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CV:七瀬彩夏


概要

キュアバタフライに変身する専門学校生。

今作において、スカイランド人であるソラ、スカイランド人と地上人のクォーターであるましろ、プニバード族であるツバサ、スカイランドの王女であるエルと、他のプリキュア4名がスカイランドと繋がりがあるのに対し、彼女は唯一、純血の地上人でありながらプリキュアになった人物である。


8月8日生まれの18歳→19歳。

血液型はB型。誕生石はペリドット。ラッキーカラーはベイビーピンク。好物は「イングリッシュティーラテ・ウィズ・ホワイトチョコレート・アド・エクストラホイップ」。苦手な物はピーマン。運転免許取得(後述)。


幼少期はソラシド市に住んでいたが、親の都合で遠い町に引っ越していた。

最強の保育士」を目指しており、この春から「ソラシド福祉保育専門学校」に入学して故郷との繋がりを結ぶ。

初登場した第4話でランボーグの襲撃に巻き込まれ、同話でましろがプリキュアに初覚醒する場面で重要な役割を担った。


それより前に(ソラがうっかりバラした)スカイランドの話を忘れるよう頼まれていたあげはだが、流石にプリキュアの覚醒に立ち会ったとあっては看過できず結局秘密を共有し協力することに。


当初は学校へ自宅から車で通学していたが、第18話でプリキュアになったことをきっかけに虹ヶ丘邸の居候となる。


容姿

栗毛のロングヘアーとマゼンタの瞳を持つ。

前髪とサイドヘアはアシンメトリーで、半分おでこを出した前髪と本人から見て左の長いサイドヘアと、本人から見て右の耳たぶから出ている釣り針のような髪が印象に残る。モミアゲはカットされている。

保育士をしている時は髪を耳の辺りでポニーテールにする。

ベイビーピンクをラッキーカラーと言っているだけあってか、身につけている私服のコーディネートもピンク系一色。

両耳にピンクの丸いピアスを着けており、右手の小指に指輪をはめている。ちなみに右手小指に指輪を着けるのは「表現力を高め自分をアピールする力がある」という意味合いがある。

幼少期の頃から頭身が低いだけで現在と同じ髪型&同じ顔立ちだった。


服装

春服

ピンク系の色で構成されたパーカーミニワンピースの上に同色のジャケットを着用。

足には水色のスニーカーソックスと赤いスニーカーを履いている。


夏服

濃いピンクの肩出しトップスと白いショートパンツを着用。

トップスのストラップ部分にはリボンが付いている。

靴と靴下は春服と同じ。


冬服

白いモコモコが付いたピンク色の上着と薄紫色のズボンを着用。

下はピンク色のタートルネック。

こちらでも、靴と靴下は春服と夏服と同じ


人物像

明るくサバサバした性格で楽しいことが大好き。

自分の経歴をタブレット端末で紙芝居風に説明するなど、ユーモラスな一面もある。

「アゲアゲ」「アゲてこ」など「アゲ」という言葉をよく使う。

「最強の保育士」を目指しているため子供好きであり、エルちゃんも直ぐに気に入って可愛がっている。

やはり年長者なだけあって洞察力に長けており、ましろやツバサを後押しする策を取った。

朝早くに来て他のプリキュアメンバーをお出かけに誘ったり、実習とプリキュアへの覚醒をきっかけに虹ヶ丘邸へ住み込みを決めるなど、フットワークも軽い。


ランボーグからエルを連れてましろと共に逃げた際「何処かで金属バットでも拾って戦えばワンチャン……」と物騒な発言をしたり、プリキュアへの変身に躊躇いを見せていたましろを説得中に「ここを開けろ!」と言わんばかりにドアをガンガン鳴らしていたランボーグを一喝して黙らせるなど、気の強い一面もある。


頭の回転は速い方で、謎解きの問題を見てすぐに解いたり、咄嗟に作戦を考えてプリキュアの戦闘を手助けしたこともある。


ただし、行動力の高さも相まって特に危険が迫ってないような日常的な場面では、周りに自分の考えを説明しないまま次々先走ってしまう欠点がある。

そのため、「強引」と思われがち。


加えて、第12話では「わたしは超優秀」と大見得を切っておきながら専門学校のレポート課題をほったらかして出かけてしまったことがバレて外出先でやることになったり、第19話にて夜遅くまで幼稚園の作業に没頭しすぎて途中で寝落ちしたりと、周りの事にかまけすぎて自分の事をおざなりにしがちでツバサから「がんばりすぎ」と指摘される。

それでも、「もっと周りを頼って欲しい」と言われた時には素直に甘えられる懐の広さも持っている。


アニメージュ誌2023年5月号の記事によると、シリーズディレクターの小川孝治の中にあるあげはのイメージは、「ギャルになりすぎない優しいお姉さん」


虹ヶ丘ましろとの関係

あげまし

年下の幼馴染であるましろを「ましろん」と呼んで溺愛している。

ましろの方も5学年も年上の彼女を今でも「あげはちゃん」と呼び、対等の友人とみなしている。

二人が仲良くなったきっかけについては第37話で語られている。

姉と離れ離れになったことで少なからず寂しさを抱いていた幼少期のあげはの心は、ましろの存在に大きく救われたようだ。


前述の引っ越しの際には、ましろと別れることを嫌がったあげはは、大泣きしながら家出してまで拒否したほどであった。

この時、心配して迎えに来たましろもあげはとの別れを悲しんでいたが、あげはを気遣って涙を見せまいと振る舞っていた。

この一件から「“優しいっていうのは強いって事なんだ”ってましろんに教えられた」という。


夕凪ツバサとの関係

「しぃーっ!だよ!」

夕凪ツバサと初対面を果たしたのは、彼がプリキュアに初変身した第9話。

その後11話にて、可愛らしい風貌を気に入った様子。

そんなグイグイ来る押しの強さ故に、当初はツバサから苦手意識を持たれてしまっていた。


以降は弟分のように接しているが、現時点では彼の事を名前ではなく『少年』と呼ぶことが多い。

ただ、キュアウィングに変身して助けられた際に『ツバサ君』と名前で呼んでいるし、それ以降も彼が頑張ってる様子を見せた時にはちゃんと名前で呼んでいる。

この呼び方の使い分けがどういう意図なのかは判然としないが、『少年』呼びした時のツバサのむずがゆがっているウブな反応を面白がっているのかもしれない。

ただし、エルを守るためにプリキュアに変身したツバサのことは心から信頼しているのは確かであり、先述した第11話での大胆な作戦も彼を信頼した上でのものであった。

ツバサの方も何だかんだ言いつつあげはの事を心配しており、『少年』呼びにも慣れていき、プリキュアに覚醒した際は共に戦える事を喜んでいた。


関係性の変遷についてはこちら


家族

早乙女家早乙女三姉妹も参照。


家族については当初は「小学校の頃に母親の都合で別の街に引っ越した」以上のことは語られていなかったが、第28話で2人の姉・早乙女まりあと早乙女かぐやがいる事が判明。


姉と苗字が違うのは、未就学期に両親が離婚した為(但し、子供達に配慮してか、「離れて暮らすことになった」と語られており、「離婚」というワードはぼかされている)。姉のまりあとかぐやは父方に引き取られ、あげはは母方に引き取られた。


それ故、自身の出生時の本名は「早乙女あげは」である。

離婚後は母方の「聖姓」となり、「聖あげは」と名乗ることとなる。

一方、父方に引き取られた姉2人は「早乙女姓」を名乗っているが、今でも姉2人とはそんな経歴を感じさせないほど仲がいい。

今のあげはは両親の離婚を肯定し理解もできているが、それは彼女が視野の広い大人へと成長できたからである。

親が離婚した当時の小学生時代は家族が引き離されたことで寂しく感じていたことが作中で描かれている。

小学校時代には近所に住んでいたましろと仲良くなったが、程なくして母の仕事の都合で引越しすることになり、ましろと離れ離れになってしまった。

こうして親の都合によって二度も大切な人との別れを余儀なくされたことになる

第4話で描かれた「子供時代のあげはがましろとの別れを嫌がって『こんな家出て行ってやる!』と吐き捨てて、家を飛び出して泣きじゃくっていた」というエピソードも、単なる我儘で済ませられる軽いものではなかったのであろう。


車ネタ

上述の通り、自動車免許を取得している。

プリキュアオールスターズに属し覚醒時のキャラの中で免許持ちは彼女が初。

その彼女の愛車なのだが、女児アニメ的な可愛らしさとは無縁のえらくゴツい車でありプレミアムSUVのハマーがモデルではないかと見られている。

詳細はこちらを参照。


プリキュアシリーズのコミカライズ版の作者として知られている上北ふたご氏は、4話放送終了後自身のTwitterにあげはのイラストを上げているのだが、そこには何故かハマーも描かれていた


余談

第18話にて初めてプリキュアに変身したが、この際に下記の通り長内たけるに変身する場面を目撃されている。これまでのシリーズでは、一般人に正体を知られるのは終盤か、もしくは初変身してから暫く経った場合が多かったが、初変身で一般人の目の前で変身しプリキュアとしての正体を知られる形になったのは、シリーズを通してあげはが初である。


演者について

演じる七瀬彩夏氏は『Go!プリンセスプリキュア』の天ノ川きららのファンの少女役、『ヒーリングっど♥プリキュア』の秀一役に続き、本作が3度目のプリキュアシリーズ出演。

キラ星シエル/キュアパルフェ役の水瀬いのり氏以来となるアクセルワンからのプリキュア役抜擢だが、七瀬氏はアクセルワンが設立した養成所「アクセル・ゼロ」出身者で、そちらの声優がプリキュア役に起用されるのは今回が初。創立者で社長でもある森川智之氏はtwitterで自身が立てた養成所からプリキュア役が出た事に喜びの声を上げている。(該当ツイート


七瀬氏はプリキュア役を演じる事が決まった時のコメント


「実は、事務所の皆さんからのサプライズで役が決まったことを知ったので、嬉しさと驚きのあまり頭が真っ白になったのを覚えています。キャストが公開されるまでの間、決まったことを誰にも言えない日々が続いたので、一人で悶々としつつも楽しみが膨らんでいました。 歴代のプリキュアに仲間入りができることが光栄ですし、先輩方に恥じぬよう一生懸命頑張りたいなと思いました!


これまで放送された中でも、初登場の4話と、山へ出かける11話が特に印象に残っています。

「初の成人プリキュア」、18歳のお姉さんということもあって、おしゃれなカフェの難しいメニューをサラッと言えて、車も運転できて一人でどこへでも行ける。そんな自立しているところがかっこよくて、あげはちゃんの一番の魅力かなと思います。

明るくて元気で、ユーモアのあるキャラクターですが、その反面、最強の保育士になるために努力して、心に芯をしっかりもっている子です。

その部分を今後も演じるのが楽しみです。また、他のキャラクターたちとのこれからの関係性にも注目していただければと思います。


プリキュアの魅力は、誰もが、なりたい!と思う憧れの存在であるところだと思います。

私は高校生の時に、リアルタイムで『スイートプリキュア♪』を見ていました。

当時私は声優を目指し始めた頃でもあったのですが、漠然と、いつか可愛くてかっこいいプリキュアになりたいっ!と思っていました。

有難いことに、私は『Go!プリンセスプリキュア』『ヒーリングっど♥プリキュア』にもゲストで出演させて頂いたり、これまでもプリキュアのオーディションも受けさせて頂いておりました。

その中でも、キュアバタフライと出会えた事を運命と感じていて、本当に嬉しく思っています。


記念すべき20作品目に、長い歴史のあるプリキュアという作品に携わることができて光栄です。沢山の方々の想いが詰まったプリキュアの、キラキラとした夢や希望を、私も発信できたらと思います。

皆さんの日常の中で、少しでも元気や勇気の源になれるよう、精一杯頑張ります!

