概要
CV:速水奨(テレビアニメ)
墓守のウェザエモンとは、「小説家になろう」及び「週刊少年マガジン」に連載中の『シャングリラ・フロンティア』に登場するキャラクター。
劇中ゲーム「シャングリラ・フロンティア」に存在する、「ユニークモンスター」と呼ばれる七つの最強種のうちの一体。
人物
シャンフロ世界において、神代と呼ばれる遥か昔の時代の人間であり、晴天流という古武術をもとにスキルと呼ばれる技術にまで進化させた人物である。
元々は天津気・刹那という女性科学者の夫であり、神代の時代に起こった何らかの事件によって妻を失い、彼女の墓を守る『墓守』となった。
愚直で律儀な人間であったようで、刹那は彼が永遠に妻である自分の墓を守るであろうことを察し、そんな彼を止めるための人間を探すために霊体となった。
作中での活躍
元々はPKクランである『阿修羅会』によって秘匿されていたモンスターであり、当時の『阿修羅会』にはウェザエモンに勝てるだけのプレイヤースキルを持っているプレイヤーがいなかったために、討伐されることなく秘匿されることになる。
これはユニークモンスターが、戦うどころか遭遇するだけでも莫大な量の経験値が入るためであり、PKとして活動しながらも運営側がPK対策を厚くし始めたことによって守りに入ったPKしかしなくなった『阿修羅会』にとって効率よく経験値を手に入れることができる手段として利用するためであった。
しかし、そんな『阿修羅会』のクランリーダーである実弟に愛想をつかしたアーサー・ペンシルゴンはクソゲー仲間であるサンラク、オイカッツォを招集し、ウェザエモンに一度限りの全力勝負を挑む。
性能
ウェザエモンのレベルは200。さらに後述の能力によって、全ての攻撃が即死級の破壊力を持っている。
常在挑戦陣
戦闘開始と同時に使用する専用スキルで、強制的に全敵対者のレベルを50まで下げる能力。
いかなる能力を以てしても無効化は不可能で、様々なバフ・デバフを弾くリュカオーンの呪いを持つサンラクも例外とはならなかった。
ステータスも「レベル50時点で割り振ったステータス」以降のポイントが一時的に消失するため、ステータス制限のある装備が装備できなくなる恐れがあるほか、高ステータスに慣れ切った状態から低ステータスに叩き落とされることで、高レベル者ほど普段の感覚で動くことができなくなる。
晴天流
古武術に天候変化を合わせたスキル。
ウェザエモンを倒すことで、プレイヤーも習得可能。
- 断風(タチカゼ)
基本技となる神速の居合斬り。
抜刀から攻撃がヒットするまで僅か1フレーム(=0.016秒)の上、ガード貫通効果が乗っている模様。
近づいての抜刀技となるが、アニメでは遠距離からの「飛ばす斬撃」も見せていた。
あまりの速さ故に見てからの回避や防御は不可能だが、「技名」や「構え」などの予備動作が存在する。
戦闘開始時に固定で使用する技でもあり、この際は一番近いプレイヤーの首を必ず狙う。
- 雷鐘(ライショウ)
大太刀を上に掲げ、広範囲に雷を落とす。
1秒間に即死級の5発の落雷が5秒続き、ヘイトが分散している程規模が大きくなる。
ある程度のホーミング性能を備えるが、全力で走っていれば当たらない。
しかし、回避のためにスタミナを消費しすぎた結果、その次の行動に捕まる可能性がある。
- 入道雲(ニュウドウグモ)
大太刀を持っていない腕で雲の巨腕を作り出し、前方を大きく薙ぎ払う。
ウェザエモンの背後と腕より上が安全地帯で、予備動作も大きめなので分かっていれば対処は容易。
しかし、晴天流の中でも特に広範囲なので、うっかりすると騏驎担当やサポート担当に被弾、戦線崩壊の原因になりかねない。
発動時点のプレイヤーの位置によっては、分かっていても安全地帯に逃げ込めない場合も考えられる。
- 大時化(オオシケ)
何らかの理由で大太刀を失っている場合に使用する、片手掴みからの投げ攻撃。
重量が重ければ重いほど叩きつけのダメージが増加する仕様。
断風程ではないが接近含めてモーションが非常に速い上、背後の対象もノールックで捕捉する。
まっすぐ手を伸ばしてくるだけなので、よく注意すれば回避スキル無しでも避けることはそう難しいことではない。
パリィで防ぐこともできるため、避けることが難しい壁タンクはその場で手を弾くのも一手。
戦術機馬「騏驎」
第二段階(戦闘開始から十分経過)になった時点で亜空間格納施設から召喚する馬型のゴーレム。
どの形態でも放置するとウェザエモンと合体するが、合体を許してしまうとその時点で詰んでしまう。
ウェザエモンが第三形態に移行するまでダメージが通らない。