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カイゼリン・アンダーグの編集履歴

2024-02-02 17:30:03 バージョン

カイゼリン・アンダーグ

かいぜりんあんだーぐ

アニメ『ひろがるスカイ!プリキュア』の敵組織・アンダーグ帝国の支配者。

「役立たずに価値は無い!」 (第11話)


CV:本田貴子/内田真礼(少女期)


概要

アンダーグ帝国を統べる女帝。

カバトンバッタモンダーをはじめとする刺客を使役し、エルちゃんを自分の元へと連れてくるよう指示していた。


第5話にて「謎の声」として初登場。

それ以降も数回登場しているが、いずれもアンダーグ・エナジーで形成したと思わしき闇の空間内に留まっている為に声以外での登場は一切なく第32話で初めて口元のアップが描写された。


プリキュアシリーズの過去作品ではボスの正体が不明でも、シルエット等のかりそめの姿で描写される事が多く、ここまで姿が描かれなかったのは珍しい。


第31話でこの声の主がアンダーグ帝国の支配者であり、名前が「カイゼリン・アンダーグ」だと判明した。


雷を操る力を持ち、敵への攻撃や部下への粛清に振るう。

使役できるアンダーグ・エナジーの量も桁外れであり、過去に負った何らかの傷によって本調子でないにもかかわらずプリキュア・マジェスティックハレーションを正面から押し破ってのけ、指パッチンひとつで大量のランボーグを召喚可能だと豪語する。


人物像

スキアヘッド曰く「気紛れなお方」。

カバトンへの叱責の場に何故か巻き込まれたおでん屋台の親父には会社のパワハラ上司と思われていた。

また、第11話での「役立たずに価値は無い!」発言から、スキアヘッド以外の部下は「消耗品」程度の認識と思われる。


本作は悪役会議が存在しないため敵組織の事情はほとんど公開されておらず、カイゼリンがなぜエルちゃんを狙うのかは謎だったが、第44話にてエルに対し何らかの恨みがある旨の発言をしており、スカイランドの王城を眺めながら「立派なものだな。悲しみの涙の上に立つスカイランドの城」と何やら意味深な発言を残している。


第31話ではミノトンが鍛錬とプリキュア打倒にばかりかまけている事で遂に痺れを切らし、側近スキアヘッドを派遣。

エルがアンダーグ帝国に連れて行かれたが、この時もカイゼリンは声だけで姿を表さぬまま。

エルを絶望させるべく、プリキュア達がスキアヘッドに蹂躙される姿をリアルタイム映像として見せつけており、加虐嗜好めいた言動を露にした。

が、彼女を過小評価していたのか、その行為は逆にエルを覚醒させる結果になりアンダーグ帝国から逃げられてしまった。


続く第32話で初めて口元のみだが顔が映っており、唇には暗灰色の口紅が引かれ、頭髪は紅髪らしい事が判明。


スキアヘッドからキュアマジェスティの降臨を聞かされ、苛立ちを募らせて彼に「危険な存在になる前にエルの抹殺」を命じた。


第44話にて、全身像が明らかになった。

髪色は赤にベージュのメッシュ、紫色の口紅、薄紫色のアイシャドウを付け、へそ周りに青いハート型のタトゥーを入れている。

普段は黒・白・赤を基調としたドレスを着ているが、戦闘時にはパンクロック風の奇抜な服装に変わり、幹部達と同じく刺々しい腕輪を付けた姿に変わる。


過去

カイゼリンちゃん

44話の300年前の過去の世界には、若い頃の彼女が登場。

父・カイザー・アンダーグがスカイランドを襲う光景を目の当たりにし悲しむ様子を見せ、「力こそが全て」という考えに疑問を抱いているという現在の彼女とは異なる争いを望まない性格をしていた。

とはいえ、この時点でも身体能力はそれなりに高く、ある程度アンダーグ・エナジーを行使する事も可能だった。


続く第45話で、偶然スカイランドの当時の王女であるエルレインと出会い、彼女も自分と同じく争いを望んでいない事を知り、カイゼリンは「必ずお父様を説得する」、エルレインは「カイザーを許して戦争を終わらせる」約束を交わす。


しかし、カイザーは娘の言葉に耳を貸すどころか、アンダーグ・エナジーの空間に隔離した上に一度はエルレインとの話し合いに応じたと思わせて、大量のランボーグを城下町に放つという暴挙に出る。

その非道な行為にとうとうエルレインも激しい怒りを顕にし、キュアノーブルとカイザーの争いが勃発。


それでもカイゼリンは戦いを止めようと非力ながらもアンダーグ・エナジーを振るって強引に空間を破り、キュアノーブルがプリキュア・マジックアワーズエンドでカイザーを斬りつけようとしたその瞬間、カイザーの前に身を挺して庇う…