これからも「ひろがるスカイ!プリキュア」の応援をよろしくお願いします♪」


と語っていた。


各話での活躍


■第4話

  • 初登場。普通免許を取得し納車したてのハマーを駆って久々にソラシド市に帰ってきて、幼馴染の虹ヶ丘ましろの家を訪問。出迎えた相手を抱き締めて、「ハハッ!久しぶり~!ちょっと見ない内に背伸びた?髪型変えた?」とテンション高くまくしたててから、「あれ?髪色もなんだか……誰?」と、ようやく相手がましろではない事に気付く。
  • その少女、ソラ・ハレワタールに「どちら様ですか?」と尋ねられると、「むか~しむかし、ソラシド市に2人の女の子がいました。名前はあげはちゃんとましろん。2人はご近所さん同士。ところがお母さんのお仕事の都合で、あげはちゃんは遠い街へと引っ越す事に!『ママ嫌い!こんなうち出て行ってやる!』さて、お家を飛び出したあげはちゃんは、これからどうなってしまうのでしょうか…?」とタブレット端末を駆使した紙芝居風イラストで身の上話をおっ始め、ましろに「日が暮れちゃうから手短にいこうか」とツッコまれる。

↓1コマ目までは合ってます。

ひろプリワンドロ 4話その2

  • 改めて名を名乗り、ソラにも自己紹介を求めると、別の世界から来ただの、エルはプリンセスだのと訳のわからない事を言い出して、「今、耳にした事は綺麗さっぱり忘れてください!」と、ましろと2人で勝手に大慌てしている。「隠し事~?」と膨れっ面になるが、ましろに「でも友達の秘密は言えないよ」とまで言われてはそれ以上追及できず、「OK!でもいつかわたしにも教えてくれるとうれしいな」と引き下がった。
  • あげはがソラシド市を訪れた理由は、保育士の専門学校に入学するためだった。校長に直々お願いして学校の概要を聞いていると巨大な怪物ランボーグを目撃する。ランボーグに捕まったソラがましろに、エルちゃんを逃がすよう促しているのを聞き、「中へ!あいつは大き過ぎて校舎には入ってこられない!」と、ましろと共に専門学校の中へ逃げ込むが、ランボーグが生み出した小型の分身体が追ってきた。
  • 命からがら屋上に隠れるが、カバトンは人質に取ったソラと引き換えにエルちゃんを要求。ソラを気遣うましろの様子を見て、「どこかで金属バットでも拾って戦えばワンチャン……いや無理!何かいい手は…!」とあげはは焦る。どうやら、得物さえあれば巨大怪物相手でも倒せるかもしれない様子。
  • その時、「ソラちゃんを助けなきゃ…!」と呟くましろからミラージュペンが飛び出した。だがカバトンに「やめろ!脇役なんかがプリキュアになれるもんか!お前に何の力がある!?」と罵倒されたましろは萎縮してしまい、ペンを掴む勇気が出せない。あげはは「ましろん…それを手に取ったらどうなるのか、プリキュアっていうのが何なのか、わたしにはわからない。でも、そんなのどうだっていい…」と語り掛ける。話の途中、ランボーグ分身体が屋上のドアをガンガン叩いていたが、「そこ、うるさい!!」と一喝。
  • そしてあげはは引っ越しの時の事を回想する。大好きなましろと離れ離れになりたくなくて、「こんな家出て行ってやる!」と家を飛び出し、一人泣きじゃくっていた。探しにきたましろに「ここにいたんだね、お家に帰ろ?お手紙出すよ、電話もするよ」と言われ、もはや割り切っているかのような物言いに「ましろんは悲しくないの!?」と叫ぶが、振り向いたあげはが見たのは、涙が溢れそうになるのを懸命にこらえながら微笑むましろの姿だった。「悲しいよ…でもわたしが泣いたら、あげはちゃんはもっと泣いちゃうでしょ?」
  • 「あの日、わたしはましろんに教わったよ。優しいっていうのは強いって事なんだって。『わたしなんか』?そんな事言うな!そんな事誰にも言わせるな!ましろんには優しさっていう、誰にも負けない力があるんだよ!」激しくも愛のあるあげはの叱咤で己に自信を持ったましろはキュアプリズムに覚醒し、ソラのピンチを救った。

■第6話

  • Pretty_Holic』の前で見つけたソラに「ソ~ラちゃん♡」といきなり抱き着く。彼女が何か悩みつつも、うまく言えなさそうなのを察して「とりあえず気分アゲてこ!」。
  • パフェをおごりつつ話を聞き、「つまりソラちゃんはましろんと一緒じゃなくて淋しいんだ!わかるよ~、ましろんの優しさってお日様のぽかぽか陽気みたいでさ。側にましろんがいないと途端に淋しくなる」と、ソラの悩みを言い当てた。さすがましろん中毒の先駆者。ソラは自分の悩みの正体を理解したものの、その気持ちを直接ましろに伝えるのは照れ臭いともじもじ。
  • あげはは『Pretty Holic』のメークコーナーでソラにリップを塗ってあげたりしながら、「メークはさ、ただ美しくなれるだけじゃない。ちょっとの勇気が足りない時、力を貸してくれるんだ」とアドバイス。勇気づけられ、ましろの元へ駆け出してゆくソラを「う~ん、青春だねぇ」と見送った。
  • ましろに自分の気持ちを伝えられたソラは、心の中で「あげはさん、わたし言えました!」と感謝する。それが伝わったのか、運転中にくしゃみをして「誰か、わたしの事ウワサしてるな?」と呟くあげはは、「もしくは、ソラちゃんがちゃんと伝えられたって事かな~」と微笑む。

■第8話

  • 終盤でちょこっと登場。街でランボーグが暴れているとヨヨに電話を入れ、エルちゃんがそちらに向かっていると聞くと「わたしに任せてください!」と頼もしい一言。

■第9話

  • UFO型ランボーグにやられて気を失っていたスカイプリズムを発見。エルちゃんが二人を追って家を飛び出てしまった事を伝えるが、その説明の最中、エルちゃんはランボーグの中に囚われる。
  • まずはエルちゃんの救出をと、ランボーグが滞空しているために攻撃が届かない状況の打開策を二人に提言。作戦の内容は「二人で跳躍→プリズムがスカイを蹴り上げる→プリズムが落下しながら放つ光弾を足場にスカイが跳躍する」というものだったのだが、届かず失敗。踏み台役のプリズムは背中から地面に落下してしまい、その痛々しい姿を見て、つらそうな顔をするあげは。続いてスカイも落下してしまい、「ごめん!わたしの作戦に無理があった」と謝りながら中止しようとするが、実行役の二人が諦めていないので作戦続行。
  • その執念の甲斐あって、スカイの拳はランボーグに届き、そしてツバサはキュアウィングへ変身を遂げる。あげはも「やるじゃん、少年!」と会心の笑顔を見せた。

■第11話

  • 鳥状態で目を覚ましかけたツバサを抱き上げ、「いや~!可愛い!もちもちできゃわわ~!」といきなり頬ずり。先日のウィング登場時以来、面と向かって正式に会うのは初めてらしく、人間態になったツバサに改めて挨拶しながら「この間の活躍見たよ!ましろんからもいろいろ聞いてる!鳥でも朝弱かったりするの?後でもう一度鳥になるのやって!」とグイグイ迫る。

そこ代わってください。

  • そこにやって来たましろから「あげはちゃん!?」と驚かれたところを見ると、無断侵入だった様子。しかしお構いなしに「今日はみんなでお出かけ!山行こ、山!イェーイ!」と一方的に宣言し、一同を乗せて出発する。
  • 山間のバイパス道路にて愛車のハマーを運転しながらOP曲の替え歌を熱唱しつつ、ツバサに「何で山に向かってるんですか?」と尋ねられても、「たまにはみんなで遠出したいじゃん?後、君の事も知りたいしね、少年!」と、どこまでもあげははマイペース。
  • 到着したらそ山で、マスコットキャラソラ吾郎のらそ山クエストに挑戦する事になり、ソラ&ましろ組とあげは&ツバサ&エル組に分かれてスタート。しかし強引でマイペースなあげはに振り回され、アスレチックをやらされ『少年』呼ばわりされるのが嫌なツバサは癇癪を起こし、第2の謎解き地点で別行動を取ってしまう。
  • 途中でソラ&ましろと出会ったツバサは、あげはがツバサ同様にカバトンに怒っていた事や、ツバサを信じている事を聞かされ、思い直して山頂へ向かう。そこでは、ロープウェイに乗って先に到着していたあげはが、「頑張れ、少年!」と手を差し伸べて待ってくれていた。そしてあげはは、山頂から眺めれば虹の形に見える花畑を指し示す。第2の謎解きの答えはここに来ればわかる仕掛けになっていたのだ。
  • だがそこでロープウェイ型のランボーグが出現し、あげははエルちゃん諸共捕まってしまう。ツバサはウィングに変身したものの、二人を人質に取られては思うように戦えない。それを見て一計を案じたあげはは、ランボーグに向かって「ねえ君、わたしとジャンケンしよう!ちなみにわたしはグーを出すよ!」と言い出した。
  • そして手を出す瞬間、あげははツバサの方にちらりと目線を送りつつ、宣言通りグーを出す。ランボーグはカバトンに命じられるままパーを出すが、あげは達を捕まえていた右手を開く形になり、あげはとエルちゃんは落下してゆく。あげはの意図に気付いたウィングは素早くキャッチして、「いくら何でも無茶し過ぎですよ!」と叱るが、あげはは謝りながらも「でもツバサくんなら作戦に気付いてくれると思ってた」とにっこり。スカイとプリズムも駆けつけ、ランボーグを倒した。

ツバサくんとあげはちゃんひろがるスカイ!プリキュア 第11話

  • 帰りの車中で、あげはが「疲れた?今日は助けてくれてありがとう。ちゃんとかっこよかったよ!」と礼を言っている間に、既にうつらうつらしていたツバサは鳥の姿に戻って眠り込んでいた。あげははその『頼もしいナイト』の寝顔を見ながら微笑むのだった。

■第12話

  • ソラとカバトンが一騎打ちをする事になり、ましろの発案で山籠もり特訓をする事に。運転役を頼まれたあげはは「♪特訓、特訓、楽しい特訓」と完全に他人事でレジャー気分。保育士学校のレポートが忙しいのではとましろに気遣われるが、「大丈夫、わたし超優秀だから」と涼しい顔。
  • さらに「で、特訓って何するの?やっぱ滝に打たれたり?山の主と戦ったり?はっ!まさか山の頂上で必殺技の修行したりする感じ!?」と、イメージを出すなどノリノリ。

あげあげ蝶奥義!

  • しかし「アゲアゲのパワースポット」だったはずの滝が、肩凝り解消のパワースポットだったりして、ツバサに「本当は学校が忙しくて余裕がないんじゃないですか?」とツッコまれた挙句、最終的に「特訓の手伝いより学校のレポート!」とソラたちに叱られた。

■第13話

  • スカイランドへのトンネルがつながり、ソラ達が帰る事になって、最後の夕食に招かれる。ソラはようやくエルちゃんを両親の元へ帰してあげられると笑顔だったが、ましろは話し掛けても上の空。「エルちゃんを送って観光してくる」とは言っていたが、突然の別れを受け入れられずにいるのではと、あげはは感じた。
  • ソラ・ましろ・あげはは同じ部屋で床に就くが、「ぐが~、ぐが~」と、怪獣のごとき豪快ないびきのおかげでソラとましろは眠れず。
  • その様子を薄目を開けて見ていたあげはは、さらにわざとらしく大きないびきをかいて、眠れないソラとましろは外の空気を吸いに出てゆく。自分やエルちゃんが近くにいたのでは泣く事もできないだろうから、二人きりで話をさせてあげようという、あげはなりの計らいだった。

あげあげ大睡眠!

