ランボーグ

らんぼーぐ

アニメ『ひろがるスカイ!プリキュア』に登場する敵組織、アンダーグ帝国の刺客が操る怪物。

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目次 [非表示]

1 概要

2 「倒す」と「浄化」の違い

3 ランボーグの強さ

4 各話のランボーグ

5 演者について

6 余談

7 関連イラスト

7.1 進撃の巨人パロ

7.2 ゲーム調

7.3 時事ネタ

8 関連タグ

「ランボーグ～！」

CV：相馬康一

概要

『ひろがるスカイ!プリキュア』に登場する、名前の通り自分勝手で乱暴な怪物。

様々な姿をしているが、目の周りに黒枠があり、左目の上下に傷跡のようなディテールがある他、頭にはモヒカンを生やしており、身体に何らかの模様が付いている事が共通している。

アンダーグ帝国より送り込まれた刺客が「アンダーグ・エナジー」という闇の力を対象に注ぎ込んで召喚し、ただただ破壊活動を行う。

モヒカンの色は召喚者によって異なっている（カバトンは青、バッタモンダーは薄緑色、ミノトンは灰茶色、カイザー・アンダーグとスキアヘッドは赤）。

プリキュアによって浄化されると「スミキッタ〜」と言いながら消滅する（物体に憑依していた場合は元の器物に戻る）。この時戦闘によって破壊された物も元通りに復元される（逆に言えば周囲への被害は普通に発生するため、前作のデリシャスフィールドのありがたみを感じる視聴者も）。ただし、本作ではプリキュアという人種が認知されている以上、たとえ修復現象が起こってもすべてが何事もなかったようになる訳ではないと思われる（2020年度のプリキュアでは開催されたイベントが中止になった事すらあった）。

強い個体を生み出すにはおびただしい量のアンダーグ・エナジーが必要で、自分でそれを賄おうとすれば体力の消耗も相応に激しくなる。第5話でそれをした際はおでんを爆食いしていたにも拘らず（低カロリーだった事もあって）カバトンはげっそりとやせ細ってしまったが、続く第6話では大盛りのパフェを食べたことでこのような事態は起きなかった。

アンダーグ・エナジーの根幹はランボーグ召喚者の生命力そのものなのではないかと考察されている。

ほとんどのエピソードでランボーグの素体には無生物が選ばれているが、生物も素体にでき、植物を素体にしたランボーグもいる。

第12話ではカバトン本人が自らをランボーグ化しており特に副作用も無かったためアンダーグ帝国民であればランボーグ化出来る模様。

第22話では、素体をあえてプリキュアに親しい人間にすることでプリキュア達に浄化を躊躇させる戦術が取られているが、これは極めて特殊な状況が成り立ったからできた戦術である。

毎回登場するのがお約束の怪物としては珍しく第31話から3話連続で未登場となった。これは敵幹部であるミノトン、スキアヘッドとの直接対決が続いたためである。

「倒す」と「浄化」の違い

ランボーグは「倒す」と「浄化」の違いが明確に描かれている怪物である。

プリキュアの力を持たない者でもランボーグを「倒す」ことはできる。しかし、ただ倒しただけではアンダーグ・エナジーはそのまま残留し、新たなランボーグを生み出す糧になってしまう。

それ故にバッタモンダーは、第15話でスカイランド王都に10体以上のランボーグを放ち青の護衛隊にわざと倒させ、残留していたエナジーで、プリキュアでも簡単に浄化出来ない超巨大ランボーグを作り出した。

事実上プリキュア以外の者では、力があっても彼等に対抗できないと判明したため、ソラ達はエルを再びスカイランドから人間界へと放し、自分達だけで守り続けるのを余儀なくされた。この為、スカイランド側の都合で関係のないソラシド市が一方的にランボーグの巣窟にされた事に関してはツッコまない方が良いのかもしれない。

ランボーグの強さ

第5話以降に召喚されるランボーグはプリキュア・アップドラフト・シャイニングやプリキュア・タイタニック・レインボーアタックの合体技しか通用しない相手も増えたが、第11話ではキュアウィング単独でも倒せたり、強弱には差があり、プリキュアの鍛錬次第で普通に打ち倒すことも可能なようだ。