優しい少女

「よかった……私みたいな弱いものでもお父様を守れた。これって力がすべてじゃないってことになりませんか……?」


瀕死の重傷を負ったカイゼリンにカイザーは涙ぐみ、我に返ったキュアノーブルも罪悪感に苛まれ泣き崩れてしまう。

幸い、キュアノーブルの懇願でカイザーによるアンダーグ・エナジーの「特殊な使い方」により傷を塞いでもらう事ができた。


娘の命を賭けた訴えにカイザーは目が覚め、スカイランドとアンダーグ帝国との間に和平が結ばれる。


こうして、300年前のスカイランドとアンダーグ帝国の戦争は、カイゼリンの決死の行動によって終焉した。


和平の後もエルレインの誕生日には父と共にスカイランドを訪れ、エルレインの人形をプレゼントに贈るなどエルレインとの友情は続いていた事がエルレインの回想で明かされている。


しかし、300年後の現代では和平の鍵となった当のカイゼリンの性格はがらりと変わってしまい、かつての父親同様の暴君として帝国に君臨している。


また、休戦条約などなかったかのように、スカイランドのプリンセスであるエルを狙って刺客を送り込むようになった。

300年の間にカイゼリンにどのような心変わりがあったかについてはこの時点では語られなかったが、第47話にて和平を結んだ後にキュアノーブルがアンダーグ帝国を裏切りカイザーを手にかけたとプリキュア達に語っており、これまでエルをつけ狙っていたのも父の仇を討つ事が目的だと考えられる(一方、同47話で一番星/エルレインは和平を結ぶも突然アンダーグ帝国が一方的に交流を断絶したと語っており、両者の証言が完全に食い違っている)。


なお、キュアノーブルがカイゼリンに与えた傷は300年経った今でも完全には治ってはおらず、現代にて再度マジェスティックハレーションを打ち破ろうとした際には無理に力を行使した影響か傷口が開いてしまい、あわやマジェスティックハレーションが直撃しそうになった所をスキアヘッドに救われ、何とか窮地を脱している。

また、傷をアンダーグ・エナジーで塞いでいるという状況は奇しくもシャララボーグと同じであり、もし浄化すれば命に係わる可能性もあるが…


カイゼリンの復讐、そして…

前述の第45話で負った胸の傷、第47話で父・カイザーを殺害したノーブルへの恨み、第48話にて唯一の心の支えであるスキアヘッドが戦死した事を受け、ついにカイゼリン激怒!


復讐鬼と化したカイゼリンは膨大なアンダーグ・エナジーを取り込み変貌化

怒りを露にスカイランドのバリアを破壊し、プリズムシャインをも無効化してしまう。


しかし、キュアウィングキュアバタフライの活躍によりスカイランドのバリアが修復された事で、カイザーとキュアノーブルの戦いを止めた過去を思い出し、キュアプリズムが再び放ったプリズムシャインとプリキュア・アップドラフト・シャイニングにより取り込んだアンダーグエナジーを浄化され元の姿に戻る。


愛するもの

だが、その直後に復活し本性を現したスキアヘッド、もといダークヘッドにより背後から投擲された槍で胸を貫かれ、第49話にて父の本当の仇がスキアヘッドでありこれまで彼にとって都合の良い記憶を植え付けられ騙され続けていた事、つまり今まで信じてきたもの全てが嘘であった事を知らされて悲嘆に暮れる。


そのままダークヘッドに連れ去られるもプリキュア達の活躍により救出され、胸の傷は消滅・治癒され、キュアスカイとの和睦を果たした。


それから程なくダークヘッドの怨念が変化したダイジャーグに取り憑かれ、また卑劣な甘言で唆されるも、「私には新たな友がいる…お前はもう必要ない!!」ときっぱりと拒絶してみせる。そしてダイジャーグはプリキュア達に敗れ今度こそ消滅し、ここに長きに渡るスカイランドとアンダーグ帝国の戦乱に終止符が打たれた。


その後は自らスカイランドとの和平を再開。戻ってきた部下達と共に帝国を建て直す事になる。


その手は新しくエルレインの人形を作っていたのだった…(更にはキュアマジェスティの人形の製作も依頼されたとのこと)。


余談

  • ファーストネームである「カイゼリン Kaiserin」はドイツ語で「女帝」の意。よって日本語訳すれば「女帝アンダーグ」となる。
    • 現代パートでの立場はその名の通り帝国の女帝だが、300年前の時点では父カイザーが皇帝の地位にあったため、彼女自身は女帝ではなく皇女だった。
  • 担当声優の本田貴子氏、内田真礼氏は共に本作がプリキュアシリーズ初出演。また、後者の前作にて品田拓海/ブラックペッパー役で出演しており、姉弟揃ってプリキュアシリーズに出演を果たした。
  • 最終決戦でプリキュアと和解した敵首領は沢山いたが、本編開始前に当時のプリキュアと一度和解した敵首領は彼女(とその父であるカイザー・アンダーグ)がシリーズ初となっている

関連イラスト

過去ゼリン様カイゼリン・アンダーグ


関連タグ

ひろがるスカイ!プリキュア アンダーグ帝国


哀しき悪役 悲劇のヒロイン 怒りのプリキュア

パワハラ上司←カバトンらにとって

傀儡君主←知らず知らずの内にスキアヘッドの掌で踊らされていた彼女は、悲しくもこの状態だった。


プリキュアシリーズ歴代首領

ゴーダッツカイゼリン・アンダーグ/カイザー・アンダーグ→???

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