お静かに!

熟睡

  • しかしソラとましろは涙を見せる事無く、努めて明るく振る舞う。お互いを気遣っているその様子を窓から見守り、「泣いたっていいのに…いい子達過ぎるよ」と呟くあげはの瞳の方が潤んでいた。
  • 翌日の夕方、ヨヨと共にスカイランドに向かう3人を見送った。

■第16話

  • ましろからスカイランドで起きた出来事の一部始終を聞き、「そのバッタモンダーとかいう奴、滅茶苦茶腹立つんだけど!」と憤り、手に拳を叩きつける。エルを励まそうという流れになるが、「だったら、子供が喜ぶあれしかないでしょ!」と、あげはは人形劇を提案。
  • 学校の授業で作ったあげは姫人形を披露し、エルとソラがチョイスした『桃太郎』を演じる事になり、みんなでパペットの制作に取り掛かった。しかしあげは姫ありきで内容をアレンジしたために、桃を雲、桃太郎をえるたろうきび団子くもパンに置き換え、鬼に拐われた姫を救うという内容となった。
  • 鬼が島のくだりで、「なんだか嫌な感じです……まるで、アンダーグ帝国のよう……」と言い出してしまったソラ。ツバサとましろもスカイランドでの戦いを思い出して暗い雰囲気になってしまい、その不安な気持ちを敏感に感じ取ったエルちゃんが泣き出した。さらにソラが勢い余ってセットを壊してしまったため、劇はすっかり台無しになってしまったかに見えたが…。
  • エルちゃんがたどたどしい口調で「ソラ…ましお…ちゅばさ…あげは…ばあ!」と4人の名前を呼んでくれた。エルちゃんを励ますはずが、逆に励まされる形になった一同は、不安で元気がなかったのは自分達だったと反省し、改めてエルちゃんを守り抜く事を誓う。「もう人形劇は必要ないみたいね」とあげはもにっこり。
  • 公園にバッタモンダーが現れ、鬼の人形を素体にしたランボーグを召喚。危ないから帰ろうと促すも、みんなと一緒にいたいというエルちゃんの希望を受け入れ、戦いを見守る。
  • 戦闘後、エルちゃんを抱えて帰宅するあげは。途中でエルちゃんは自らの足で歩き出し、みんなで『えるたろう』の歌を歌いながら元気に行進。

■第17話

  • ましろがソラの推薦で体育祭のリレーに出ると聞き、みんなで応援するも、「でもましろんって走るの得意だっけ?手紙にも『運動会やだ~』とか書いてたよね?」と疑問を呈する。ましろとの文通期間にはいろいろ打ち明けられていた模様。特訓の休憩中には、「ましろんってばわたしに鬼ごっこの鬼させて、ずーっと走ってたんだから」という過去も披露。
  • 体育祭当日、ましろをずっと見守ってきたあげはだけに、リレーで出番が近づくと「やば…こっちがドキドキしちゃうんですけど…」と"親心"を見せつつ、懸命に走る彼女に声援を送るが、ましろは転んでしまう。しかしましろは諦めずにソラにバトンを渡し、逆転勝利につなげた。
  • 「涙が出るくらい悔しいと思ったのは初めて」と言うましろ。「でも新しい自分に出会うのってドキドキしない?新作のコスメ試した時みたいに」と、あげはは幼馴染の成長を喜ぶ。

■第18話

  • 釣竿を素体にしたランボーグと戦うプリキュア。あげははエルちゃんを抱えながら隠れて観戦していた。
  • 今日も今日とてプリキュアにランボーグを倒されたバッタモンダーは、あげはに八つ当たりするも、「負け惜しみってかっこ悪いよ」と軽くあしらわれ、「戦ってもない外野のくせに!」と悪態をつきながら逃げて行った。「まぁ、確かにわたしは外野なんだけどね」と、そこだけは事実なので自嘲気味に呟くも、「そんな事ない、あげはちゃんは大切な仲間だよ」「いつもわたし達を応援してくれるから頑張れるんです」とスカイやプリズム、エルちゃんにも励まされたあげはは元気百倍、保育園での実習に臨む事になった。

あげはさん

  • 「まだ見習い先生だけど、最強の保育士を目指してます!」と自己紹介すると、早速「最強はプリキュアだもん!」と言い出す生意気なガ…元気な園児がいた。その長内たけるという子は、先日の戦いの際、ウィングに助けてもらっていて、それ以来プリキュアに憧れているという。うっかり「わたしはプリキュアの仲間的感じ」と口を滑らせたあげはは、園児達からプリキュア宛のファンレターを預かる羽目に。

世紀の対決。

嵐を呼ぶ園児は出ません

  • そんな中、たけるが他の園児と喧嘩をした。「あいつが順番を守らなかったからやっつけた。ボク最強になるんだもん!」と主張する彼に、「最強になるのに大事なのはさ、やっつける事じゃないと思う」と諭すあげはだったが、たけるは「ボク正しいもん!あげは先生は最強じゃないもん!」と耳を貸さず走り去ってしまった。
  • そこへ現れたバッタモンダーがジョウロ型ランボーグを生み出す。あげはに『負け惜しみ』呼ばわりされた事を根に持っていた彼は、「君や大勢の子供達の前でプリキュアをボッコボコにする」と私怨丸出しで挑発してきた。たまたまあげはの様子をうかがいに来ていたソラ達は、プリキュアに変身して戦闘を開始する。
  • しかしランボーグの攻撃がエルちゃんを狙い撃ちにしたため、彼女をかばったスカイ達3人は、アンダーグエナジーを濃縮した球体の中に閉じ込められてしまう。その中では浄化技が出せず脱出不可能とあって、高笑いしながら勝ち誇るバッタモンダーは、避難せずに戦いを見守っていたたけるを発見し、ランボーグに襲わせた。
  • だがその前にあげはが「そうはいかない!これ以上あんたらの好きにはさせない!」と立ちはだかった。「外野のくせにボクをどうするって?」とバッタモンダーに嘲笑されながらも、たけるを背負ったあげはは必死で逃げ続け、ぐるぐる走り回る事でランボーグの目を回させてダウンに追い込んだ。
  • 息を切らせながらたけるを気遣うあげは。たけるもその勇敢さに「すごい…」と感嘆する。バッタモンダーは顔をひきつらせながら「へ…へぇ…外野の割にはやるじゃないか」とまたも負け惜しみを言うが、あげはは「その『外野』っていうのやめてくれる?プリキュアや保育園のみんなはわたしの大切な人達なの。だから…わたしは外野なんかじゃない!」と反発した。
  • バッタモンダーはたじろぎながらも「外野じゃなければ何だというんだ!」と食ってかかるが、あげはは「保育士!そして最強の保育士も、最強のヒーローも、目指すところは一緒。それは大切な人達を守る事!」と、敢然と言い返す。「だからどうした。プリキュアですらない無力な君に何もできる!」と痛いところを突かれても、「だったら…だったらわたしは!」と叫ぶあげはの中から、眩い輝きが溢れだした。
  • なんとそれはミラージュペンだった。ましろやツバサがプリキュアに覚醒するのを目撃していたあげはは、自分もやればできると、自らの意思でミラージュペンを生み出したのだ。それを手に取り、「たけるくん、これで先生も最強になるよ!」と言うあげはに、たけるも「あげは先生はもう最強だよ!」と興奮の面持ちで答える。あげはは更に「エルちゃん、アゲアゲで行こっ!」と促し、呆気に取られていたエルちゃんも喜んでスカイトーンを託した。「最強の保育士の力、見せてあげる!」遂にあげはは4人目のプリキュア・キュアバタフライとなって羽ばたく。「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」

アゲてひろがるワンダホー🤟

  • 新たなプリキュアの誕生に歓喜するスカイ達。「キュアバタフライ、頑張れ~!」と声援を送るたけるに笑顔を返したバタフライは、アンダーグエナジーをシールドで弾き返し、華麗な動きで翻弄しながら「お遊戯の時間はおしまい!」とランボーグを手玉に取る。最後はひろがるバタフライプレスで鮮やかに初勝利を飾った。
  • 往生際悪く、「い…いい気になるなよ!ボクが更に本気を出せば…」とまたまた負け惜しみを口走るバッタモンダーに対し、戦闘中も笑顔だったバタフライは一転して怒りに満ちた表情となった。「いつでも相手になるよ。でも…もしまたわたしの大切な人達に手を出したら…許さない!」震えあがったバッタモンダーは、もはや何も言い返せず、尻尾を巻いて逃げ去ってゆく。
  • たけると抱き合って喜び、「先生の事はみんなに秘密ね」と念を押すと、たけるも今度は「ボク、大切な人を守る最強になるよ!」とわかってくれた。心強い仲間が増えて歓喜するスカイ達に、バタフライは「ありがとー!これからは保育士とプリキュア、両方頑張っちゃうからよろしくね~!」とVサイン。
  • ウィングだけではなくバタフライも大好きになったというたけるの手紙を読みながら、ふとましろが「あげはちゃん、また泊まりに来てほしいなあ」とこぼした時、玄関のチャイムが鳴ってそこにはあげはの姿が。「引っ越してきちゃった!わたしもプリキュアになった事だし、一緒にいた方がいいでしょ?」という事で、あげはも虹ヶ丘家の仲間入り。「イエース!アゲアゲ!」

お引越しあげはさん!