アンダーグ帝国の刺客がより強いランボーグを生み出すには時間をかけてアンダーグ・エナジーを注ぎ込む必要がある。逆に言えばプリキュア達がランボーグを浄化できず放置してしまうとその間にアンダーグ帝国の刺客により強いランボーグを作り出す時間を与えてしまう。
後にミノトンに語られたところによると、ランボーグの強さは召喚者の能力にも左右されるようだ。

バッタモンダーはあえて即席の弱いランボーグをおとりに使う作戦等も行っている。

このような性質のためか、ランボーグは従来のプリキュアシリーズに出てくる怪物と違い、第34話で強化版のキョーボーグが登場するまでは強化形態の亜種が出て来ていなかった。

各話のランボーグ

登場話	見た目	召喚者	概要・活躍	備考
1	ショベルカー	カバトン	両手のバケットで攻撃	最初のランボーグ。キュアスカイの初陣の相手。
2	自動販売機	〃	取り出し口からペットボトルロケットを発射して攻撃する。巨大なペットボトルロケットを発射する必殺技あり。
3	竹	〃	地面から竹を槍のように生やしたり、両手からタケノコをロケットパンチのように発射する。
4	毒キノコ	〃	建物を超えるほどの大きさに巨大化できるほか、小型の分身を1体生み出せる。さらに、体内から触手を生やしソラを捕まえた。	キュアプリズムの初陣の相手。
5	電車	〃	カバトンが運転席に乗りこみ、空を飛びながら攻撃が可能。そのままでもヒーローガールスカイパンチを真っ向から打ち破れるほどのパワーを持ち、急行から特急・超特急に格上げされる度にスピードが増していく。モデルとなった車両はランボーグ化前は211系長野車（中央本線や篠ノ井線を等走行）、ランボーグ時は315系（横からはキハ85系（ひだや南紀に使われる）や383系（しなのに使われる）にも見える）。	2人の合体技「アップ・ドラフト・シャイニング」で初浄化される。
6	ヘルメット	〃	ヘッドスピンの要領で回転しながら襲い掛かる、光弾を発射する、煙幕で視界を遮るといった攻撃をする。また元がヘルメットだけあってボディは頑丈で、プリキュア達の通常攻撃を一切寄せ付けない。
7	桜	〃	私立ソラシド学園の桜の木を利用。両手部分の花から猛烈な花吹雪を放つ。
8・9	UFO	〃	元は公園の子供達が遊んでいたUFO型のドローン。カバトンが操縦席に乗り込み、プリキュア達のジャンプが届かない高高度からソラシド市の市街地にビームを放つ。対象を内部へ吸い上げる「掃除機光線」も使える。	初の前後編に登場。キュアウィングの初陣の相手。
10	焼き芋	〃	元はカバトンがプリキュア達を油断させる（拡声器で大声を出す）ために引いていた屋台の焼き芋。左手の砲口から大小様々な焼き芋ミサイルを発射する。
11	ロープウェイ	〃	ゴンドラ部分を利用。武器は特にないが、動きは身軽。ツバサ達の前に突如出現する形でエルとあげはを捕まえて盾として使う。カバトンは、ロープウェイ駅のオペレーションルームからマイクを使って指示を送る。	カバトンが最後に召喚したランボーグ。
12	カバトン本人	〃	カバトンがキュアスカイとの決戦で自身にアンダーグエナジーを注ぎ込み自らランボーグ化した。
14	手袋	バッタモンダー	ベリィベリーが身に着けていたものを利用。手の部分は手袋、胴体は手袋に付いていた鉱石になっている。	バッタモンダーが最初に召喚したランボーグ。
15	半球体や長方形、球体	〃	この回の冒頭で10体が連続して出現し、ほとんどが青の護衛隊によって倒されたが、キュアスカイが浄化したのは少なくとも1体のみで、アンダーグ・エナジーはそのまま残留していた。バッタモンダーはこれを使い、超巨大なランボーグを生み出した。	半球体や長方形などの形をしている（体色は赤、模様は紫）。超巨大ランボーグは球体型。
