった。


裁判では検察側の証人として登場した無久井里子の正体が5年前に死んだはずのちなみであることが判明し、千尋はちなみの嘘を暴いて真相に迫っていくのだが、ちなみの犯行を立証できるだけの証拠が無かったため、弁護側は最後の手段として尾並田の証言を求める。

尾並田の証言と証拠品の矛盾から、遂にちなみを追い詰められると千尋が確信した次の瞬間、尾並田は激しくせき込み、血を吐いた。

実は、尾並田は5年前にちなみと「お互いのことが信じられなくなったら、毒を飲んで心中しよう」という約束を交わしており、ちなみの本性を知って彼女を信じる気持ちが揺らいでもなお、ちなみを見限ることができなかった尾並田は、愚かにもちなみとの「約束」を選び、隠し持っていた毒を飲んでしまったのである。

尾並田はそのまま息を引き取り、被告人が死亡したために裁判は続行不可能となり、そのまま閉廷することを余儀なくされた。そして、尾並田の最期を見届けたちなみは、それはそれは美しく微笑んで法廷を後にしたという。


目の前で被告人に自殺されるというこの裁判の結末は、これが初舞台だった千尋にとってあまりにも大きな挫折であり、心に深い傷を負った彼女が再び法廷に立てるようになるまで1年もの時間を要している。


なお、担当検事であった御剣にとっても、判決が下される前に被告人に自殺されるという後味の悪すぎる結末を迎えたことで、千尋にも負けず劣らず嫌な記憶として刻み込まれており、後に「最悪だった」と回想している。


考察

一見、ちなみ達に嵌められた善良な人間と見えるが彼の行動もかなりおかしなものである。

14歳の少女を天使と言って心中を約束するなどストーカーと断定してもおかしくない行動である。

もしも、ちなみが別の恋人を見つけ付き合いだしたら何をするのかわかったものではない。

妹がそんな人間に狙われていると思えば、法廷で殺人犯呼ばわりし、別の戸籍にした勇希の行動も理解できないものではない。


そもそも誘拐事件の橋の上でのシーンにおいて、あそこまで追い詰められていて、

ちなみのことを大事に思えば、「ちなみを勇希に引き渡す」以外の選択肢がありえず。

ちなみを人質にとって嘘でも「ダマれ! ち、近寄ると‥‥ヒトジチ、殺すッ!」などとは言ってはいけない。

ちなみにとって尾並田は心中を約束した仲であるので、「一緒に死のう」といつ考えてもおかしくはない状況で橋から落ちて逃げるのは理解できないことではない。

二人のことを一方的に裏切ったと言っているが彼も彼で、何の罪もないカップルから車を取り上げているなど何をするのかわからない人物であるので、下手をしたらちなみや関係者を殺すと疑われても仕方のない人物ではある。

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