■第19話

  • あげはが作った豪華な朝食でみんな大喜び。ソラとましろのお弁当を作ったり、家の掃除をしたり、「♪おにーのパンツはいいパンツー」と歌ってエルちゃんの子守りをしたりと八面六臂の働きぶりを見せるあげはに、相変わらずツバサは振り回される。
  • 夜は夜でエルちゃんを寝かせつけた後、ソラとましろにネイルを塗ってあげて、その後も何かの絵を描いている様子。そのまま朝まで寝落ちしてしまったため、ツバサに「あげはさんは頑張り過ぎなんですよ!」と叱られる。「ソラさんやましろさんだって、こんな風に疲れてほしくないはず。もっとボク達を頼ってくれていいんですよ」と気遣われるが、あげはは「そこまで言うなら頼っちゃおっかな~」と謎の微笑み。
  • 翌日あげははツバサを、ソラシド保育園の園児達が描いた壁画アートのところへ連れてゆく。空白が1か所残っており、実習の記念に描いてよいと先生に言われたとの事で、あげははツバサにも手伝ってもらおうというわけだった。絵を描きながらツバサの両親の話になり、あげはは「ツバサくんだけじゃなく、ソラちゃん・エルちゃん・ましろんも両親と離れ離れ。だからかな、いろいろやってあげたくなっちゃうんだよね。みんながいっぱい頑張ってるの知ってるし」と、必要以上に頑張る理由を明かした。
  • エルちゃんが悪戯して壁画に着けた手形も、描き足して絵にアレンジしたあげはは、「ツバサくんも自由に描いてみてよ。その方が3人の合作って感じがするじゃん!」とツバサを促し、見事壁画は完成。「わたし1人で描くより、もっとずっと楽しい絵になったよ」とあげはは大満足だったが……。
  • その和やかな雰囲気にまたも水を差すがごとく、「何て可哀想なんだ。せっかく1人増えたのに、ここにいるのは2人だけなんてね」とバッタモンダーが登場。変身したバタフライに「な~んかカッコつけてるけどさ、要は4人相手じゃ勝つ自信がないってことじゃん」と本音をずばり言い当てられて逆上したバッタモンダーは、ゴミ箱型ランボーグを暴れさせる。
  • ランボーグが放ったペットボトルミサイルの流れ弾が壁画に当たりそうになり、バリアで防ぐバタフライ。その壁画が大事なものだと気付いたバッタモンダーは、ランボーグに壁への集中砲火を命じ、バタフライとウィングは防戦一方に。「こないだは保育園で今度は子供達の壁画?あんたみたいな卑怯者、マジで嫌いなんですけど!」と怒り心頭のバタフライの啖呵もせせら笑うバッタモンダーは、今度はランボーグに体当たりをさせようとする。
  • 3枚重ねのバリアにもひびが入って追い詰められるも、気遣うウィングに「任せて!絶対に守ってみせる!」とバタフライは答える。泣きだすエルの姿を見て、何とか隙を作って状況を打開せねばと焦るも、ウィングの「大丈夫です!ボクを頼ってください!」との声を聞き、「じゃあ頼っちゃおうかな!」と力を借りて、2対1でランボーグを押し返した。
  • そこでエルちゃんが新たなスカイトーンを生み出したので、スカイとプリズムのように合体技が出せるかもと「アップドラフト・シャイニング!」と叫んでみたところ、技は出ず、代わりに謎の新アイテムミックスパレットが現われた。使い方がわからず戸惑っているところに、容赦なくランボーグが襲い掛かってきたため、ウィングが応戦している間に、「えーっと、よくわからないけど何とかなる!」と出たとこ勝負で新アイテムを使用する。
  • 赤と白を混ぜてみると、みんなをパワーアップできる事がわかり、ウィングは力でランボーグを圧倒。さらに全ての色を一つにする事によって、ウィングは巨大な火の鳥に姿を変えた。プリキュア・タイタニック・レインボーアタック!」
  • ……と思いきや、今度は巨大なプニバード姿に変わってランボーグを圧殺。これがバタフライとウィングの新たな必殺技だった。「途中まではよかったのに」と不満そうなウィングは、「いいじゃん、これがわたし達のスタイルって事で!」と満足げなバタフライ&エルちゃんに押し切られた。

あげあげ☆究極☆蝶奥義!


■第20話

  • Pretty Holicでアルバイトしていたあげは、そこにソラ達が来店。ツバサからは「今度はバイトですか?無理しちゃって」と指摘される。
  • そこに、あげはの知人「菜摘」が現れ自己紹介。ましろに絵本コンテストの出場を薦める。
  • 原稿が完成し、市役所へ持ち運ぶましろ。そこにバッタモンダーが付け狙う。
  • 信号待ちしていたあげは達、そこでバッタモンダーと遭遇する。「貴方には関係ない」と怒るあげは。バッタモンダーは信号機を素体にしたランボーグを召喚、締切が迫る中さらに怒る。4人はプリキュアに変身した。
  • 原稿を手にするエル、まずはスカイが立ち向かう。ランボーグがダウンしたところでひろがるバタフライプレスを繰り出すバタフライ、しかし信号機の赤信号の能力で動きを止められてしまい、青信号に変わった瞬間にプレスをかわされてしまった。さらに空中で無防備になったところを狙われ反撃を受けてしまう。
  • 打開策としてパレットでスカイの守りを強化したバタフライ。スカイのパンチは赤信号でも止まること無く赤信号を割り無効化に成功、プリズムは原稿の締切があるため、プリンセス・エルと共に原稿を手に市役所へ向かった。
  • 最後はバタフライとウィングのタイタニックレインボーでランボーグを浄化した。
  • 市役所へ原稿を届けたましろとエルちゃんはなんとかギリギリで締切に間に合ったという。
  • 後日、展覧会へ来たあげは達。そこで菜摘と遭遇、ましろの作品「ブランコ」は落選だった。

■第21話

  • みんなで野菜畑でのランチの際、ソラからピーマンを勧められ、「えっ?アハハ…」と明らかに動揺。ましろから「あげはちゃん、ピーマン苦手?」と問われ、さらに動揺。
  • しかしましろが作った生野菜用ディップソースにつけて無理して口に運んだところ、「あれ?美味しい。カレーマヨのおかげで食べやすい!」と馬鹿正直な感想を漏らして、再度ましろに「それはピーマンが嫌いな人の感想だよ」とツッコまれる。

激闘!ピーマンVSあげはさん!

  • 戦闘ではランボーグの空中からの攻撃をバリアで何とか防ぎきり、ウィングの空中戦をサポートする。

■第22話

  • スカイランドとの連絡でベリィベリーからシャララ隊長を見た人が多数いると聞き、喜ぶソラとましろの横から、「待って、目撃情報だけ?妖怪や幽霊じゃあるまいし、目撃された後はどうなったわけ?」と冷静に話を求める。確かに目撃された後は煙のように消えてしまうらしいが…。
  • 新アイキャッチで、ようやくあげは登場。4人のパジャマ姿アクションが可愛いとツイッター等で評判に。
  • その隊長は、バッタモンダーがキュアスカイを誘き寄せるための幻だった。しかも本物の隊長はアンダーグエナジーを注ぎ込まれ、シャララボーグの中に囚われていると知って、愕然となるプリキュア達。バタフライは「アンダーグエナジーが悪いんでしょ?じゃあいいじゃん!それ浄化しちゃえば!」と、タイタニック・レインボーを繰り出そうとするもエルは「ダメーーー!!」と叫び出した。それもバッタモンダーの計算の内だった。
  • バッタモンダーはスカイランド王宮から退却する途中、瀕死のシャララ隊長を見つけ、アンダーグエナジーを注ぎ込んで生命をつないだ上でシャララボーグに仕立て上げた。浄化技を封じられ、攻撃もままならず、バタフライのバリアも破られ絶体絶命のプリキュア達だったが、人間にアンダーグエナジーを注ぐ無理をしたためにシャララボーグは停止し、バタフライとウィングはバッタモンダーに直接攻撃を仕掛けるも撤退されるがピンチは逃れた。
  • しかしソラは完全に絶望に打ちひしがれ、あげはが「ミックスパレットを使えば何とかなるかもしれない!アンダーグエナジーを浄化して、その後すかさず回復の技を使う。それなら救えるかも…」と懸命にアイデアを出しても、「ダメだったら?シャララ隊長はどうなるんですか!?」と食って掛かり、「えっ?そ…それは…」とあげはの方が言葉に詰まってしまう。その作戦は今考えられる中では最善の策であるが、成功する確証もなく、失敗すればシャララ隊長は助からない。ソラはもう、仲間の言葉すら信じられなくなっていた。
  • 「ソラさん!信じてやるしかありませんよ。ヒーローは、あきらめたらそこで終わ…」「やめてください!ヒーローなんて…わたし、もう…戦いたくない!」もはや半狂乱のソラは泣き叫ぶばかりで、ツバサの言葉も受け入れない。その手からはミラージュペンが消え、スカイトーンの輝きも失われ、彼女はプリキュアに変身できなくなってしまう…。

■第23話

  • 傷心のソラが「わたし、ヒーローにはなれませんでした さようなら」という書き置きを残して姿を消した。愕然となりながらも、ましろは「今はそっとしておこう」、ツバサは「スカイランドに迎えに行くべき」と意見が分かれる。あげはは二人それぞれの思いを汲み、ましろを残して、ツバサと共にスカイランドのハレワタール家を訪れた。
  • あいにくソラは出かけていて、あげははソラの母レミにしばらく待たせてもらってよいか頼み込むが、「今のソラを受け入れてあげて。お願い。あの子には少し時間が必要なの」と懇願されてはそれ以上食い下がる訳にもいかず、「ソラちゃんに伝えてください。みんなあなたの事が大好きだって」と伝言を託して引き上げた。
  • 一方、バッタモンダーがこの好機を見逃すわけがなく、街でシャララボーグを暴れさせる。スカイランドに出向いて、変身できないソラを叩き潰すのは簡単だが、ソラの性格を考えれば、自分より友達が傷つく方がより苦しみを与えられると考えての、陰湿な作戦だった。現場に駆け付け、「この世界のことわざをあんたに一つ教えてあげる。『弱い犬ほどよく吠える!』」と、怒りと共に啖呵を切るバタフライ。おどけて「ワン!」と吠えて嘲り返すバッタモンダー。スカイ抜きで戦闘が始まった。
  • 限界までアンダーグエナジーを注ぎ込まれたシャララボーグは超強化されており、バタフライプレスもウィングアタックも通じない。「ソラちゃんの分もわたしが戦う」と闘志を燃やすプリズムを先頭に戦うも、次第に劣勢になってゆくプリキュア達。その時、「ヒーローの出番です!」と救世主の如くスカイが現われた。ましろの送った真心と友情の手紙で勇気を取り戻したのだ。
  • 「ましろさん!」と手を差し伸べるスカイ目がけて走って行くプリズムに、バタフライは「行っけー!ましろん!」と声援を送る。そしてアップドラフト・シャイニングでシャララボーグは浄化された。
  • 今度はバタフライの出番。当初の計画通り、解放されたシャララ隊長を「癒しの力、アゲてこ!」と即座に回復させた。もしバッタモンダーが言った事が本当なら、アンダーグエナジーで生命を繋がれていた隊長は事切れるかもしれない。しかしスカイは取り乱さなかった。もう迷わない。バタフライを、仲間を信じるのみ。そして隊長は無事復活し、悪あがきするバッタモンダーも「どんな事をされても負けないくらい、わたし強くなりますから」の一言で逆に打ちのめしたスカイは、見事立ち直って再びヒーローとしての資格を手にしたのだった。

■第24話

  • キラキラポーションが完成して国王夫妻が目覚め、シャララ隊長も救い出した事で一躍スカイランドのヒーローとなったプリキュア達は祝賀パレードを行う事になり、乗用鳥が用意される。興味を示し、「はいは~い!あげはさん乗ってみま~す!よろしくね!」とフランクに接して、鳥に警戒される事もなくすぐに乗りこなした。対照的にましろは不安からジト目になって、鳥に逃げられたり四苦八苦。
  • パレードの前、空に現れた『意地悪雲』対策の為、全員プリキュアに変身。スカイとプリズムがアップドラフト・シャイニングで『意地悪雲』を消した後、バタフライは「ワンダホーにアゲてこ!何が出るかな?サプラーイズ!」とミックスパレットでウィングに色をまとわせ、飛行機雲でエルちゃんの笑顔を空に描き、国民から「ワンダホー!」と称賛される。

■第25話

  • 『運命の子』エルちゃんにはもっと豪華なごはんや服を用意すべきではとかと右往左往するソラとましろに加え、絶対に守らねばと考えすぎたツバサにより、3人はフットボーラーのコスプレをしたりと迷走。その様子を見たあげはは「何それ?流行ってるの?」と苦笑いし、「みんないろいろ考え過ぎ!確かに運命の子だなんて言われたら緊張しちゃうけど、エルちゃん自身は今までと変わらないんだしさ」と落ち着いた意見。
  • 動物園を見て回る内、エルが動物の言葉がわかる事が判明。他にも能力が発現するかもとあれこれ想像する中、「目からビームが出ちゃったり?」と、話をどんどん脱線させるあげは。

健やかな成長

  • 英才教育を施すべきかなどの声も出る中、意見を求められたあげはは「う~ん……わかんない。だってそれ、プリンセスや『運命の子』じゃなくたって、パパさんママさん、みんな悩んでる事だし!絵本は何を読めばいい?ごはんは何を食べさせたらいい?習い事はさせる?させない?子供のいい所を伸ばしたくて、素敵な大人になってほしくて、みんな悩みながら育ててるんだよ」と、いかにも保育士志望らしく、極めてオーソドックスながらも地に足の着いた考えを述べる。
  • その後、新幹部ミノトンの襲来時にウサギを庇ったり、見知らぬ女の子と仲良くしたりと、人間的に成長したエルちゃんを見た一同は一安心。あれこれ悩んだのは杞憂に過ぎず、エルちゃんはあげは達からちゃんと優しい心を学んでいたのである。

■第26話

  • エルちゃんとツバサを背中に乗せたソラが腕立て伏せに励む横で、ビーチベッドでくつろぎながら優雅に読書…と思いきや、読んでいる本は「保育士採用試験問題集」。更にいざという時に備えて、腰にはしっかりとミラージュペンを提げていた。

グラサンあげはさん!