16	鬼泣かせ（鬼の的当てゲーム）	〃	公園に設置されていたものを利用。金棒をバットの要領でスイングしてプリキュアの攻撃を弾いたり、腹にある的の部分から光弾を発射する。
17	ライン引き	〃	巨大な見た目とは裏腹に高速移動でプリキュアを翻弄させたり、石灰を撒き散らして視界を遮ったりする。
18	釣り竿（＋リール）	〃	リール部分が本体。釣り糸を投げて先についている釣り針で襲ったり、両手に持っている網を使って攻撃。アバン内で登場し、アバン内で浄化される。
〃	象のじょうろ	〃	鼻から水や黒いビームを発射。黒いビームに当たってしまうと、強力なバリアでプリキュアでさえ閉じ込められてしまう。	キュアバタフライの初陣の相手。
19	ゴミ箱	〃	燃えるゴミのゴミ箱からは火球が、燃えないゴミのゴミ箱からは洗剤の容器が、ペットボトルのゴミ箱からはペットボトルロケットが発射される。	ウイングとバタフライの合体技「タイタニック・レインボーアタック」で初浄化される。
20	歩行者用信号機	〃	赤信号になると、ランボーグを含めた全ての動きを停止。青信号に変わった直後にランボーグはプリキュアの攻撃を避ける。しかし、破壊されると信号は使えなくなる。	行動停止技でひろがるバタフライプレスがわずか使用2回目で破られた。
21	鳥よけ	〃	高原にあるヨヨの畑で使われているものを利用（ツバサが作成）。両翼から、細かい火球を発射する。
22・23	シャララ隊長	〃	シャララ隊長の幻影を見せられ連れてこられたソラの前に地中から現れる。シャララ隊長が使っていた剣を使って攻撃する。バッタモンダーからシャララボーグという別名が付けられた。シャララ隊長をモチーフにしたランボーグが出現した経緯については、当該項目を参照。
25	ソラシドサウルス	ミノトン	ソラシド自然公園に設置されているソラシドサウルスのオブジェを利用。口から火を噴いたり、バタフライのバリアも噛み砕くほか、高くジャンプして踏みつけ攻撃をかけるなど動きも身軽。途中で標的をエルに変更し襲おうとしたが正々堂々とした戦いを望むミノトンに止められた。	ミノトンが最初に召喚したランボーグ。
26	ハンディ扇風機	〃	ミノトンが持参していた物を利用。暴風を吹かせ上空に乱気流を発生させるだけでなく、自らパンチを放って攻撃。
28	照明	〃	ファッションショーで使っていたものを利用。タコのような外見で、触手を使って叩き潰そうとしたり、触手からビームを放って攻撃。
29	洋館(柱時計・甲冑・タンス)	〃	ソラがネコのぬいぐるみ(マロン)と出会った洋館を利用。中には柱時計・甲冑・タンスのランボーグもいて、実質洋館にあるもの全てがランボーグ化したと言っても過言ではない。さらにその中にマロンも閉じ込められていた。始めに玄関のドアを開けてプリキュア達を吸い込んだ後、別のドアが開いてその中からスカイを吸い込んで別室に隔離。スカイは甲冑と、残る3人は柱時計と戦い、最後は追ってくるタンスから逃げるように、プリキュア達は洋館から脱出した。
30	浮き輪	〃	水に浮くことができるものの、栓を開けられると空気が抜けて沈んでしまう（それでも泳ぐ事は可能）。攻撃は、パンチのみと至ってシンプル。
44	岩	カイザー・アンダーグ	300年前にスカイランドを襲ったランボーグの軍勢。OPの個体の色違いで紫色。
47	岩	スキアヘッド	現代のスカイランドに現れる。一気に5体を召喚させた。こちらもOPの色違いで白色。
48	岩、木	カイゼリン・アンダーグ	カイゼリンがアンダーグエナジーをミラーパッドバリアにぶつけてダメージを与え、破損した部分から出現。ミラーパッドを使って修復しない限り、大量のランボーグが出続ける。
49	岩、チンアナゴ(?)	なし	カイゼリンの救出を阻止するために現れた、アンダーグ帝国に住み着くランボーグ。岩のランボーグはウィングとバタフライが、チンアナゴらしきランボーグはマジェスティが相手となった。