※実際に持っていた本は違います。

  • 空港の展望デッキで出会った女の子・天野翔子に名前を尋ねられたツバサは、「ボクは…あっ…」と一瞬の間を置いてあげはに視線をやり、彼女が「うん!」と微笑んだのを確認してから「夕凪…夕凪ツバサです」と名乗る。ツバサに苗字があるとは知らず怪訝そうなソラとましろに、あげはは「苗字もあった方が何かと便利でしょ?この前、少年と考えたんだ」と明かす。

夕凪姓を思いついた時のツバあげ


■第27話

  • 保育園の実習で行うダンスの振り付けをましろに見せ、「可愛い!子供達も『あげぇ~』だよ」と褒められるが、「ましろん、『あげぇ~』じゃなくて『アゲー』だよ。もっとノリノリで『アゲー』!」と訂正し、ましろを困惑させる。素人には理解不能な奥深き『アゲー』の世界。
  • エルちゃんが誤ってミラーパッドの隠し機能を発動させたため、中に吸い込まれた4人はピンクットンのスペシャルステージの特別トレーニングに挑む事になる。ダンストレーニングを選んだはずのあげはだったが、ピンクットンがうっかりカードをシャッフルしてしまい、進んだ先はツバサが選んだ飛行機関連のクイズの部屋だった。
  • 10問正解すれば出られる『クイズ!脱出ミラーパッド!』がスタートしたものの、「世界で初めて有人飛行を成功させたのは…」「知ってる!えっと、ライト兄弟!」「…ですが、そのライト兄弟は最初何メートルの飛行に成功したトン?」という風に結構な難問ばかり(答え:36.5メートル)。脱出どころか不正解の嵐で「サゲ~」。
  • 「当たりっこないって。飛行機とか全然詳しくないもん」と弱音を吐いたところで休憩タイム。「あ~あ、少年なら全問正解なんだろうけど」とこぼしていると、この部屋には本棚と多数の本が置いてある事に気付く。「少年だったら……」ツバサならきっと、わからない事は即座に本で調べるはず。あげはは彼に倣い、部屋にある飛行機関係の本を片っ端から読み始めて即興で知識を身につけ、今度は正解連発で見事クリアした。
  • 放映2日後の8月8日はあげはの誕生日。番組エンドでは一足早くバースデーカードが披露され、pixiv絵師からも祝賀イラストが多数投稿。

ハッピーバースデーあげはさんおめでとうございます✨はぴばで☆キュアバタフライ誕!キュアバタフライ生誕祭♪


■第28話

  • ベビー用品店「アパレル・ベイビー」へやって来たあげは達。エルちゃんも言葉を話せるようになり、新しい服を買いに来たのだが、どれもお気に召さないご様子。そんな中、街で歓声が聞こえ、そこで撮影していたのは有名なモデル、早乙女まりあかぐやの早乙女姉妹。2人はこちらに近づいてきて、「久しぶりだね」「バッタリ会えるなんて超うれしい」とあげはに声を掛けてきた。それに対して「わたしも会えてアゲアゲだよ、まり姉ちゃん、かぐ姉ちゃん」と笑顔で答えるあげは。まりあ、かぐや、そしてあげはは姉妹だったのだ。

蝶級!あげあげシスターズ!

  • 幼い頃両親が離婚し、まりあとかぐやは父親に、あげはは母親に引き取られ、分かれて生きてきたが、姉妹の交流は続いていたらしく「親は親、私達は私達、やりたい事やってるしね!」「自由に好きな事やって、楽しかったらオールOK!」と、3人は明るくハイタッチ。確かにこのノリのよい陽気な性格は、まぎれもなくあげはの姉だった。

ひろプリ28話

  • 2人のマネージャーの加古から「モデルやらない?」と勧誘されるが、「ごめんなさい、わたしがなりたいのはモデルじゃなくて最強の保育士なので」ときっちりお断り。あげは曰く「中学時代にモデルに出演した経験がある」と語る。すると加古は、あげはの代わりにエルちゃんを子ども服のモデルとしてスカウトしてきた。エルちゃん本人が乗り気のため、あげはも付添としてフォローする事に。
  • しかしファッションショー当日、最初は可愛い服を着てご機嫌だったエルちゃんはいざ出番という時、ランウェイを取り囲む大勢の人々を前に萎縮して涙目になってしまう。咄嗟にステージに飛び出したあげはは、「エルちゃん見て、あの雲ウサギさんみたいじゃない?」と雲を指差し、エルちゃんをリラックスさせたが、ましろに「あげはちゃん、ショーの途中だよ!」と指摘され、観客のざわめきにも気付いて「あっ、やば!やっちゃった!」。

アゲアゲファッションショー

  • だがそこはポジティブなあげは、「こんな時は…思いっきり楽しんじゃお!」と前向きに開き直り、まりあ&かぐやの即興のメイクと衣装で着飾った飛び入りゲストという形になって、三姉妹とエルちゃんのステージは拍手喝采を浴びた。
  • そこへ例によって暑苦しいミノトンが乱入。「みんな楽しんでアゲアゲだったのに…台無しじゃん!みんなのアゲアゲな気持ちをサゲんな~!」と怒るバタフライ達をランボーグに蹴散らさせ、「軟弱者共が!日々の鍛錬を怠り、チャラチャラした格好で笑っているからだ!」と一方的に決めつけるミノトン。しかしバタフライは「みんなで笑う…最高じゃん。いつも笑えるわけじゃない。苦しい時、辛い時、泣きたい時もある。でもそんな時こそ笑顔で、みんなを笑顔にするために、頑張って、頑張って…笑顔が返ってきたら最高なんだって教えてくれた…だからわたしもそんな風になりたいんだ!」と、まりあやかぐやの思いも背負って反撃。ウィングとスカイをミックスパレットで援護し、タイタニック・レインボーで勝利する。
  • 「ファッションショー、楽しくてめっちゃアガったよ。やっぱお姉ちゃん達はすごいね」とショーを振り返ると、まりあとかぐやからは逆に、あげはが出てきた途端、泣きそうになっていたエルちゃんが笑顔になったり、周りにいた子供達もノリノリで踊っていた事を指摘され、やはりあげはは『最強の保育士』になるべきと後押しされる。「お互い頑張ろ!」「自分もみんなも笑顔にね!」「全力でアゲてこ!」と三姉妹は再びハイタッチ。進む道は違っても、多くの人々を笑顔にするという目標は同じなのだった。

■第29話

  • ソラが雨宿りした洋館から、不思議なぬいぐるみが彼女にくっついてやってきた。「でも街外れの洋館って、確か今は空き家だったはずよ」とのあげは情報もあって、どんどん怪談めいていき、ソラは怯える一方。ぬいぐるみはポルターガイスト現象まで引き起こすが、エルちゃんが「にゃーにゃー、だいじょうぶだよ」と、逆にぬいぐるみの方が不安がっている事を見抜く。
  • それを見たあげはは「エルちゃんに教えてもらっちゃったね、相手が誰でも同じように接するって事」とソラに言い、無闇に怖がるだけだった自分を反省したソラは、そのぬいぐるみマロンの持ち主を探すべく奮闘する事になる。赤ちゃんからだって教えられる事はあるのだ。

■第30話

ひろプリ30話 ひろがる海!

  • カナヅチが判明し、「皆さん、泳ぎ方を教えてください!」と志願するソラのために、あげはが「わたしに任せて!保育園のプールで大勢の子供達見てるんだから」と始めたのは、ひたすら波打ち際をゆっくり安全に歩き続ける、幼児向けでほとんど入口の超初心者用レッスン。ましろ「かれこれ30分あんな感じだけど…」ツバサ「泳ぎの練習に入る前にが終わりそうですね」というわけで終了。

■第31話

  • ましろのスケッチブックに落書きしたエルちゃんを叱ったところ、「そら、きらい」と拗ねられて落ち込むソラ。「プチいやいや期」かもしれないと分析したあげはは、「エルちゃんの事も描いてほしかったんだよね?」と尋ね、エルちゃんがうなずくと「でも勝手に描いたら、ましろんが『えーん』しちゃうよ?だからダ~メ、わかった?」と優しく理路整然と諭したが、エルちゃんには通じず「あげは、きらい」と言われてしまい、ソラと仲良く二人で落ち込む羽目に。
  • 何とかご機嫌を直してもらおうと、みんなで写真館に行き、プリキュアのコスチュームで記念撮影。帰りの車中、満足して寝入るエルちゃんを見つめ、「いつかエルちゃんはスカイランドに帰るとわかっているけど、大きくなるのを隣でずっと見ていたい」と、ソラがふと涙を浮かべ、ましろが「いつか離れ離れになる日が来る。でもそれは今日じゃないよ」と慰めた。みんなが心の奥底で思っていた事だが、その日が来るまでエルちゃんを守ろうと、4人は気を取り直す。
  • その時、道路に黒いフードの男が立ち塞がっているのを見たあげはは急ブレーキ。ところが男の姿は消えており、バックミラーを見ると、いつの間にか男は車の真後ろに立っていた。本能的に危険を感じたあげはは、アクセルを踏み込んで猛ダッシュで逃げ出す。「アンダーグ帝国の新たな敵なら戦いましょう!」とツバサが主張したが、「やばいよ、あれ…!」とあげはは戦意より恐怖を感じていた。ソラも手の震えが止まらない。フードの中から一瞬見えた男の目は、あまりにも冷たく、何の感情もない無機質なものだった。
  • 突如衝撃があったかと思うと、男は車の天井に飛び乗っており、焦ったあげはが更にスピードを上げて振り落とそうとするや、前方にポータルを開いてピヨちゃんごと一同を呑み込んだ。次の瞬間、ピヨちゃんは霧の深いどこかの山奥に転送されており、気が付くとエルちゃんの姿が掻き消えていた。
  • 男はエルちゃんを漆黒の球体に閉じ込め、異空間へと転送した後、素顔を現す。彼の名はスキアヘッド。アンダーグ帝国の支配者カイゼリン・アンダーグの命により、エルちゃんを奪いに来たのだ。エルちゃんさえ手に入れればプリキュアに用はないと素っ気なく退却しようとするスキアヘッドに、4人が飛び掛かる。「返しなさい!…わたし達のエルちゃんを…!!」「返せーーー!!」
  • 4人がかりの猛攻も物ともせず、スキアヘッドは強力な魔法を連発してプリキュアを叩きのめした。しかし倒れたバタフライの手をウィングが、スカイの手をプリズムが掴んで引き起こす。エルちゃんの笑顔を取り戻すまでは絶対に負けられない。その4人の思いが天に通じたか、空から光に包まれた謎の少女が現われ、キュアマジェスティに変身してスキアヘッドを打ち破った。

あげあげ愛車☆危機一髪!

  • キュアマジェスティが姿を消した後、アンダーグ帝国から何とか逃げてきたらしいエルちゃんが姿を現した。涙ながらに駆け寄るあげは達。そしてましろは安堵のあまり泣き崩れるが、エルちゃんは「なかないで、ましろ」と逆にましろの頭を優しく撫でた。この笑顔を何としても守らねばと、一同は固く心に誓う。

■第32話

  • 昨日の戦いの事を考え、朝から重い空気が漂っていたが、ムードメーカーのあげはが「くよくよ考えてても仕方ないよ。今のわたし達にできる事は、エルちゃんを守るためにもっと強くなる事。前を向いて気分アゲてこ!」と励まし、ようやくソラ・ましろ・ツバサに笑顔が戻った。
  • そこでキュアマジェスティの話になり、エルちゃんが何か言いたそうなので、あげはが「キュマジェスティの正体知ってたりして」と冗談を言うと、冗談どころか「えるだよ!える、きゅあまじぇすてぃなの!」と衝撃の事実が発覚。
  • 驚きつつ、「でもあり得るかも、運命の子だもん!」とあげは以下一同は何となく納得。だが「今、キュアマジェスティに変身できる?」とお願いしてみると全然変身できず、最初は得意げだったエルちゃんも「える、へんちん!つよいの!うそないの!」と半ベソになってしまう。あげはは「大丈夫、ウソなんて思ってないよ」とエルちゃんを信じ、どうやったら変身できるかあれこれ試してみる事に。
  • 変身ポーズを変えたり、ソラのスカイランド神拳を真似したり、元気が出るようヨーグルトを食べたり、ツバサのミラージュペンを借りてみたりといろいろやってみたけどやっぱり駄目で、とうとうエルちゃんは泣き出す。あげはは彼女をあやしながら、「エルちゃんにはエルちゃんだけのミラージュペンがあるはずだよ。それはエルちゃんにしか見つけられないものなんだ。でもきっとエルちゃんなら見つけられる」と優しく励ます。
  • ツバサの鳥友達から「街で怪物が暴れている」と知らせがあり、駆け付けてみるとその怪物は、スキアヘッドにアンダーグエナジーを注ぎ込まれ、巨大化して理性無き怪物と化したミノトンだった。変身して戦うも、そのパワーに押されるプリキュア達。
  • 闇のエネルギー砲が放たれ、バタフライはバリアを張って懸命に堪える。「諦めろ、貴様らにプリンセスを守る事などかなわん!」と言われても、スカイ・プリズム・ウィングが加勢してバリアをキープし、「エルちゃんはわたし達が絶対に守る!」と4人がかりの全力でエネルギー砲を跳ね返した。
  • しかし一同は体力が限界で、ミノトンはとどめを刺そうとする。だがそこにエルちゃんが割って入った。「みんなだいじ!だいすき!えるも…まもる!!」今度は自分がみんなを守りたいという強い思いが溢れた時、エルちゃんの姿は少女へ、そしてキュアマジェスティへと変わった。バタフライは「見つけたんだね、エルちゃんだけのミラージュペン!」と、感慨深げに呟く。
  • 「あのペンは、自分の中の気持ちが形になったものです!」と言うスカイに、「バタフライ、最初からわかってて…」と驚くプリズム。そしてバタフライはサムズアップで会心の笑み。自分の時と同じように、誰かを守りたいという強い願いが心に満ちれば、ミラージュペンは自然と出現するであろう事をバタフライは確信していた。「信じてくれて…ありがとう!」と感謝を述べて戦うマジェスティは、ミノトンを翻弄して勝利に繋げた。
  • 戦いが終わった後、マジェスティは元のエルちゃんの姿に戻り、疲れ果ててぐっすり眠る。あげはは「みんな、どう思う?心配は心配だけど、これからはわたし達の目の届くところで一緒に戦った方がいい気がするな」と提案する。エルちゃんの意思も尊重し、それがベストだと考えての判断であり、ソラとツバサは同意する。しかしましろだけが、賛成と言いかねる顔で曖昧に「うん…」と返事していた事に、あげはは気付かなかった。

■第33話

  • スカイランドの湖の底から出現した遺跡には、「全ての人を救う究極の力」が眠っていると言う。ヨヨの要請で、その鍵となるエルちゃんと共に遺跡に入ろうとする一同だったが、ましろが「どんな危険があるかわからないからエルちゃんは行かない方がいい」と反対する。
  • あげははましろの思いを汲みながらも、「エルちゃんを危ない目に遭わせたくない気持ちはみんな一緒だよ。王様だって、遺跡がエルちゃんを呼び、エルちゃん自身が運命に向き合おうとしている。もちろん難しい事までエルちゃんは理解してないかもだけど…。今わたし達にできるのは、エルちゃんを守ってサポートしてあげる事だと思う」と、エルちゃんの意思を尊重するあげはらしい考え方で説得した。納得いかぬ様子のましろだったが、エルちゃんに押し切られる形で同意する。
  • 幸い罠らしい罠もなく、スムーズに進めたので多少余裕が出てきた一同。ソラが「全ての人を救う究極の力って何でしょう?」、
  • ツバサが「プリンセスはこれ以上どんな風に強くなるんでしょうか?」と口にしたのを受けて、あげはが「巨大化とか?」とジョークを飛ばすと、巨大なクマのぬいぐるみ相手に同じく巨大化し、「えりゃあ、えるっしゅ!」と光線技の構えを取るエルちゃんの図を想像したソラは「す…すごすぎます!」と興奮。
  • 究極の力マジェスティクルニクルンは手にしたものの、遺跡に乱入したミノトンの猛攻でピンチに陥る一同。しかしクルニクルンはマジェスティの呼び掛けに応えずページを閉じたまま。プリキュアの心を一つにしなくてはいけないのに、エルちゃんを危険に晒したくないましろの不安が、それを妨げていたのだった。しかし「ましろ…あなたが心配だよ、助けたいよ。気持ちは同じ。それって一緒に戦う理由にならないかな?」というマジェスティの言葉を聞いたプリズムは、彼女が対等な仲間である事を理解し、クルニクルンが遂に発動。5人は新必殺技プリキュア・マジェスティックハレーションでミノトンを浄化した。

■第34話

  • 創作絵本「プリンセスのはなぞの」を携えて、図書館での読み聞かせ会に向かうましろ。もう10冊目とあって、「ましろん、絵本作家になったら?」と勧めるあげはに、「なれたらいいなぁ…」と、まだましろは漠然とした憧れしか抱いていなかったが、思わぬ『夢を後押しする援軍』がこの後現われるとは予想だにしなかった。
  • 読み聞かせ中、男の子の兄弟が「つまんないんだもん」と席を立ってしまい、ましろはショックを受ける。あげはに「気にする事ないよ。走り回る方が好きって子もいるから」と慰められるも、何がいけなかったのか悩むましろに紋田という青年が近づき…。
  • その間にショートコント『ちょうちょ』。ソ「エルちゃん、ちょうちょですよ」エ「ちょうちょ!」あ「それは蛾だよ」チャンチャン♪

蛾とちょうちょの見分け方は子供には難しい?

ひろプリワンドロ 34話その2

  • 実は紋田の正体はバッタモンダーだったのだが、あげはも「どこかで会いました?」と一瞬怪訝そうな顔をしつつ、結局気付かず。
  • スキアヘッドが召喚したキョーボーグの猛威に押されながらも、「苦戦する覚悟なんてとっくにできてるもんね」と笑うバタフライ。バッタモンダーからも「ボクには悪口を言われる覚悟がある」というアドバイスを受けていた事もあり、ましろは「誰に何と言われようと自分は絵を描くのが好き。絵本作家になりたい」と、確固たる目標を持つに至った。

■第35話

  • ソラとたまかなコンビ主役回の為、珍しく目立たず、戦闘シーン以外の台詞は「そっか…たまきさんの肘、早く良くなるといいね」「ずっと特別コーチしてたんだもん、緊張するのも当然だよ」「試合と重なっちゃったんだ」「わたし達も応援しよ」「うわ~、凄い熱気!こっちまでアガるね!」のみ。
  • その戦闘では、バリアでキョーボーグの光弾を防ぐ、敵のミットによる防御力が高く攻撃が通用しないため、元気の力を仲間に使用して形勢逆転に成功するなど、しっかり勝利に貢献。

■第36話

  • 「フッフッフッ、この保育園を滅茶苦茶にしてやるぞ~」「保育園のみんなはボク達が守る!」と、たける達園児相手のヒーローごっこで悪役を熱演するあげは。そのたけるが「あげは先生弱過ぎ。もっと強いのやって。ほら、あげは先生がやっつけたゾウさんの怪獣くらいの…」と、いともたやすくプリキュアである事をバラしそうになって大慌て。他の子が「先生じゃなくてぷりきゅあでしょ?」とフォローしてくれたおかげで事無きを得たが、「先生の事はみんなに秘密ね」「うん!ボク、大切な人を守れる最強になるよ!」というバタフライとの約束を、たけるはすっかり忘れていた様子。
  • そんなたけるも、砂場で作っていたトンネルが壊れて泣いていた年少組の子を慰めながら、一緒にトンネル作りを手伝うという、成長した姿を見せた。「最強だからね!あげは先生みたいに」と自慢気なたける。『最強』とは単なる腕力とか強さだけではないという事を理解してくれていて、嬉しそうに微笑むあげはだったが……。
  • ところがそのたけるが急に引っ越す事になり、ソラシド保育園に来るのは今週一杯だという。たけるはすっかりふさぎ込んでしまい、あげはが何を話し掛けてもそっぽを向くばかり。あげはの方も落ち込み、隠そうとしてもソラ達にすぐ見抜かれ、エルちゃんにまで「はぁ~って、あげはしょんぼりなの!」と図星を指される有り様。「たけるくんを励ましたいけど、どうしたらいいのかわからなくて…これじゃ最強の保育士失格かも」。
  • ツバサに「その『最強の保育士』って何なんですか?」と尋ねられ、あげははそのルーツを語り始める。両親が離婚して、姉2人とも離れ離れになり、保育園で落ち込んでいた頃、傍で見守ってくれていた先生がいた。雨の日も晴れの日もずっと気にかけてくれて、握ってくれたその手の温かさに救われたあげはは、「子供の心を守る…それがわたしが思う最強の保育士」と、保育士を志すようになったのだ。

ロリあげはさん

  • 「でもわたしは、たけるくんに何にもしてあげられない。このままお別れなんて…わたしの事はいいの。今はただたけるくんに笑ってほしい」と、珍しく一通り弱音を吐いた後、皆の視線に気づいて「…ってごめんごめん、大丈夫!明日はばっちりアゲてくから!」と元気になった風を装うあげはだったが、一人になった後も夜空を眺めながら悩み続けていた。
  • 翌朝、保育園に着くと突然バッグがもぞもぞ動き出し、中からツバサが飛び出した。驚くあげはをツバサは「あげはさんは寝ている時も子供達の事を考えていて、そんなあげはさんだからこそ、たけるくんや子供達はあげは先生が好き。無理に笑おうとしないでください。そのまんまのあげはさんでいればいい」と励ました。
  • 今日が最終日のたけるは相変わらず笑顔が無く、雨が降り始める中、一人砂場でトンネルを作り続けている。屋内に入るよう促しても、無言で首を横に振るたけるに無理強いはせず、あげはも一緒にトンネルを掘りながら、たけると遊んだ思い出をいくつも挙げていった。「たけるくん、何でも上手だったな。朝も元気な声でご挨拶して、お当番も頑張って、困ってる子を守ってあげて…」ふと顔を上げたたけるは、あげはの頬に流れる一筋の涙を見た。
  • あげはは涙を拭ってトンネルを掘り続け、たけるの手を探り当ててそっと握った。たけるの方も大粒の涙を流し、「ごめんね…先生一杯遊ぶって言ってくれたのに…ボク、このままこの保育園にいたかった!あげは先生ともっと遊びたかった!」と素直になって本音を吐露する。あげはも再び涙を浮かべて「うん…先生ももっと一緒にいたかった。でも忘れないよ。一緒にたくさん遊んだ事も、美味しい給食食べた事も、こうやって手を繋いだ事も…」と答える。お別れしたくない。本当は淋しい。二人とも思いは同じだった。「ボクも忘れない、あげは先生の事。一杯遊んでくれてありがと…」と感謝を述べるたけるに、「まだまだ遊ぶよ、たけるくん!」と心からの笑顔を見せるあげは。雨はいつしか止んで、青空に変わっていた。
  • そこに一陣の風と共にスキアヘッドが現われ、キョーボーグを召喚する。以前のバッタモンダーと同じく、あげはを狙うためだけに無関係な保育園を戦場にしようとする態度に、「また保育園に来るなんて!」と怒るあげはは、「みんなの所へ行って、保育園から逃げるよう伝えられる?」と皆の避難を託し、たけるも「できるよ…ボク最強だから!あげは先生と同じだから!」と、その信頼に応えるべく走って行った。これで心置きなく戦えるとばかりに、あげはは駆け付けたツバサと共に変身する。
  • 木の葉型キョーボーグが乱射するどんぐりは、バリアを張ってもそれをかわして襲ってくる誘導ミサイルで、直撃を喰らったバタフライは傷だらけになり、遅れて加わったマジェスティ達も手こずる代物。しかし何かを閃いたバタフライは、「無茶だよ!」と制止するプリズムにウインクで応えながら、キョーボーグ目がけて突っ込んでゆく。
  • 避難場所で怯えて泣く年少組の子を「だいじょぶ、バタフライが守ってくれる。最強なんだ、いつも元気で優しくて…手がとっても温かいんだ!」と信じてくれるたけるに応えるがごとく、高々と飛び上がったバタフライは、発射されたどんぐりミサイルに対してバリアを張る。「バリアは効かぬ、学ばぬ奴だ」というスキアヘッドの言葉通り、やはりミサイルはバリアを避けてきたが、バタフライはトランポリンのようにバリアの上に飛び乗ってから更にジャンプする事で、ミサイル同士を相討ちにさせた。「絶対にみんなを守る…最強の保育士になるって決めたから!」そしてその勢いのままで加速して落下したバタフライプレスを決めて、最後はマジェスティックハレーションでフィニッシュ。凛として「二度と子供達のところに来ないで!」と言い放つバタフライに対し、スキアヘッドは無言のまま姿を消した。
  • たけるの母と祖母が迎えに来て、いよいよ別れの時がやってきた。そこでたけるの保母が、実はあげはが世話になった保育園時代の先生だったという事実が明らかに。不思議な縁に驚きながらも、祖母はここ数日落ち込んでいたたけるがすっかり元気になったのはあげはのおかげだと、「あの子の心に寄り添ってくれてありがとう。たけるにとって今のあげはちゃんは誰よりも素晴らしい先生だわ」と礼を言う。もう涙はなく、「先生、ボクもっともっと最強になるよ!」「うん、先生もたけるくんに負けないようもーっと最強になっちゃうから!」と、たけるとあげはは笑い合う。
  • 引っ越し先へ向かう電車の中から、たけるはあげはの愛車ピヨちゃんと、バタフライに変身したあげはの姿を見つけた。バタフライが「2つの色を1つに!ワンダホーにアゲてこ!何が出るかな?サプラーイズ!」とミックスパレットを操作すると、幻想的な無数の光り輝くちょうちょが現われた。サプライズな最後のプレゼントを眺めながら、たけるとバタフライは笑顔で手を振り合うのだった。

ひろプリ36話


■第37話

  • みんなでましろのアルバムを鑑賞。あげはと出会った頃のましろは人見知りで、話し掛けても恥ずかしがって目を合わせられないような子だったらしい。しかしどうやって仲良くなったのかが二人とも思い出せない為、そのルーツを探しに、ピヨちゃんを運転して皆を思い出の地まで連れてく行く。

ふたりは仲良し♡

  • 風に飛ばされたましろの帽子が木に引っ掛かり、あげはがよじ登って取ろうとしたが、帽子の中が気に入ったらしいシマリスがどんぐりを食べていたので、そのままにしておいたという出来事が二人の仲良くなったきっかけだった。

■第38話

  • 出番は少なく、台詞は「でも、どうして少年に頼んだんだろうね?」「少年!自信持っていこ!」「ここは?」「猛獣とか?」、Bパートに至っては「竜族ジュエルを守ってくれてるって知れば、スカイランドのみんなも協力して…」の一言のみ。

■第39話

  • 「みんなはハロウィンがどんな日か知ってるかな?」と尋ねるあげは先生に、「お菓子をもらえる日!」「面白い服を着る日!」「『トリック・オア・トリート』って言う日!」等々、ちゃんと知っていて元気に答える園児達。しかしそれだけではなく、「丘の上にあるお家は本物の魔女の家で、おばあちゃんと女の子と赤ちゃんと丸い鳥が住んでいる」事まで知っていて、「それ、うちじゃん!」と驚くあげはに、「じゃあ先生も魔女の仲間?カッコいい!」と畳み掛ける。
  • どうしてヨヨが魔女かと聞くと、「すっごく綺麗な青い石を集めてたし、鏡とお話ししてたし、赤ちゃんを浮かせてた」と、ことごとく見られていたらしい。
  • 「プリキュアの仲間」を騙るキュアパンプキンやキョーボーグが現われる騒ぎも、プリキュアの活躍で無事落着。しかしプリキュアの姿でヨヨからお菓子をもらう場面もしっかり園児達に目撃されており、「あげは先生んちのおばあちゃんは本物の魔女だったね!魔法でたくさんお菓子を出してくれたし、プリキュアとお話もしてたもんね!プリキュアも魔女の仲間なんだよ!」とはしゃぐ彼らに、あげはは冷や汗をかきっぱなし。

■第40話

  • テレビに映る結婚式の様子に興味を示したエルちゃんに「結婚っていうのは、大好きな人同士がこれからもずーっと仲良くしようねって約束する事かな」と説明。特に間違った説明ではなかったが、これが原因で今回の騒ぎが発生する。
  • エルちゃんがツバサと結婚すると言い出した。てっきり結婚式の真似事をしたいのかと思い、みんなで結婚式ごっこをするが、終わった後もエルちゃんはツバサから離れず、「けっこんちたの!」と言い続け、ツバサは狼狽しっ放し。かと思うと、ツバサの大事な本を隠し、見つかって渋々返す際に一転して「つばさ、だいっきらい!」と言い放つなど、エルちゃんが何を考えているか理解できず頭を抱えるツバサだったが、あげはにはその理由がわかっていた。
  • 最近ツバサは、スカイランド王から贈られた本に夢中で、一心不乱に勉強に励んでいたために、あまりエルちゃんに構ってあげられなかった。「でも、エルちゃんはちょっぴり淋しかったのかも。今までずっと一緒に遊んでくれてたツバサくんを、どこか遠くに感じちゃったんじゃないのかな?」だからエルちゃんはあげはが説明したように「ずっと仲良しでいたい」という意味で、「ツバサと結婚する」と言っていたのだった。あげはのアドバイスで全てわかったツバサはエルちゃんに謝罪、戦闘でもマジェスティと力を合わせてキョーボーグを撃破する。

■第41話

  • 近所からお裾分けの果物を食べ過ぎて「お腹がパンパンではちきれそうです」「苦しい…」とぐったりするソラとツバサを横目に、あげはは全くノーダメージでスタイルも変わらず、「昔からわたし、いくらでも食べられるんだよね」と意外な大食いキャラが判明。「恐るべし、異次元のお腹です…」とソラを慄かせる。

あげあげ☆いっぱいたべーる!


■第42話

  • シャララ隊長をソラシド市の観光に誘った際、あげはの服を貸し出すが、ギャル風ファッションのあげはには珍しい、大人のお姉さんチックな服だった。

あげシャラ ②あげは隊長

  • スキアヘッドの「愛するお方がそれを望んでいるからだ」という台詞について悩んでいたソラが、「一人で答えを出したい」と言ったのを聞き、ツバサが「ボク達に相談してくださいよ!」と食って掛かったが、あげはは「少年だって一人で頑張ってるでしょ、キラキラエナジーの研究。同じじゃない?ソラちゃんの気持ちはソラちゃんにしかわからない。ソラちゃんにしか答えを出せないと思わない?」と、やけに密着して色仕掛け調で強引に説得、ツバサも赤くなりながら理解して引き下がった。

■第43話

  • ましろが、食事中も考え込むくらい新作絵本の執筆に集中しており、「そのくらい真剣に描いてるんだもん、絵本コンテストも入賞間違いなしだね!」と褒めると、「コンテスト?あっ、そうだったね」と忘れていたかのような返事。「コンテストには忘れず出さなきゃだよ。ましろんの夢のチケットなんだから」と念を押したが、実際の所ましろの中では、コンテスト応募よりも、紋田のような人を元気づけたいという目的の方が大きくなっていた。
  • ところがその紋田の正体がバッタモンダーだったと発覚。そればかりか、スケッチブックを破きミラージュペンも奪って行ったと聞かされ、「あいつ、ましろんを騙して傷つけて!」とあげは達は怒り心頭。しかし当のましろは怒るより、一人孤独に自分の価値に思い悩むバッタモンダーを救いたいと言う。ましろがそう願うのならあげは達に異存はなく、一同はバッタモンダーの説得に臨んだ。

■第44話

  • 謎のトンネルが開いたとの報で、スカイランド東の草原へ。そこに佇んでいた女性はスカイランド城を眺めて「立派なものだな…悲しみの涙の上に建つスカイランドの城」と呟く。敵意を感じ取ったあげはが「あなた誰!」と問い質すと、女性は正体を現した。アンダーグ帝国の女帝カイゼリン・アンダーグが自ら出陣してきたのだ。
  • 先制攻撃を見舞ったカイゼリンは「プリンセス…300年待った。あの時の恨みを晴らさせてもらう!」と口にする。「エルちゃん、今の話…何か心当たりある?」と尋ねたが、エルちゃんは「ない!ぜんぜんわかんない!」とまるで覚えがない様子。しばしその目を見つめて嘘ではないと確信すれば、後は信じて守るのが『最強の保育士』の役目。笑顔で「OK!いくよ、みんな!」と変身するも、カイゼリンの強力な力の前にはマジェスティック・ハレーションも通じず、変身解除に追い込まれそのまま気絶。そしてエルちゃん・ソラ・ましろは過去のスカイランドにタイムスリップし、気を失ったままのあげはとツバサは置いてけぼり。

■第45話

  • 今日は「それって…」「そんな事があったんだ」の二言だけ。
  • しかし失神したまま過去編に取り残され、スカイ達が「300年前の事を見てきた」「今ならわかるから」「あなたとなら話し合えると」等々、目を覚ました自分とツバサに、よくわからない事を叫んでいても、とりあえず空気を読み、心を一つに合わせてマジェスティック・ハレーションを発動できたバタフライとウィングを評価する声も。

【45話】心を重ねて


■第46話

  • クリスマスはスカイランドに出かける為、保育園に行けない代わりに園児達に手紙を書いていたあげは。「みんな元気?クリスマス会思いっきり楽しんでる?先生、これから遠くまでちょっと旅に出ます。そこで大切なお友達を助けたいって思ってる。だって先生、最強だし!みんなもお友達を大切にね。最高にハッピーなクリスマスになりますように。あげは先生より」子供達への気遣いを見せる手紙が保育園で読み上げられていた頃、あげははPretty Holicのメーク道具等を荷物に入れ、スカイランドに出発。
  • アンダーグ帝国の侵攻を不安がって元気がない人々を励ますべく、『スリクマス』パーティーを開く事に。「こんな時こそパーティーで気分アガてかないと!」と、真っ先にテンションが上がる。スカイランドのサンタクロースがターサンという鳥だと知っても、「さすがスカイランド!サンタさんも鳥なんだ」と動じず。
  • そのターサンを手伝って、プリキュアの姿でプレゼントを配りに行く際は、ソリの上で「ワンダホー!」とはしゃぎまくる。配り終わった後は、「何か物足りないよね」とミックスパレットで雪を降らせ、「やっぱクリスマスには雪でしょ!」とご満悦。

■第47話

  • 伝説のプリキュア・キュアノーブルことエルレインと初対面。一番星としてスカイランドやプリキュアの事を見守っていた彼女は、こちらの事もよく知っており、あげはが「わたしの事は知ってます?」と尋ねると、「キュアバタフライ。みんなを守るために戦い、最強の保育士を目指す『アゲー』なプリキュア」と見事ご名答。「『アゲー』とか言うんだ。伝説なのに?」と喜ぶあげはに「イェイ♡」とピースにウインクで答えるノリのいい伝説のプリキュア。

「ナウいヤングだから!」

ひろプリ🛫 な一コマ

  • 決戦を挑んできたスキアヘッドは、スカイとマジェスティにもはや敵わぬと見て、二人を道連れに自爆しようとするも、失敗して瀕死に陥る。バタフライはミックスパレットで回復しようとするが、スキアヘッドは「よせ、わたしにその癒しの技は効かない」と治療を拒否し、カイゼリンへの愛を口にしながら消滅してしまった。そして現われたカイゼリンが明かした「300年前、キュアノーブルが裏切ってカイザーを手にかけた」という衝撃の事実を前に一同は絶句する。

■第48話

  • 復讐に燃えるカイゼリンは、大量のアンダーグ・エナジーを取り込んで巨大な怪物モンスターカイゼリンと化した。しかしあげはは「みんなしっかり!アンダーグ・エナジーとカイゼリンを切り離すよ!わたし達、どんなピンチだって乗り越えてきたじゃん?やろうよ!」と檄を飛ばす。愕然となっていた一同は気を取り直し、変身して戦闘を開始した。
  • プリズムはプリズムシャインを放つが、今のカイゼリンの心には光が届かず不発に終わる。鼻で笑ったカイゼリンは、スカイランド城を守るバリアに攻撃を加え、亀裂からランボーグが内部へと侵入し始めた。街が危ないと見たバタフライは、「スカイ、マジェスティ、ここはあなた達に任せる!わたしは街に戻ってみんなを守る!ウィングも一緒に!バリアを直せるのはあなただけだから。プリズム、あなたのプリズムシャインでカイゼリンを照らし出して!」と咄嗟の判断で、みんなに的確な指示を出した。
  • 「カイゼリンはわたし達が抑えます!」と果敢に飛んで行ったスカイとは対照的に、「でも、カイゼリンには効かなかったよ!」とプリズムは動揺を隠せない。だがバタフライは「それでも!闇に呑まれたカイゼリンの心を見つけ出す、それができるのは優しい光だけ。ましろん、あなたにならきっとできる!」と、プリズムを信じて叱咤した。勇気づけられたプリズムは今度こそ成功させるべくエネルギーをチャージし始め、バタフライはウィングを連れて街へ向かう。
  • アリリ副隊長とベリィベリーを取り囲むランボーグをバタフライキッスで撃退したものの、バリアのヒビはどんどん広がり、アンダーグ・エナジーが絶え間なく降ってくる。そして遂に穴が開き、ウィングの懸命のメンテナンスも間に合わないかに見えたが、バタフライはここで気合一閃、超大型のバタフライシェードで穴を塞いで、アンダーグ・エナジーの奔流を食い止めた。
  • しかし、アンダーグ・エナジーを押し返しながら技を出し続けるバタフライの負担は大きく、「無茶だ!体が持たない!」とウィングに制止されるが、バタフライは苦しい中でもいつものように強気な笑顔を作って見せた。「余裕、余裕!キュアバタフライはさ、みんなを守るプリキュアだから…ツバサくん、君の夢だって……守ってみせる!」
  • その思いに応えたウィングは修復を完了し、バリアは破壊を免れた。安堵して座り込んだバタフライは「やるじゃん、少年!」とウィングを褒める。「ここで『少年』はないんじゃないですか?」といつも通りの呼び方でなく、もうちょっと大人扱いしてほしそうなウィングに、バタフライは「アハハ…少年だよ。わたしにとってはこれからもずっと!」と、笑顔で返した。『少年』とは、決してからかっているのではなく、長く呼び慣れた信頼と愛情の証である愛称なのだから。

ひろがるスカイ!プリキュア 第48話

  • そしてプリズムもバタフライの信頼に応え、2度目のプリズムシャインとアップドラフト・シャイニングでカイゼリンを闇から救い出した。ところがそのカイゼリンの体を1本の槍が貫く。消滅したはずのスキアヘッドの仕業だった。

■第49話

  • 実はカイザーを手にかけたのはスキアヘッドで、カイゼリンは記憶を上書きされてキュアノーブルが裏切ったと信じ込ませられていただけという真相を知らされ、唖然となるプリキュア達。更にスキアヘッドはダークヘッドの正体を現し、決戦の地としてアンダーグ帝国へ誘い込もうとする。罠を承知の上で、一同はアンダーグ帝国へ突入。
  • トンネルの先には大勢のランボーグが待ち受けており、バタフライは「ようこそアンダーグ帝国へ!…って感じじゃないか」と軽口を叩きながらも、緊張は隠せない。しかし彼女は腹を括っており、地下への入り口を目指して走る一同に、「みんな、先に行って!」と促した。
  • 「あいつらが追いかけてきたら、後ろと前で挟み撃ちにされる。ここでわたしが食い止めとくよ!」と拳を握り締めるバタフライ。「そんな!」「一人残してなんて行けません!」と身を案じるプリズムやスカイにも「カイゼリンを助けるんでしょう?違う?」と、彼女はみんなのために一人で戦う覚悟を決めていた。
  • だがマジェスティが「でも!」と食い下がった時、ウィングが「ボクも残ります。悪い癖ですよ、もっとボクを頼ってくださいって言ったでしょう?」と割って入った。「ありがとう、正直ほっとしてる」と心細かった本心を吐露したバタフライは「心配いりません、ボク達は最強のコンビですから」というウィングの頼もしい一言に破顔一笑し、スカイ達を送り出した後、ランボーグの大群に立ち向かう。「ここは絶対に通さない!」
  • スカイとプリズムはダークヘッドを倒し、カイゼリンと和解。足止めを引き受けていたバタフライ・ウィング・マジェスティも無事合流し一件落着と思いきや、アンダーグ・エナジーの海からダイジャーグが出現した。しかし「あのさ、あんたの出番とっくに終わってるよ?」とバタフライは不敵に笑う。

■第50話(最終回)

  • バタフライの言う通り、"とっくに出番の終わった"ダイジャーグは最早プリキュアの敵ではなく、ソラシド市に逃亡し、人々を恐慌に陥れながら、新たな入れ物を探して街を徘徊する。その様子をテレビで見ていたたけるは「プリキュア…早く来て!」と祈っていた。
  • すかさず追いかけてきたプリキュア達はヒーローガールせかいパンチを炸裂させる。「わたし達は広がっていく!あんたを越えて大きく、広く!」そして続けざまのマジェスティック・ハレーションで、ダイジャーグは浄化され消えていった。「まだ信じられないや…」「終わったの?」「本当に終わったんだよね?」と半信半疑のウィング・マジェスティ・プリズムに、バタフライは笑顔で「終わらせたんだよ、わたし達で!」と太鼓判を押す。そしてスカイの「帰りましょう!わたし達の家へ!」との掛け声で、一同は虹ヶ丘家に凱旋した。
  • しかし戦いが終わったのなら、ソラ・ツバサ・エルはスカイランドに帰らねばならない。その旅立ちの日、ソラが学校で皆に挨拶し、ツバサとエルが部屋の掃除をしている頃、あげはは3人のキャラ弁を作っていた。

最終回のあげはさん妄想漫画

  • いよいよ別れの時が来た。ましろをハグして「あったかい…大好きだよ、ましろ」と言うエルに、「わたしもだよ、エルちゃん」と答えるましろの瞳に涙が浮かんでいるのを見たあげはは、湿っぽくならぬよう、大袈裟に二人に抱き着いて「わたしもどっちも大好き!」と笑って見せた。
  • そこでツバサが近づいて来た。

「あげはさん、お弁当ありがとうございます。向こうでいただきます」

「美味しいよ~!また食べたくなったら、いつでも遊びにおいで!」

「はい」

「で、少年、これからどうするの?」

「賢者を名乗るには、ボクはまだ知識も経験も足りていません。なので、しばらくスカイランドを旅して回って見聞を広めようかと」

「へぇ~、楽しそう!わたしも一緒に行きたいなあ。あっ、何なら車出す?…なんてね!」


淋しさなど微塵も感じさせず、明るく振る舞うあげは。だがツバサは別れの辛さが募って来たのか、ふっと俯いた。それを見たあげはは、夕焼け空に視線を移しながら、今一番の願い事を口にする。


「少年の夢が全部かないますように!」


  • それを聞いたツバサも、顔を上げた。

「ボク、あげはさんに言ってない夢が一つあるんです」

「なぁに?」

「あげはさんみたいにかっこいい大人になりたい!」


最高の褒め言葉にして最高の決意表明。あげはは満面の笑みを浮かべる。


「ボク達、いいコンビでしたよね?」

「うん、タイタニックレインボーは、わたしとツバサくんしかできない、最高で最強の技だった」

「はい!」


  • そこでエルがツバサを促す。見つめ合ったまま、何も言えずにいるソラとましろを二人きりにしてあげようという計らいだった。「行きましょう、プリンセス」「バイバイ、あげは!」トンネルの中に消えてゆくツバサとエルに、微笑んで手を振っていたあげはだったが、二人の姿が見えなくなると、その手は止まり、ゆっくりと下ろされた。

  • 翌朝、何と再びトンネルからソラ・ツバサ・エルが「遊びに来ちゃいました!」と現れた。感動の余韻台無し…などどうでもよしとばかりに、あげはとましろは大喜びでいつも通りの朝ごはんの支度に取り掛かるのだった。

関連イラスト

アゲ~☝️かわいい…今年も1年楽しみです。

センシティブな作品あげはお姉様


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